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ビタミンAについて
ビタミンAとはレチノールやレチナール、レチノイン酸の総称で脂溶性ビタミンに分類されます。 眼や皮膚の粘膜の健康的な維持や粘膜表面の抵抗力のサポート、視力の維持などの働きが期待されます。 植物に多く含まれるとされるカロテンはビタミンAの前駆物質とされており、体への摂取後に腸の細胞でビタミンAに変換されます。
【執筆獣医師】葛野 莉奈
【経歴】麻布大学獣医学部卒。横浜市内の動物病院
「かどのペットクリニック」院長。
【経歴】麻布大学獣医学部卒。横浜市内の動物病院
「かどのペットクリニック」院長。
犬猫にとってのビタミンAとは
網膜の色素の構成成分であるため視力の健康的な維持や、暗い空間での視力を正常にするために不可欠な成分です。
また、皮膚のターンオーバーや皮脂分泌の調節にも関連するため、健康な皮膚の維持をするためにも欠かせません。
若々しい被毛の維持にも大切な成分とされています。
犬はカロテンからのビタミンAへの変換が可能ですが、猫は変換に必要な補酵素の欠如から直接ビタミンAを摂取する必要があることで知られています。