ウィズぺティ
初めての方へ会員登録ログイン買い物かご
TOP > 獣医師インタビュー
獣医師インタビュー vol. 010
猫の腎臓の病気について
寿命が延びた分、
気になるのが「腎不全」です。
石村 獣医師
シリウス犬猫病院 | 石村 獣医師
ここ何年かで、ワンちゃんやネコちゃんの寿命が延びたと いわれています。寿命が延びた分、気になるのが「腎不全」です。 特に高齢になったネコちゃんの腎・泌尿器疾患を心配するオーナー様も多いと思います。そこで川崎市中原区にあるシリウス犬猫病院の石村先生にネコちゃんの腎・泌尿器疾患について、そしてウィズペティの「毎日腎活 活性炭&ウラジロガシ」についてお話を伺ってきました。

ペットは家族の一員として大切に育てられるようになった現代。犬猫の平均寿命は人間と同様に延び続けており、高齢化が進んでいます。
しかし高齢化や生活習慣病の増加に伴い、腎・泌尿器疾患や循環器疾患、腫瘍性疾患など様々な病気も増えてくるようになりました。
特に腎・泌尿器疾患は死因として犬で第3位猫で第2位という上位を占めているのです。
-寿命が延びるのは嬉しいことですが、その分様々な病気も増えるのですね、中でも死因として第2位となっている、ネコちゃんの腎・泌尿器疾患について教えてください。
ペットサプリ、猫用 腎不全・下部尿路結石サプリ「毎日腎活 活性炭&ウラジロガシ」の獣医師インタビュー
腎臓の機能が数時間~数日という短期間のうちに、急激に低下してしまう状態を急性腎不全といいます。急性腎不全は治る可能性がありますが、治療が功を奏さなければ死亡することもある怖い病気です。治療によりなんとか回復しても、慢性腎不全に移行することもあります。原因としては中毒や下部尿路疾患である尿路閉塞などがあげられます。
-急性腎不全は命に関わることもあるのですね。原因となる下部尿路疾患の「尿路閉塞」ではどのような状態になるのですか?
尿路閉塞はおしっこの通り道である尿路に何かがつまり、おしっこを外に出せなくなる状態をいいます。中でも尿路結石症が1番多いですね。おしっこには、老廃物や尿毒素が含まれていますが、それらを排出できなくなるので体に尿毒素がたまり尿毒症になります。また、おしっこの生成が行えなくなり、腎臓の機能がストップしてしまいます。急性腎不全にならないためにも下部尿路疾患の予防は重要です。
−下部尿路疾患の予防は、ネコちゃんの急性腎不全を防ぐためにもかなり重要であることを実感いたしました。続いて慢性腎不全がどのような病気か教えてください。
慢性腎不全(CKD)とは腎臓の機能が数ヶ月から数年にわたって徐々に壊れ、著しく機能が低下した状態をいいます。BUN(尿素窒素)やCRE(クレアチニン)などの老廃物のろ過や水分の再吸収ができなくなったり電解質(NaやK)のバランスが乱れたり貧血、高血圧など様々な障害が起こったりします。最終的には末期腎不全や尿毒症へと移行していく慢性進行性の病気です。尿毒症になると食べない、元気がない、嘔吐・下痢などの症状やけいれんなどの中枢神経症状なども見られるようになります。
-慢性腎不全はネコちゃんにとって、大変な病気であることがよくわかりました。治療方法はあるのでしょうか?
残念ながら慢性腎不全が完治する治療法はありません。そのため慢性腎不全の治療は「腎臓の負担を軽くして進行を遅らせる」「症状を緩和する」ということを目的とします。
-慢性腎不全の進行を遅らせるためには、どのような方法がありますか?
慢性腎臓病の進行を遅らせるために、食事中のタンパク質、リン、ナトリウムを制限した慢性腎臓病用の療法食が適しています。これまでの研究で、慢性腎臓病用の療法食を食べていた方が食べていない場合と比べて長生きするという報告があります。慢性腎臓病とわかったら、なるべく早期から慢性腎臓病用の療法食を与えることが勧められています。 しかしどうしても療法食を食べてくれない場合や、積極的に腎臓の負担を軽くしたい場合、尿毒症症状を改善したい場合などにはサプリメントを活用してみるのもおすすめです。
-食餌療法でうまくいかないときに、サプリメントがあると心強いですね。ウィズペティの「毎日腎活 活性炭&ウラジロガシ」には活性炭・キトサン・アルギン酸ナトリウム・ビタミンB6・ウロジロガシ・炭酸カルシウムが配合されています。それぞれの成分について教えてください。
腎臓に対し、「活性炭」はどのようなサポートが期待できるのでしょうか?
活性炭は尿毒症症状の改善などを目的に慢性腎臓病などに投与され、身体に必要な栄養素やミネラルをほとんど吸収することなく、リスクになる多くの毒素・毒物を吸着し体外へ排出してくれます。尿毒症症状の改善に伴い全身状態が向上し、その結果としてBUN(尿素窒素)やCRE(クレアチニン)の数値低下が期待できます。
-「キトサン」の作用やサポートについて教えてください。
症状としては、

