[記事公開日] [最終更新日]
[ 目次 ]
葉酸について
血液を作る働きを助けて腎臓の健康を保つ
葉酸は緑茶やブロッコリーなど緑の葉の野菜に多く含まれる水溶性ビタミンの一種で、血液を作る働きが期待できます。腎臓機能の低下により貧血を起こすことがありますが、血液を作る働きを助けることで、血液をろ過する腎臓機能をサポートします。
【執筆獣医師】葛野 莉奈
【経歴】麻布大学獣医学部卒。横浜市内の動物病院
「かどのペットクリニック」院長。
【経歴】麻布大学獣医学部卒。横浜市内の動物病院
「かどのペットクリニック」院長。
犬猫にとっての葉酸とは
腎臓にダメージを負ったときに起こりうるのが「貧血」です。
腎臓は血液を作り出す造血ホルモンを分泌していますが、ダメージを受けるとそれが出来なくなり、赤血球が減り、貧血になりやすくなります。
赤血球は酸素を運搬する役割を担うため、貧血が起こると全身の細胞に酸素の運搬ができなくなり、命の危険に関わることもあります。
貧血になると、あまりごはんを食べなくなったり、寝ている時間が増える、歯茎の色などの粘膜が白っぽくなるなどのサインが見られます。
「葉酸」は緑茶やブロッコリーなどの緑の葉の野菜に多く含まれる栄養素で、健康な血液を作るサポートをしてくれることが期待できます。
そのようなサインにいち早く気付いてあげつつ、葉酸のような、腎臓や造血の時にサポートをしてくれる成分を積極的に取り入れることが大切です。