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ビタミンB12について
赤いビタミンで脳の健康をサポート
「赤いビタミン」と言われるビタミンB12は、全身に酸素を運ぶための赤血球の成長するのを助け、脳の血流を悪化させる物質を減らす作用が期待できます。 また、脳神経や免疫系にも働きかけることから、気持ちを落ち着かせ、記憶力・集中力を高めてくれる効果も期待できます。
【執筆獣医師】葛野 莉奈
【経歴】麻布大学獣医学部卒。横浜市内の動物病院
「かどのペットクリニック」院長。
【経歴】麻布大学獣医学部卒。横浜市内の動物病院
「かどのペットクリニック」院長。
犬猫にとってのビタミンB12とは
ビタミンB12は血中に存在し、脳神経や免疫系などにも働きかけ、体を若々しく保つために大切な成分といわれています。
しかしビタミンB12は魚介類のしじみやイワシなどに含まれていて、その素材から摂ることは難しいです。
必要な成分であるため、フードにも含まれていますが、充分な量を摂るには体格に応じて規定量食べることが必要です。
さらに、高齢犬になると消化吸収機能が低下するため、フードからだけでは成分を吸収しにくくなる可能性もあります。
長生きの証拠でもありますが、高齢になると犬も猫も脳や体の衰えが見えてくることが多いです。
若々しく保つためにも、健康なうちからB12のような成分を摂ることは大切ですね。
参考文献
小動物の臨床栄養学
岩崎利郎・辻本元 監訳 マークモーリスインスティチュート発刊
インターズー発売