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獣医師インタビュー vol. 009
犬の腎臓の病気について
腎臓の動きや、腎不全をはじめとする
泌尿器の病気について。
原野 亮 獣医師
往診専門ホームズ動物診所 | 原野 亮 獣医師
ワンちゃんが高齢になったら気を付けたい病気に「腎不全」があります。原野先生に腎臓の働きや、腎不全をはじめとする泌尿器の病気について教えていただきました。また、ウィズペティの「毎日腎活 活性炭&ウラジロガシ」についてもご意見を伺いました。
-腎臓の病気はどちらかというと、高齢のネコちゃんがかかりやすいというイメージがありましたが、ワンちゃんも要注意なのですね。
ペットサプリ、犬用 腎不全・下部尿路結石サプリ「毎日腎活 活性炭&ウラジロガシ」の獣医師インタビュー

かつては愛犬や愛猫が、体調を崩したら動物病院に連れて行って検査治療するという流れが一般的でした。
しかし近年では、病気の早期発見、疾病予防への意識の高まりから、定期的な健康診断が普及してきています。その甲斐もありより多くの病気が早期に発見されるようになりました。病気の中には、無症状のまま進行して、ようやく症状が出る頃には治療が困難な病気も多いため、定期的な健康診断は非常に大切です。
そんな中、進行した状態で見つかってしまうことの多い病気の一つが腎不全です。
腎臓の病気というと特に高齢猫に多いことが知られていますが、高齢犬にも多くみられます。
-腎不全は進行した状態で見つかるとは怖いですね。たとえ症状が出ていなくても、定期的に健康診断を受けることは本当に大切だということを実感します。
ところで腎臓はそもそも体のなかでどのような働きをしている臓器なのですか?
腎臓の働きには、大きく分けて、

●老廃物などを体外に出すための尿をつくる
●ナトリウムやカリウムといったミネラル バランスを調整する
●赤血球をつくるために必要なホルモンを産生する
●骨を維持するのに必要なビタミンDを活性化する

などがあり、生命維持に不可欠な役割をいくつも担っています。
−腎臓が大変重要な臓器であることがよくわかりました。腎臓の働きが、弱まったり機能しなくなったりするとどうなってしまうのですか?
腎臓が正常に機能しなくなると様々な症状が生じます。
腎臓の病気になるとみられる症状として

●ご飯の食べが悪い
●体重が徐々に減る
●多飲多尿( 水をたくさん飲み、おしっこをたくさんする)
●尿の色や臭いがうすくなる
●吐く回数が増える
●便秘
●手足のむくみ

などがあり、さらに、腎臓の機能が著しく低下すると、尿が作れなくなることで体内に老廃物が蓄積し痙攣などの神経症状をきたします。
-症状が「ご飯の食べが悪い」「嘔吐や「便秘」などですと、なかなか腎臓だとは思わないかもしれません。しかも腎臓の機能が低下すると、神経症状が出てしまうのですね。腎不全に効く薬や何か治療方法はあるのでしょうか?
腎不全の特効薬は現時点ではありませんが内服薬や点滴などの治療で病気の症状や進行を緩和することは可能です。その治療方法の一つとして食事療法があります。
腎不全は進行すると、リンが尿として排泄されづらくなり、血液中のリンが増加します。この状態(高リン血症)が続くと腎臓を含めた局所の血管でリンがカルシウムと反応して石灰化を起こし、病状の進行を早めることになります。
-お薬や点滴治療のほかに、食事療法も腎不全に大切なのですね。サプリメントとしてウィズペティの「毎日腎活 活性炭&ウラジロガシ」を犬に与えることについて、ご意見をお聞かせください。
高リン血症が生じている場合には、リンを制限した食事や、吸着剤のサプリメントの摂取が推奨されます。吸着剤は体内のリンを吸着して便として排泄させるため、過剰になったリンを減少させることに役立ちます。「毎日腎活 活性炭&ウラジロガシ」にはヤシ殻活性炭が含まれているため、この効果が期待できます。
-他にも注意したほうがよい犬の泌尿器の病気はありますか?
同じ泌尿器疾患である膀胱炎や尿石症は、若齢のうちからもよくみられる病気です。
膀胱炎は外陰部からの細菌感染などが原因で生じる病気であり、尿石症は食事などで摂取したカルシウム、リン、マグネシウムなどのミネラルが成分となり腎臓や膀胱、尿管などに結石が形成される病気です。膀胱炎と尿石症は密接な関係があり、膀胱炎は尿石が出来てしまう原因の一端となり、また、尿石が出来てしまうと膀胱や尿管の粘膜を物理的に結石が傷つけることで膀胱炎を悪化させるといった悪循環を起こします。
-犬が若くても、泌尿器疾患には注意することが大切なのですね。膀胱炎や尿石症でみられる症状はどのようなものがあるのでしょうか?
症状としては、

●トイレに行く回数が多い
●尿が異様に臭い
●尿が赤い
●尿がポタポタでる

などの症状がみられたら注意が必要です。さらに、尿石が尿管の栓をしてしまい尿が全く出なくなると、急性腎不全を起こし命にも関わります。
治療としては注射や、内服治療、食事療法が主ですが結石の種類やサイズによっては外科手術が必要になります。
-膀胱炎と尿石症は関係が深く、急性腎不全の原因にもなることがよくわかりました。日頃から予防を心がけ、犬の尿をこまめにチェックすることが大切ですね。
最後にウィズペティのサプリメント「毎日腎活 活性炭&ウラジロガシ」について、先生のご意見をお聞かせください。
「毎日腎活 活性炭&ウラジロガシ」のウラジロガシに含まれるタンニンは、出来てしまった尿結石や、尿結石の予防として効果があると考えられています。そのため、尿石症や膀胱炎の補助療法としてもおすすめできます。
泌尿器系のサプリメントの多くは、腎臓か膀胱炎のどちらかに特化したものがほとんどです。しかし、腎臓と膀胱は尿管で繋がっているため、互いに様々な影響を及ぼし合います。そういった意味でも、「毎日腎活 活性炭&ウラジロガシ」はどちらにも効果が期待できる画期的なサプリメントだと思います。
また、ウィズペティでは安全、安心へのこだわりから、保存料や化学調味料を一切不使用で国内工場で生産されていること、さらに成分表示も明確にされていることも、このサプリメントがオススメできるポイントです。愛犬の泌尿器疾患でお悩みの方は一度お試ししてみてはと思います。
獣医師往診専門
ホームズ動物診所
原野 亮 獣医師
※以上の記事は、獣医師個人の感想であり効果・効能を示すものではありません。
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