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獣医師インタビュー vol. 002
犬の腸の病気について
どうしてわんちゃんに
"腸活" が必要なの?
森のいぬねこ病院 西原 克明 獣医師
森のいぬねこ病院 | 西原 克明 獣医師

獣医師の西原先生に聞く! どうしてわんちゃんに "腸活" が必要なの?

近年、植物酵素と乳酸菌のパワーを利用した腸活が話題になっています。昔から存在しているものなのですが、どうしてペット(犬・猫)に腸活が必要なのか? その背景にあるのは食生活や社会生活の変化といわれ、現代はストレス社会と呼ばれているほど精神的にも肉体的にもダメージを受けやすいとされています。 これらの変化に影響されているのは人間だけではありません。犬たちもストレスが原因で体調を崩すことがあるのです。 家族の一員として共に暮らす愛犬には、いつまでも元気で長生きしてほしいですよね。酵素や乳酸菌は人間の身体に良い影響を与えるとされています。犬たちの身体にも効果があるのでしょうか? ウィズペティ商品開発部の佐藤が酵素と乳酸菌が犬にもたらす効果について、「森のいぬねこ病院院長の西原克明先生」に語っていただきました。
−毎日たくさんのワンちゃんが動物病院のお世話になっていると思います。西原先生の病院を受診するワンちゃんたちの病気は、昔と比べて変化などありますか?
近年はワンちゃんの病気を予防するワクチンやフィラリア予防薬が普及しているので、感染症を診ることが少なくなりましたね。でも、近年になってから増加している病気もあります。アレルギーやガンなどの現代病です。人間と同じようにワンちゃんも現代病を発症して苦しんで来院されます。最も多いのはアレルギー性の外耳炎や皮膚炎で、当院の診療において重要な病気のひとつとなっています。
−ワンちゃんも人間と同じように現代病で苦しむ子が多くなっているのですね。アレルギーやガンは一度発症すると完治が難しいそうですが、どのように対応されているのでしょうか?
当院では、アレルギーやガンのセカンドオピニオンを受けることが非常に多いです。愛犬のために県外から受診されるオーナーさんもいらっしゃいますよ。残念ながら、現代の獣医学では、発症してしまったアレルギーやガンを完治させることは不可能です。病気と上手に付き合っていく治療法で対応していくしかありません。治療や管理に悩むオーナーさんが多いということも認識しています。発症すると一生付き合わなければならない深刻な病気なので、こういった病気になりづらい生活を心がけることが非常に大切だと考えています。ガンもアレルギーも確実に予防する方法は見つかっていませんが、リスクを高めてしまう因子は確認されています。その中でも重要なのが「食事」ですね。つまり、食事の内容を改善することでアレルギーやガンの発症リスクを減らせる可能性があるのです。
−完治不可能な病気も食事の内容で予防することが可能なのですね。食事内容がワンちゃんの健康状態に大きな 影響を与えることは、弊社(ウィズペティ)でも強く認識しております。近年はペットブームなので、質の良い プレミアムフードが数えきれないくらい出回っていますが、ペットフードについてはどのようにお考えでしょう か?完全栄養食として販売されているフードも多いようですが…。
プレミアムフードとして販売されている主食にはドライフードが多いですよね。実際、人間と一緒に暮らしているワンちゃんはドライフードを主食にしている子がほとんどです。質の良い原材料を厳選した栄養バランスの良いプレミアムフードは、愛犬の健康に気を配っているオーナーさんにも人気があります。しかし、プレミアムフードには幾つかの問題点があり、それらがアレルギーやガンと関わっている可能性があるかもしれないのです。
−具体的には、どのような問題点があるのでしょうか?
