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Youtube 病気辞典
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監修: 葛野 宗 獣医師
[記事公開日]  [最終更新日]
[ 目次 ]

ロットワイラーの特徴について

噛む力は強いです

マズルは太く、顎の力も強いです。

攻撃的な犬種ではありませんが防衛力が高く、警戒心も強いため、危険を感じた場合に噛む行動に出る可能性が高いので注意が必要です。

強い顎の力で噛むと大きな事故になってしまう危険性があるので、制御できるようにしつける必要があります。

元々の尾は長いです

断尾をして短い尾の個体もいますが、元々は長い尾を持ちます。

断尾とは麻酔などをかけて若齢のうちに尾を短くする手術のことです。

最近では動物愛護の観点から、行わない場合も多いです。

ロットワイラーの性格について

番犬として理想的な性格

警戒心が強く、勇敢な性格を持ちます。

ふるまいは堂々としていて、自信に満ちあふれています。

飼い主には忠実で、聡明であるため指示には従える能力を持っています。
頑固な性格の個体もいるため、しつけには注意が必要です

実は優しい一面も

忠誠心があり、良好な信頼関係が築けると飼い主のことは守ろうとしたり、愛情深く接します。

また、普段は落ち着いていて、信頼していれば子供も好きな一面もあるので、海外では家庭犬として愛されている犬種です。

ロットワイラーの飼い方(日常の世話)について

しつけは充分に行いましょう

防衛能力の高さが評価されていることからわかるように、警戒心が強く、勇敢で、家族以外の人間や動物に友好的な犬種ではありません。
警戒心や本能的な判断で攻撃につながる可能性もあります。

体が大きく力も強いため、大きな事故につながる危険性もあるので注意が必要です。

飼い主さんが制御できるよう、普段から厳しくしつけをおこないましょう。

また、どんなにやさしい愛犬であっても、社会には犬が嫌いだったり、大型犬が怖いと感じてしまう人もいます。

犬が苦手な人のことも配慮しながら生活することが大切です。

皮膚ケアもこまめに行いましょう

短毛ですが、活発さによって汚れるためたり、抜け毛の量をコントロールすることが必要な場合もあります。

こまめにシャンプーをして被毛や皮膚を清潔に保ったり、ブラッシングなどの日常的な手入れをこまめにしながら皮膚チェックを行ってあげることが大切です。

また耳が垂れているため、蒸れる時期は外耳炎にも注意が必要です。

ロットワイラーの歴史・起源について

最古の犬種の一つです

起源はローマ時代までさかのぼります。

家畜を追い立てる役割や護衛として飼育され、ローマ軍とともにアルプス山脈を越えたと言われています。
ローマ軍では人間を護衛し一緒に移動する家畜を追い立てる役割をしていました。

その後、ドイツのロットワイル地方に定住し、その土地固有の犬と自然な交配を行い、ロットワイラーとして名づけられました。

警察犬としての適性

20世紀初頭には警察犬として試験され、警護能力の高さなどが認められ、警察犬として大変適性があることが明らかになり、1910年には警察犬として正式な承認を受けました。

警察犬や牽引犬などの使役犬としても活躍していますが、家庭犬としても愛されている犬種です。

ロットワイラーの気を付けたい病気について

胃拡張胃捻転症候群に注意

体型や食事の際の興奮などから、ロットワイラーは胃拡張胃捻転症候群に注意が必要です。

食事の際に空気を一緒にたくさん吸い込んだり、食後すぐに激しい運動をした場合などに起こりやすくなるとされています。

手術の必要な病気で、ひどい場合死につながる危険性もあります。

日常的な行動の中で予防を行い、腹部の膨満感や呼吸の異常、行動の変化など見られたらすぐに受診してあげてください。

股関節形成不全などの関節の病気に注意

先天的な股関節形成不全などの股関節の形状が異常になる疾患が起こりやすいとされています。
歩き方や座り方に変化を感じたら受診をしましょう。

また、日常生活の中でも、肥満やすべりやすいフローリングの床などの環境は関節への負担をかけます。
後天的な靭帯の異常などにつながる可能性も高いです。

ロットワイラーは屈強な体形のため、筋肉量も多いですが、体重が増えすぎると関節に負担になります。
肥満にならぬよう、食事量をコントロールし、滑りにくい床にするなどの配慮をしてあげてください。

ロットワイラーの価格相場について

20万円から40万円くらいの価格になります

大型犬であるため価格は高めです。

血統によっては価格相場よりも高くなる個体もいます。
ただし、珍しい犬種であるため、あまり価格や性格、容姿などで比較できる選択肢は少なくなる可能性が高いです。

ペットショップよりもブリーダーからの購入の方が一般的

ペットショップで出会える可能性は低く、繁殖を行なっているブリーダーも限られる犬種です。

大型犬種で繁殖に要するスペースも必要なため、ロットワイラーに限らず大型犬種を繁殖する場合、郊外を繁殖場にするブリーダーが多い傾向があります。

繁殖を行なっているブリーダーを探して、見学や購入に行く流れになるケースが多いです。
日本国内で飼育頭数もあまり多くない犬種であるため、繁殖しているブリーダーも人気犬種と比較すると少なめです。

獣医師から見たロットワイラーを飼う際のアドバイス

大型犬種を飼育する充分な準備が必要です

体格が大きいため、飼育に必要なスペースも、かかる医療費も小型犬と比較すると倍以上になります。
日常を普通に過ごすだけでも、体の大きさと被毛の薄さから、小型犬ではできないような床ずれが、できやすく床材にも配慮するなどの大型犬特有のトラブルも起こり得ます。

飼育することを決める前に大型犬の性質を理解した上で、配慮しながら生活維持をすることが可能なのかなどをしっかりと考えて決める必要があります。

同時に犬と向き合う時間や手間も多くかかる傾向があります。

大型犬種と暮らせる生活なのか充分に考えたうえで迎えてあげてください。

運動量を充分に確保しましょう

体も大きく、体を動かすことが好きな犬種です。

散歩の時間は長めに確保してあげてください。

また、ただ散歩をするだけでなく、広い場所で思い切り走らせたり、飼い主さんの指示に従わせながら一緒にスポーツをするなどバリエーションを作った方が、より発散をさせられる可能性が高いです。

一緒にスポーツをすることで、絆が深まりより良い関係性を築けるきっかけになるので、積極的に時間を作ってあげましょう。

ロットワイラーの飼育チャートについて

防衛力や警戒心の強さなど、犬種ならではの性質をきちんと理解しながら一緒に生活することが求められます。
体も大きく力も強いため、飼い主さんが精神的にも肉体的にも制御できるようになる必要があります。

また、攻撃力の高さから、相手を死に至らしめる事故を起こすこともある犬種です。
飼い主さんには大きな責任が伴うことを理解し、自分自身の飼育の適正を慎重に判断たうえで決断してから迎えましょう。

犬の性質やしつけについて正しい知識を頭に入れ、訓練士など信頼できる専門家に頼れる環境かどうかもよく考えた上で、家族に迎えることが大切です

初心者  2 初心者にはやや飼いづらい
しつけ  2 しつけはやや難しい
お手入れ  4 お手入れのし易さは普通程度
気性  3 気性はやや荒い
多頭飼育  3 多頭飼育はやや難しい
散歩  2 必要な散歩量はやや多い(2~2.5時間程度)
病気  5 病気への強さは普通程度
抜け毛  3 抜け毛はやや多い
吠え方  2 やや吠える
におい  5 臭いは普通程度
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