毎日が大迫力!ゴールデン・レトリーバーとの暮らし
ゴールデン・レトリーバーってどんな犬種?
知名度や人気度が高いゴールデン・レトリーバーですが、実はその歴史はなぞに包まれています。原産国はイギリスで、主に鳥獣猟で猟師が打ち落とした鳥獣を取りに行くレトリーブの役割を担うガンドッグでした。
猟のときには野山を走り、時には水の中を泳ぐこともあったため、体力があり泳ぎも得意なことが多いです。レトリーブの本能からものを取って来ることが「楽しくて面白い!」と感じやすく、ボール遊びやフリスビーなどに夢中になりやすい傾向にあります。
身体は他の大型犬に負けず劣らずがっしりとして、金色にきらめく長い毛並みはとても綺麗です。顔周りの筋肉や皮が柔らかく、ゴールデン・レトリーバー独特の笑顔はとても愛嬌があります。
性格はとても穏やかで賢く、人にも犬にもフレンドリーで特に家族に対する愛情はとても深い犬種です。好奇心旺盛でいろいろな物事にすぐ興味を示しますが、逆にしつけや訓練のときには気が散りやすく単調だと飽きやすいかもしれません。
ゴールデン・レトリーバーとの暮らしとは?
小型犬との違いを比べながら、ゴールデン・レトリーバーとの暮らしはどんなものなのかみていきましょう。
まずは室内での違いです。小型犬ではジャンプしても届かない場所に、ゴールデン・レトリーバーは簡単に届いてしまいますし、それ以上に高い場所も彼らの前脚や鼻先は届いてしまいます。壊れやすいものや大切なものは置かない、近づかせない、を徹底しましょう。
またゴールデン・レトリーバー自身が意図的に行動しなくても、意外なところで被害が起きます。それは「尻尾」です。
喜んだり興奮したりしたときに彼らの尻尾はぶんぶんと横に振られます。小型犬と違って長く太い尻尾は置いてあるものをなぎ払い、人に当たれば骨がムチのようで痛みが生じることもあります。
ゴールデン・レトリーバーは甘え方も大迫力です。撫でたり抱かれたりとスキンシップを積極的に行う傾向にあります。小さな小型犬が乗っかってきたり前脚で撫でることを催促してきても特に困らないでしょう。しかしゴールデン・レトリーバーのサイズで想像してみてください。小さな子供だと押し倒されてしまう可能性もあります。大きくて重たい愛情を受け止められるなら、それはとても愛しい行動に見えますが、時には思いがけない怪我につながってしまいます。
散歩や遊ぶときにも、大きく体力のあるゴールデン・レトリーバーに引っ張られたり、逆に立ち止まったり動かなくなってしまうと大変です。公園やドッグランではゴールデン・レトリーバーと飼い主さんには悪気がなくても、小型犬やその飼い主さん、小さな子供連れなどには怖がられてしまったり、ちょっとした動作で何かのひょうしに怪我を負わせてしまうかもしれません。
ゴールデン・レトリーバーとの暮らしのなかで、大型犬だからこそ気をつけなくてはいけないことが多々あります。そのほとんどはしつけや訓練、社会学習で危険を回避、予防することができます。
ゴールデン・レトリーバーにとって注意すべきこと
まだ幼い子犬のころからしっかりとしつけや訓練を行いましょう。飼い主さんやまわりの人、ゴールデン・レトリーバー自身にとっても、小さな頃からしっかり教育されていれば暮らしのなかの負担や危険がぐっと減ります。
綺麗な金色の長毛は、ダブルコートと呼ばれる二層構造になっています。ブラシやコームでスキンシップも兼ねて毎日ブラッシングをしましょう。シャンプーは月2回の頻度が好ましいとされています。自宅の風呂場や専用の水場があれば市販の犬用シャンプーなでしっかり洗ってあげましょう。ドライヤーでしっかり毛の根元から毛量の多い胸や耳周りも忘れずに乾かして、風邪や皮膚病の予防をします。自宅でのシャンプーが難しい場合にはドッグサロンなどへ連れて行きましょう。
垂れ耳なゴールデン・レトリーバーは、耳周りに湿気が溜まったり耳掃除が不十分だと外耳炎や皮膚病のリスクがあります。高温多湿の時期やシャンプー後、プール後などにはじゅうぶんに注意してあげましょう。
また散歩後にも一度身体をざっとみてあげるようにしてください。長毛のため植物やゴミが絡まり付着することもあります。公園や山などでは予防をしていてもノミダニの危険もゼロではありません。
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