「熱による栄養破壊」「添加物」「消化率」の3点です。ドライフードは熱を加えて作られていますよね。その過程で様々な栄養素が壊れたり変化したりするのが問題なのです。熱に弱いビタミン類は製造するときに添加されているので問題ありませんが、身体に必要な酵素や細菌は死滅してしまいます。ドライフードだけでは酵素や有用な細菌類が摂取できません。添加物については、合成保存料・着色料無添加でも乳化剤や人口甘味料を使っているフードが多く、これらは腸内細菌のバランスを崩すとされています。そして、どんなに高品質な原材料を使用していても、ドライフードになると消化率が低下します。その結果、消化率低下により残ってしまう未消化物も腸内細菌に悪影響を及ぼしてしまうのです。
−素材を厳選して栄養バランスにこだわったドライフードにも問題点はあるのですね。では、健康な腸内環境を 維持するためにはどうすれば良いのでしょうか?先生のご意見をお聞かせください
私は、獣医師の学会だけでなく、腸内細菌学会や臨床腸内微生物学会という学会にも属し、腸内細菌に関しては特に力を入れて勉強しています。腸内細菌は今や動物の体にとって「最大の免疫器官」としてその重要性が認識されており、アレルギーやガンはもちろん、肥満や糖尿病など様々な病気にも関係していることが分かっています。今は腸内細菌をケアして健康状態を維持する「腸活」がブームですよね。乳酸菌やビフィズス菌など、腸内細菌に良い影響を与える菌や、腸内細菌を活性化させるオリゴ糖などを摂取すると免疫力を強化できる可能性があることが分かっています。ワンちゃんにもぜひ「腸活」を取り入れてあげてください。
−近年は腸活で健康になりたいという人が増えていますが、ワンちゃんも腸活すると健康状態が改善されていく のですね。例えば、どのような症状が改善されるのでしょうか?
私は診療でも腸活をおすすめしています。実際に行っているペットのオーナーさんからは「毛艶が良くなった」「うんちの量や匂いが減った」「皮膚のベタつきが減った」などの報告がありますよ。他にも、「トリミングやペットホテルなど、ストレス環境になるとお腹を壊していた子が、壊さなくなった」「アレルギーで飲んでいるお薬が減った」という声も多くいただいております。ただし、乳酸菌やオリゴ糖であれば何でも腸活になるとは限りません。安価でクオリティの低いサプリメントを使うと腸内環境が悪くなることもあるので注意が必要です。
−ウィズペティでは「毎日爽快 植物酵素+乳酸菌」というサプリメントを提供しておりますが、この商品につ いてのご意見をお聞かせください。
「毎日爽快 植物酵素+乳酸菌」は、動物用サプリメントの中でもその品質が抜群に優れているので、腸内細菌を研究している私でもおすすめできるサプリメントですね。動物用サプリメントの中には、ワンちゃんが頑張って摂取しても胃酸で乳酸菌のほとんどが死滅してしまう商品もあります。実際、きちんと検証したものはほとんどありません。その点、「毎日爽快 植物酵素+乳酸菌」で使われている乳酸菌は生きて腸まで届き、長く腸内にとどまってくれるので、より高い効果が期待できます。
−「毎日爽快 植物酵素+乳酸菌」には、小麦胚芽などの穀物を発酵させた天然の酵素も含まれていますが、酵 素についてはいかがでしょうか?
ワンちゃんは元来「肉食動物」なので、植物酵素は必要ないのでは?と考えるオーナーさんもいらっしゃるかと思います。でも、自然な環境で暮らす肉食動物たちは草食動物の肉だけでなく腸も食べているのですよ。腸には草食動物が持つ酵素だけでなく、食べていた植物も含まれているので、自然に腸内細菌や酵素を摂取できるのです。ペットとして暮らしているワンちゃんが植物酵素を摂ることも、決して不自然なことではないと考えています。
−野生の肉食動物と同じようにワンちゃんの身体にも植物酵素が必要なのですね。「毎日爽快 植物酵素+乳酸 菌」は無香料・無着色・保存料なし・化学調味料なしで提供しておりますが、この点についてはいかがでしょう か?
添加物や化学調味料など余分なものが一切入っていないのもおすすめポイントですね。これらは腸内細菌に影響を与えることが分かっているので、なるべく使わない方が腸活にとってメリットが大きいと考えます。大量生産型の安価なサプリメントの中にはアレルギー疾患に良くない影響を与える添加物を使っているものもあるので注意が必要です。ウィズペティさんは、他の製品を見ても分かる通り、そのクオリティの高さが一貫しており、品質管理体制もしっかりしておられます。全て無添加の「毎日爽快 植物酵素+乳酸菌」であれば安心しておすすめできますよ。
- ありがとうございます。最後に、愛犬家の皆様へ向けてのメッセージをお願いいたします。
ペットフードが主流である現代において、ワンちゃんの腸活は人間よりも重要だと考えています。ぜひあなたの大切なパートナーにも取り入れてあげてください。
西原 克明 獣医師森のいぬねこ病院
西原 克明 獣医師
※以上の記事は、獣医師個人の感想であり効果・効能を示すものではありません。
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