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BCAAについて

3つのアミノ酸が肝臓の健康を維持

BCAAとは分岐鎖アミノ酸と呼ばれるバリン、ロイシン、イソロイシンという必須アミノ酸の総称です。筋肉で代謝されるため、BCAAを摂ることで普段からさまざまな物質の代謝や解毒を担っている肝臓の負担を減らし、肝臓の健康維持をサポートします。

【執筆獣医師】葛野 莉奈
【経歴】麻布大学獣医学部卒。横浜市内の動物病院
「かどのペットクリニック」院長。

犬猫にとってのBCAAとは

BCAAとは分岐鎖アミノ酸と呼ばれる、バリン、ロイシン、イソロイシンという3つの必須アミノ酸の総称です。

BCAAはタンパク質の代謝でよりスムーズに行うためには欠かせないアミノ酸です。

肝臓がダメージを負うと、BCAA以外のアミノ酸は肝臓で代謝されずに血中濃度が増加しますが、BCAAは筋肉で代謝されるので血中濃度が低下してしまいます。
すると、アミノ酸のバランスが崩れ、最も低いアミノ酸のレベルでしかタンパクの代謝が行えないことになり、体に大きなダメージが与えられてしまうことがあります。

また、肝臓でダメージを負った際は、解毒できなくなった老廃物が筋肉で代謝されるようになり、そこでまたBCAAが消費され、体内のアミノ酸のバランスもダメージを受けてしまいます。
BCAAを補給することで肝臓の代謝をサポートし、健康に維持できることで全身の健康にもつながります。

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