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監修: 葛野 宗 獣医師
[記事公開日]  [最終更新日]
[ 目次 ]

ボストンテリアの特徴について

特徴的な体形

四角い頭、筋肉質の引き締まった体、とがった耳など特徴的な体形をしています。

毛色も白いマーキングが特徴的で、このマーキングに加えて黒・シール・ブリンドルの3パターンから成ります。

小型ですが、筋肉質で力強いイメージのある犬種です。

かわいらしい顔つき

イングリッシュテリアとブルドッグを交配して産まれたのがボストンテリアです。

短い鼻と少し離れたまん丸の大きな眼、四角い頭というかわいらしい顔つきも特徴です。

ボストンテリアの性格について

温和で生活しやすい性格

アメリカ犬界の紳士という呼び名があるほど、温和で人懐こい性格をしています。

友好的で明るい性格なので、信頼関係が築ければ良いパートナーになるでしょう。

利口ですが頑固な一面もあります

高い知能を持ちますが、頑固な一面もあります。

また、テリアの血を引くため、興奮をしやすいなどの特性もあります。

きちんとしつけをして、興奮や欲求を制御できるよう、心がける必要があります。

ボストンテリアの飼い方(日常の世話)について

特に熱中症には注意しましょう

短いマズルが特徴的ですが、鼻腔の狭い個体や体温調整が苦手な個体も多いです。

普段ボストンテリアのいる場所には室温計や湿度計を設置して、高温多湿になっていないか注意することや、夏場のエアコンでの冷却などの注意が必要です。

興奮などから呼吸器トラブルにつながることも多いので、普段から呼吸の様子を観察する習慣を付けておくと安心です。

こまめなお手入れを

短毛でトリミングなどの必要はありませんが、脂分泌のバランスや皮膚のデリケートさから、皮膚トラブルにつながる個体もいます。

トラブルの予防及び早期発見のために、家庭でもこまめにお手入れが出来ると安心です。

特に顔周りにしわの多い個体は、汚れがしわにたまりやすく、雑菌が繁殖することで皮膚炎につながる可能性があります。
しわの部分にも指やガーゼを入れてしっかりお手入れをしてあげることをおすすめします。

ボストンテリアの歴史・起源について

アメリカ原産の長く愛される犬種

アメリカでイングリッシュテリアとブルドッグを交配させて作られた犬種で、1800年代後半に初めて作られましたが、徐々に小型化し、現在の形に落ちつきました。

アメリカでは長く愛玩犬として親しまれています。

比較的新しい犬種です

1890年代に正式な犬種として認められましたが、最初の交配を行ってから作出するまでに短期間だったため、アメリカンケネルクラブは登録を認めるまでに慎重な姿勢だったと言われています。

1920年代にヨーロッパへ紹介されたことで、世界への広がりを見せました。

ボストンテリアの気を付けたい病気について

短頭種特有の病気に注意

短いマズルの顔のつくりをした犬種を短頭種と呼びます。

この特徴的な顔のつくりが原因となり、軟口蓋過長や鼻腔狭窄など気道が狭くなったりふさがってしまって呼吸器トラブルが起こることがあります。

呼吸器の異常はしにもつながる危険性があるので、普段から呼吸の状態について注意深く観察する習慣をつけると安心です。

皮膚トラブルに注意

顔のしわや皮膚のデリケートさなどで皮膚炎を繰り返しやすい個体もいます。

こまめなケアや皮膚質を改善するためのサプリメント、ドッグフードなどでサポートしてあげることをおすすめします。

皮膚トラブルは死に直結することは少ないですが、かゆみや違和感など犬の体に負担をかけてしまうことも多いです。

早期に発見してあげられるようこまめにチェックもしてあげてください。

ボストンテリアの価格相場について

40万円前後になります。

小型犬種の中では少し価格が高く30万円台後半から40万円前後になることが多いです。

体格の大きさなどによって価格は異なり、血統の良い個体は価格がもっと上がることもあります。

最近ではペットショップで見かける機会も

日本でも最近飼育している家庭も増えて、ペットショップで出会い機会も増えてきました。

しかし、一般的な小型犬種と比較すると、まだまだペットショップで出会う機会は少ない犬種と言えるでしょう。

たくさんの個体と出会えるのは、ボストンテリアのブリーダーから迎える方が選択肢が広がる可能性が高いです。

獣医師から見たボストンテリアを飼う際のアドバイス

健康面の管理には気を付けましょう

短頭種特有の呼吸器疾患、皮膚トラブル、関節への負荷、熱中症のなりやすさなど健康面で配慮すべき点が、他の犬種と比較すると多い犬種です。

日常的に健康チェックを行う習慣をつけましょう。

呼吸器トラブルや熱中症などは死に至る危険性もあるため、注意が必要です。

寝ている間に呼吸数も確認する習慣があると、健康な時の呼吸数を把握できるので、異常があった時に気づきやすくなります。

過ごしやすい環境に整えてあげてください

暑さに弱く、寒さにも決して強くない犬種です。

室内では、ボストンテリアのいる場所の室温や湿度を把握して、快適に過ごせるようエアコンをつけてあげたり、散歩時の時間も負担の無い時間帯にするなどの配慮が必要です。

ボストンテリアの飼育チャートについて

性格は明るく快活で、とても飼育しやすい犬種と言えるでしょう。

皮膚トラブルや、短頭種特有の呼吸器疾患や熱中症のなりやすさなど、健康面で気を付けるべき点が多いことや、なりやすい疾患の多さなどの点では注意することが多く、初めて犬と生活する人には難しく感じるかもしれません。

保険への加入や、信頼できるかかりつけ医を見つけることなどで、この犬種との生活の難易度を下げる解決方法になる可能性があります。

初心者  3 初心者にはやや飼いづらい
しつけ  5 しつけのし易さは普通程度
お手入れ  5 お手入れのし易さは普通程度
気性  5 気性は普通程度
多頭飼育  7 多頭飼育はややし易い
散歩  5 必要な散歩量は普通程度(30分~1時間程度)
病気  2 病気にはやや弱い
抜け毛  5 抜け毛の量は普通程度
吠え方  5 吠え方は普通程度
におい  7 あまり臭いがない
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