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監修: 葛野 宗 獣医師
[記事公開日]  [最終更新日]
[ 目次 ]

犬のキシリトール中毒とは

キシリトールを摂取することで中毒を引き起こすことがあります。

キシリトールは、近年の注目されている毒物の1つであると言え、食物、ガム、キャンディー、デンタル製品などに含まれる人工甘味料の一種であり、犬が摂取してしまう可能性があります。摂取されたキシリトールは消化管から吸収され、摂取から30分後に最高血中濃度に達します。そしてインスリンの分泌を刺激することで低血糖症を引き起こします。

犬のキシリトール中毒の症状とは

低血糖症および肝障害が生じる可能性があります。

キシリトール中毒の臨床症状としましては、低血糖症および肝障害、またはその両方によって生じている可能性があります。最初の臨床症状としましては、嘔吐がしばしば報告されています。下痢などの胃腸障害や腸内ガス産生を生じることもあります。

一般的に、低血糖症に伴う臨床症状は1時間以内に発症します。キシリトールによる急激な低血糖症は、傾眠、運動失調、虚脱、痙攣発作を引き起こします。また、摂取から9~72時間後に点状出血や紫斑、黒色便などの消化管出血を含めた凝固障害を伴う肝機能障害の症状が現れることもあります。

血液検査では、低血糖または高血糖を認めることがあります。高血糖は、大量のインスリン分泌に続発するソモギー効果を引き越している可能性があります。肝障害を引き起こしている場合は、ALTやALPの上昇が認められることがあります。

犬のキシリトール中毒の原因とは

キシリトールが原因となります。

キシリトールはインスリンの分泌を刺激することで低血糖症を引き起こします。犬では0.1mg/kgを超える摂取量で低血糖症を引き起こす可能性があり、0.5mg/kgを超える容量で肝毒性に関連することが示唆されています。しかしながら、0.5mg/kgを超える容量で肝毒性を示さない犬も多く存在することから、用量依存性というよりも特異的である可能性もあります。
現状ではキシリトールが肝障害を引き起こす過程は解明されていませんが、活性酸素の生成の増加、またはそれに続発するアデノシン三リン酸の枯渇が原因であると考えられています。

犬のキシリトール中毒の好発品種について

全犬種で好発します。

キシリトール中毒の発症には、年齢、性別、犬種差は無いとされています。

犬のキシリトール中毒の予防方法について

キシリトールを含む食品を食べさせないようにしましょう。

犬は好奇心が強く、中毒物質なのかを判断できないため、飼育環境中に犬が届く場所にキシリトールを含む食品を置かないようにしましょう。

犬のキシリトール中毒の治療方法について

治療

キシリトール中毒に対する特定の治療はありません。摂取から30分以内で症状が現れるため、臨床症状が認められない場合はトラネキサム酸などによる催吐処置を実施すべきです。しかしながら、摂取後短時間で嘔吐や低血糖などの症状を認めることから、摂取直後でなければ催吐処置は適応となりません。また、活性炭はキシリトールの吸着率が低いことからあまり推奨されていません。

低血糖症を認める場合は、グルコース液の静脈内投与により改善しますが、グルコース液投与後も入院して1~2時間の間隔で血糖値の測定を実施します。血糖値が60mg/dLを下回ると意識障害などの臨床症状を認めることから、グルコース液投与後も症状の改善が認められない場合は血糖値の再測定を必要とします。

肝障害を認める場合は、肝保護薬、抗酸化薬の投与を検討する必要があります。血液凝固障害や貧血が進行している場合は、血漿輸血もしくは全血輸血の必要性を検討します。重度肝不全を認める場合は、栄養サポートや集中的なモニタリングが推奨されます。

予後

肝臓またはその他の臓器機能障害が最小限で低血糖症のみであれば、犬の予後は良好とされています。肝機能障害がある場合は、より慎重な評価が重要となります。劇症肝不全の場合は、症状の程度により重篤化する可能性があります。

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