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獣医師インタビュー vol. 011
犬の心臓の病気について
ペットの寿命は年々伸びています。
高木 俊輔 獣医師
オシャペットクリニック | 高木 俊輔 獣医師
獣医療の発展と飼い主さんの意識の向上によって、ペットの寿命は年々伸びています。それに伴いペットも高齢化の時代になってきて、心臓病も増加している傾向にあります。犬では腫瘍疾患に次いで2番目に多く、猫では腫瘍疾患、腎泌尿器疾患に次いで3番目に多いのが心臓病だとされているのです。また、若い子でも心臓病を持っている子は少なくありません。つまり、ペットと生活していくにあたりその生涯を通して心臓病には気を付ける必要があるのです。
-ワンちゃんの心臓病とはどのような病気でどのような症状がでるのか教えて下さい。
心臓病と一言で言っても、多くの病気が知られています。その中でも、チワワやトイプードル、ヨークシャーテリアといった日本で人気のある小型犬では、圧倒的に慢性弁膜疾患という心臓の弁に異常が生じるものが多く、特に「僧帽弁閉鎖不全症」という病気が最も多いとされています。
大型犬では心臓の収縮力が低下する心筋症の一つである「拡張型心筋症」が多いとされています。一方猫では、心筋症の一つである「肥大型心筋症」が最も多いとされています。
自分のペットが心臓病かどうかは、動物病院で獣医師による診察を受けないと分かりません。しかし、お家で一緒に生活をしていて、次のような症状が見られたら要注意です。これらは心臓病の典型的な症状になります。

・遊んでいてもすぐに疲れてしまう
・食欲が落ちてきた
・呼吸が早い(寝ている時も)
・咳をする
・散歩や運動を嫌がる
・お腹が膨れてくる
・下の色が青いまたは白っぽい
・開口呼吸している(猫の場合)
-心臓病だと診断された場合にどのようなケアが必要か教えて下さい。
犬の僧帽弁閉鎖不全症では、根本的な治療として外科手術を行うことも少しずつ増えてきました。しかしながら実施できる動物病院の数が少ないことや金額の面から、多くの場合は内科的治療で病気の進行を遅らせていくという方法をとります。心臓病で使う薬は、血液を流れやすくするための血管拡張薬、心臓の働きを強める強心剤、余分な水分を抜くための利尿剤、血栓をできにくくする血液抗凝固剤などがあり、これらを病気の種類や症状を見ながら組み合わせて使用します。
-心臓病のワンちゃんに与えるペットサプリメントにはどのような成分が必要なのでしょうか。
心臓病に対してペットサプリメントでケアをしていこうと考えた場合は、当然のことながら心臓にいい成分が入っているものを使いたいですね。具体的には、心臓の収縮力を高める作用、抗酸化作用、血管拡張作用、血栓溶解作用が挙げられます。
心臓病の治療では、動物病院で処方される薬も併用することが多いため、これらの心臓にいい成分がまとめて入っているものじゃないと飲ませるのが大変になってしまいます。その点、ウィズペティの心臓病サポート用のペットサプリメント「毎日健心 コエンザイムQ10&フランス海岸松」は、心臓にいい成分がしっかり配合されているのでオススメです。
-ウィズペティの「犬用・毎日健心 コエンザイムQ10&フランス海岸松」についてご意見をお聞かせください。
「犬用・毎日健心 コエンザイムQ10&フランス海岸松」に配合されている成分は、還元型コエンザイムQ10、フランス海岸松、ルンブルクス、L-カルニチン、L-シトルリン、タウリン抽出物、ゴマエキスです。
還元型コエンザイムQ10は、抗酸化作用と心臓の活動に必要なエネルギーを作る作用があります。若い頃は体の中で十分に作られていますが、犬や猫では3歳を越えた頃から生産量が減少していきます。すると、心臓の活動に必要なエネルギーを作り出す力が低下してしまい、心臓病発症のリスクが高まってしまいます。

コエンザイムQ10のうち、還元型コエンザイムQ10は体内で効率よく利用できるという特徴があります。
フランス海岸松には、プロアントシアニジンとフラボノイドが含まれています。これらは強力な抗酸化作用があります。抗酸化作用が心臓にいい理由は、体が錆びる原因とされる活性酸素の攻撃から毛細血管を保護できるという点です。これにより、心臓の血管を丈夫にして血液の循環をサポートしてくれるのです。
ルンブルクスはミミズ乾燥粉末です。これはミミズ酵素(ルンブルキナーゼ)とも呼ばれ、血栓溶解作用があります。心筋症の恐ろしい合併症として、血栓ができて詰まってしまう「動脈血栓塞栓症」があります。動脈血栓塞栓症は痛みを伴うことも多く、処置が遅れると命に関わるケースもあります。ルンブルクスはこの動脈血栓塞栓症の予防効果が期待できます。
L-カルニチン、L-シトルリン、タウリン抽出物は心臓の活動に欠かせない成分です。L-カルニチンは脂肪を燃焼させる作用があり、そのエネルギーで心臓の活動を助けます。年齢とともに体内で作られる量が減ってしまい、シニア期に入ると若い頃の半分程度になるとされています。そのため、積極的に摂取したい栄養素です。L-シトルリンはアミノ酸の一種なのですが、血管を拡張して血流を促進する働きが期待されます。高血圧の予防も期待されるなど、たくさんの機能があるため、「スーパーアミノ酸」と呼ばれることもあります。
タウリンもアミノ酸の一種で、心臓が血液を送り出す働きに貢献しています。タウリンが不足することで心臓の収縮力が低下してしまい、拡張型心筋症を発症することが知られています。猫は体内でタウリンを合成できないため、摂取することが必須です。

L-カルニチン、L-シトルリン、タウリンは一緒に摂取することで相乗効果も期待できます。
ゴマエキスの有効成分であるセサミンには、強い抗酸化作用があります。心臓病において抗酸化作用で期待されるのは、高血圧の原因になる活性酸素を除去する作用です。血圧と心臓病には密接な関係があり、高血圧状態が続くと心臓に大きな負担がかかります。セサミンによって活性酸素が除去された心臓は血圧が下がることが期待でき、血液の流れがスムーズになることで心臓の負担を和らげることができるようになります。
-ウィズペティの「犬用・毎日健心 コエンザイムQ10&フランス海岸松」をおススメする理由は何でしょうか。
ペットサプリメントは、有効成分がきちんと配合されていることも大事ですが、同時に製造過程がしっかりしていることも我々が重要視するポイントです。ウィズペティのペットサプリメントは、「残留農薬等に関するポジティブリスト制度」に基づき原料を厳選しているのと、「健康補助食品GMP」の認定による生産工程で管理が徹底されています。簡単に言うと、原料の受け入れから製品になって出荷されるまで、きちんと管理されており、製品の品質と安全性が確保されているということです。
また、「無香料・無着色・保存料未使用・化学調味料不使用」を基本とし、安全基準を満たした国内工場で製造しているというところも安心です。
サプリメントを上手に活用しながら病気に負けない体づくりをしたいですね。
獣医師オシャペットクリニック
高木 俊輔 獣医師
※以上の記事は、獣医師個人の感想であり効果・効能を示すものではありません。
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