ジャーマンシェパードの特徴について
実は愛情深く穏やかです
大きくて怖そうなイメージのあるジャーマンシェパードですが、実は愛情深く穏やかな犬種です。
飼い主さんと信頼関係が築けると、従順で愛情深く接します。
良好な関係が築けていると、しつけの際にも忠実に指示に従う傾向があります。
強靭な筋肉と持久力を持ちます
警察犬としての活躍で知られるように、様々な場所で使役犬として活躍しています。
強靭な筋肉と持久力を持ち、ジャンプ力もあり走るスピードも速いです。
恵まれた肉体の特性から、優れた運動能力を持つ個体が多いです。
ジャーマンシェパードの性格について
勇敢で責任感が強いです
どんなことでも勇敢に自分の責任を最後まで遂行しようとする意志を持ち、粘り強く仕事をやり遂げることのできる犬種です。
また、人間の言うことを聞くだけではなく、自分で状況を察知し、判断できる賢さがあります。
使役犬としての仕事だけでなく、家庭でも飼い主さんと信頼関係が築けると、指示を忠実に守れる性質を持っています。
忠誠心が強く愛情深いです
使役犬として活躍することからもわかるように、忠誠心が強く愛情深い犬種です。
警戒心は強いですが、自分で判断する賢さも持つため飼い主さんを含め社会環境に適応できるよう若齢の頃からしつけを行ない慣らしてあげてください。
良好な関係が築けると、愛情深く接し、忠実に慕ってくれるでしょう。
ジャーマンシェパードの飼い方(日常の世話)について
充分な運動をしてあげましょう
体格も大きく、高い運動能力を持つ犬種です。
室内にずっといることでストレスが溜まる可能性もあります。
充分な散歩時間を確保し、体を動かす時間を作ってあげてください。
また、個体の関節の状態などにより、適切な運動量は様々です。
過度の運動になると関節などに負担がかかる恐れもあるので、かかりつけの先生と相談しながら適切な運動量を維持するよう心がけましょう。
暑さに気を付けてあげてください
寒さに強く暑さに弱い犬種です。
大型犬なので、飼育するスペースを確保するために外での飼育が考えられる場合があるかもしれませんが、暑さには弱い犬種であるため、注意が必要です。
特に暑い夏は、熱中症や体への負担を考慮して、エアコンでの温度管理が出来る室内での管理をおすすめします。
また、運動量が必要な犬種ですが、熱中症の予防のために暑くなる時間帯を避けての散歩などの配慮が必要です。
ジャーマンシェパードの歴史・起源について
意外と新しい犬種です
19世紀初期にドイツで作出されました。
その後もより厳しいルールを設定し、歴史としては新しく現代まで短期間ですが、優秀な個体を繁殖し続けてきました。
より高い能力を持つ使役犬の作出が目的でした。
警察犬や軍用犬などの使役犬として優秀な犬種を作出するということが、最終的な目標となり、現在の形であるジャーマンシェパードが完成しました。
より優秀な犬ということで、正確な体躯構成、しっかりした気質、性格の良いことなどが重視されています。
ジャーマンシェパードの気を付けたい病気について
胃拡張胃捻転症候群に注意
ジャーマンシェパードのように胸が深い犬種は、胃拡張胃捻転症候群に注意が必要です。
食事の際に空気を一緒にたくさん吸い込んだり、食後すぐに激しい運動をした場合などに起こりやすくなるとされています。
手術の必要な病気で、ひどい場合死につながる危険性もあります。
日常的な行動の中で予防を行い、腹部の膨満感や呼吸の異常、行動の変化など見られたらすぐに受診してあげてください。
膵外分泌不全に注意してあげてください
膵外分泌不全とは膵臓が十分な消化液を分泌できないために消化不良に陥ってしまう病気です。
ジャーマンシェパードは遺伝的にこの病気になりやすいと言われています。
この病気になり、充分に栄養吸収が出来なくなることで、衰弱し死に至る危険性もあります。
白っぽい下痢が続くなどの変化があったら早めに受診をするよう心がけましょう。
ジャーマンシェパードの価格相場について
40万円から60万円くらいの価格になります
大型犬であるため価格は高めです。
血統によっては価格相場よりも高くなる個体もいます。
また、毛色によっては価格が高くなる場合もあります。
ペットショップよりもブリーダーからの購入の方が一般的
ほとんどペットショップで出会える可能性は低い犬種です。
大型犬種のため、繁殖に要するスペースも必要なため、ジャーマンシェパードに限らず大型犬種を繁殖する場合、郊外を繁殖場にするブリーダーが多い傾向があります。
繁殖を行なっているブリーダーを探して、見学や購入に行く流れになるケースが多いです。
獣医師から見たジャーマンシェパードを飼う際のアドバイス
大型犬種を飼育する準備が必要です
体格が大きいため、飼育に必要なスペースも、食べるごはんの量も、かかる医療費も小型犬と比較すると倍以上になります。
飼育することを決める前に、充分な準備が出来るのか、大型犬の生活を維持することが可能なのかなどをしっかりと考えて決める必要があります。
同時に犬と向き合う時間や手間も多くかかる傾向があります。
大型犬種と暮らせる生活なのか充分に考えたうえで迎えてあげてください。
しつけは充分に行いましょう
攻撃的な犬種ではありませんが、警戒心や恐怖が攻撃に代わってしまう場合もあります。
その場合、大型犬のため、力も強く顎も大きく、けがが大きな問題につながってしまう危険性があります。
飼い主さんが制御できるよう、普段から厳しくしつけをおこないましょう。
また、どんなにやさしい愛犬であっても、社会には大型犬が怖いと感じてしまう人もいます。
犬が苦手な人のことも配慮しながら生活することが大切です。
ジャーマンシェパードの飼育チャートについて
大型犬であるジャーマンシェパードが充分に生活できるスペースやごはんなどを確保しながら、高い運動能力を持て余さないよう発散させる時間を設けるなど、犬に費やす費用や時間が多く必要な犬種です。
また、しつけも制御できない状態だと、大きなけがを負わせてしまうようなトラブルにつながることもあり得ます。
初めて犬と暮らす場合には気を付けることや、しなければならないことが多く、難しい犬種と言えるでしょう。
しつけなどはトレーナーなどのプロの力を借りながら関係を築くことが必要な場合もあります。
初心者 | 1 初心者には非常に飼いづらい |
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しつけ | 1 しつけは非常に難しい |
お手入れ | 3 お手入れはやや難しい |
気性 | 5 気性は普通程度 |
多頭飼育 | 3 多頭飼育はやや難しい |
散歩 | 1 必要な散歩量は非常に多い(2.5~3時間程度) |
病気 | 5 病気への強さは普通程度 |
抜け毛 | 5 抜け毛の量は普通程度 |
吠え方 | 1 非常に吠える |
におい | 5 臭いは普通程度 |