キトサンは尿毒症物質を消化管内で吸着しリンとナトリウム排泄量を増加させます。また、タンパク質の消化吸収率も低下させ腎不全の進行を抑制します。
腎不全になると血液を濾過する腎臓の機能が落ちるため、葉酸の働きによってきれいな血液を体内に作り、慢性腎臓病の予防をサポートします。
-「アルギン酸ナトリウム」は、どのような成分でしょうか。またどのような作用が期待できますか?
アルギン酸ナトリウムは、海藻に含まれる食物繊維の1つで、電解質(NaやK)のバランスの乱れを正す働きがあります。また、ナトリウムを吸着するため、血圧を下げ腎不全による高血圧から抑制する作用が期待できます。
-「ビタミンB6」は体内でどのように作用するのでしょうか?
ビタミンB6には血管拡張作用があり、動脈硬化を防ぐ働きが期待でき高血圧の予防もサポートします。
-「ウロジロガシ」は、体内でどのような作用が期待できますか?
ウラジロガシには、血管弛緩作用・殺菌効果・抗菌・抗炎症作用の働きが期待できるタンニンが多く含まれています。尿毒症を緩和し、利尿作用を高めて膀胱炎による排泄障害の予防としても期待できます。
-「炭酸カルシウム」にはどのようなサポート力がありますか?
高リン血症になると、腎不全の進行を早めるだけでなく、血管の壁に沈着する血管の石灰化も進みます。血管の石灰化は動脈硬化を招き、心不全、心筋梗塞・骨折などの全身のさまざまな病気を引き起こす原因となります。
炭酸カルシウムは食事中のリンと結合してリン吸収を抑え腎不全による二次的な病気を防ぐ働きが期待できます。
-ありがとうございます。7種の成分のことがよくわかりました。
ウィズペティの「毎日腎活 活性炭&ウラジロガシ」についてご意見をお聞かせください。
「毎日腎活 活性炭&ウラジロガシ」にはこれら7種類の成分を1粒に凝縮した腎不全・下部尿路結石のサポートが期待できるペットサプリメントです。これだけ腎臓と下部尿路に配慮した成分を1粒に凝縮してあるのはなかなかないと思います。 
  
・毒素の排出を助ける「ヤシ殻活性炭」
・下部尿路結石をサポートする「ウラジロガシ」
・毒素吸着をサポートする「キトサン」
・血液を作り貧血から守る「葉酸」
・血管拡張作用で高血圧を抑える「ビタミンB6」
・ナトリウム排泄でカリウム血症をサポートする「アルギン酸ナトリウム」
・リンの吸収を抑える「炭酸カルシウム」

慢性腎不全の場合、すでに食欲が低下していることも多く、療法食を食べてくれないことも多いんですよね。そのため療法食にこだわらず、食べられる中で最適なフードをご提案することもあります。療法食で補えない分をサプリメントに頼ることもあります。
「毎日腎活 活性炭&ウラジロガシ」はわんちゃん用はチキン味、ねこちゃん用はカツオ味と嗜好性も工夫しており、取り入れやすいのではないかと思います。
-最後に愛犬・愛猫の皆様へ向けてのメッセージをお願いいたします。
大切な家族の一員であるわんちゃん、ねこちゃんには長生きしてほしいですよね。
慢性腎不全は残念ながら治る病気ではありませんが、適切な治療とケアで寿命を伸ばせることが知られています。また下部尿路疾患の予防も腎臓に負担をかけないためにも重要です。
良質なサプリメントを有効に取り入れ病気の進行を遅らせることによって、快適な生活を長く送れることを願っています。
獣医師シリウス犬猫病院
石村 獣医師
※以上の記事は、獣医師個人の感想であり効果・効能を示すものではありません。
ページ先頭へ