シュタビフーンについて【獣医師執筆監修】犬種辞典・犬図鑑
シュタビフーンの特徴について
オランダで鳥猟犬として活躍した犬種です
獲物を見つけるとポインティングを行ったうえでフラッシングと呼ばれる追い出しを行う鳥猟に使役してきた猟犬です。
そのため、優雅な外見ですが、活発で体力もあります。
狩猟犬時代の名残からか、好奇心が旺盛で、ターゲットを定めると獲物を追跡したりものを見付けることが得意です。
優雅な外見ですががっしりとした体格を持ちます
長い被毛や垂れた耳で一見優雅に見えますが、鳥猟で活躍してきた猟犬です。
がっしりとした骨格と重量感のある全身の筋肉が特徴的です。
性格は穏やかな個体が多いですが、元気で活発であり体力のある傾向があります。
シュタビフーンの性格について
明るくて楽しいことが大好きです
明るく好奇心旺盛な犬種です。
愛情深く、飼い主さんとも良好な関係性を築きやすい親しみやすさを持っています。
上品な容姿ですが、明るく活発で行動的なことがシュタビフーンの特徴です。
信頼関係が上手に築けると、家庭でも明るく楽しいパートナーになり得る犬種です。
愛情深い一面を持ちます
古くから使役犬として活躍していることもあり、上手に信頼関係が築けると、愛情深く接してくれます。
忠誠心のある個体も多く、飼い主さんと良いパートナーとして飼育できる可能性が高い子が多いです。
若齢のころから社会性を持たせることで、飼い主さん以外の人や動物にも慣らすことができる可能性が高いです。
役割や知育を取り入れて行動することで、体力的だけでない発散や満足感を得させることができます。
シュタビフーンの飼い方(日常の世話)について
充分な運動をしてあげましょう。
体格も大きく、高い運動能力を持つ犬種です。
室内にずっといることでストレスが溜まる可能性もあります。
充分な散歩時間を確保し、体を動かす時間を作ってあげてください。
歩く時間を長くするだけでなく、思い切り広い場所で走る機会も定期的に設けてあげると発散も出来て理想的です。
また、高い運動能力を持ち、瞬発性なども優れています。
逃走なども気を付けながら運動しましょう。
普段から体に触れられる関係性を築きましょう
長い耳や優雅な被毛が特徴的な犬種のため、こまめなお手入れが必要です。
普段から触られることをさせてくれない場合、お手入れができずに健康面でのトラブルにつながる危険性があります。
健康チェックのためにも、普段から飼い主さんが触ることに慣れてもらい、しつけの一環としても体に触れられるように習慣づけましょう・
シュタビフーンの歴史・起源について
オランダで鳥猟犬として活躍してきました
オランダが原産国の鳥猟犬として活躍してきた犬種です。
スペインから持ち込まれたスパニエル犬種が起源と言われています。
地元の土着犬と交配させながらシュタバイフーンという犬種が定着したとされています。
ポインティングと呼ばれる獲物を探し出すことだけでなくフラッシングと呼ばれる追い込みも役割として担う犬種です。
厳しいブリーディングプランによって品種の管理がされています
国外では珍しい犬種ですが、オランダ国内では愛されている犬種です。
しかし、厳しいブリーディングプランが設けられており、品種の管理が厳しく行われています。
FCIと呼ばれる国際畜犬連盟での登録がされている犬種です。
シュタビフーンの気を付けたい病気について
耳の病気に注意
垂れた耳により湿度の高い時期の蒸れや脂っぽくなることで起こる外耳炎や、さらに波及すると内側の部分で起こる中耳炎や内耳炎などに進行することがあります。
耳のケアを定期的に行うこと、湿度の高い時期はヘアバンドなどで耳を持ち上げて通気を良くすることや、首を振ったり耳を気にするなどの変化が見られたら受診するよう心がけるなどすることで悪化することを防げます。
飼育頭数の少なさゆえの未知の部分に注意を
国内だけでなく、世界でも飼育頭数の少ない犬種です。
犬種の体質やかかりやすい病気などの傾向がわかりづらい部分があります。
若齢のうちからこまめに健康診断や健康チェックを定期的に行い、個体の健康状態を把握してあげてください。
何か変化があった場合に相談できる専門家として、信頼できるかかりつけの獣医さんを見つけておくと安心です。
シュタビフーンの価格相場について
国内ではほとんど流通していない犬種です
国内での飼育頭数は少なく、繁殖を行なっているブリーダーもほとんどいない犬種です。
そのため、ペットショップやブリーダーを探して購入することが難しいことが多いです。
海外での繁殖を行なっているブリーダーとつながりのあるペットショップやブリーダーを通じて海外からの輸入を検討する必要がある可能性が高いです。
海外からの輸入の場合にかかる費用
国内でのブリーダーやペットショップで購入することが難しい場合、海外で繁殖を行なっているブリーダーからの輸入を検討しなければいけません。
その場合、それぞれの国での出入国での手続きや空輸の費用などが生体の価格と併せて必要になります。
また、海外のブリーダーとのやり取りなども含めて代行業者に依頼する場合は手数料も必要になる可能性が高く、高額になるケースも多いです。
獣医師から見たシュタビフーンを飼う際のアドバイス
被毛や皮膚のケアをこまめに行って清潔に保ちましょう
優雅な被毛が特徴的な犬種です。
こまめにブラッシングをして、いらない毛を除去する必要があります。
毛玉になると熱がこもり、皮膚疾患につながる恐れもあります。
こまめにブラッシングやシャンプーを自宅でも可能な限り行なってあげてください。
垂れた耳も、こまめなケアを怠ると外耳炎につながる危険性があります。
耳の毛のもつれの確認や耳の中のにおいの確認を健康チェックの一環として欠かさず行うよう心がけましょう。
食事の管理を行なってあげましょう
好奇心旺盛で食べることが好きなシュタビフーンは肥満になりやすい犬種であると言えます。
肥満になると、四肢に大きな負担をかけてしまう可能性があります。
食事の質や量は個体によって適切なものに調節して与えましょう。
また、空気を一緒に吸い込むような早食い行動が見られる場合、早食い防止の食器を使用するなど工夫するようにしてください。
食事制限によって、異物に対して好奇心を持ち食べてしまうという誤食トラブルにも注意が必要です。
適切な量をストレスのないよう与えてあげる心がけをしましょう。
シュタビフーンの飼育チャートについて
性格は賢く、攻撃性も低いため、信頼関係が築けると一緒に過ごしやすい犬種と言えるでしょう。
ただし、お手入れの大変さや体を動かす時間を設けるなど、犬のために割く時間はより多く必要な犬種です。
また、日本では珍しい犬種です。
犬種ならではの性質をよく勉強してきちんと理解しながら一緒に生活することが求められます。
犬と向き合い、より多くの手間や時間をかけてあげられる飼い主さんとであればとても良いパートナーになってくれる可能性が高いです。
| 初心者 | 1 初心者には非常に飼いづらい |
|---|---|
| しつけ | 3 しつけはやや難しい |
| お手入れ | 1 お手入れは非常に難しい |
| 気性 | 5 気性は普通程度 |
| 多頭飼育 | 5 多頭飼育のし易さは普通程度 |
| 散歩 | 1 必要な散歩量は非常に多い(2.5~3時間程度) |
| 病気 | 2 病気にはやや弱い |
| 抜け毛 | 5 抜け毛の量は普通程度 |
| 吠え方 | 1 非常に吠える |
| におい | 1 非常に臭う |











