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いいブリーダーの見分け方

家庭犬訓練士
福田澄子
[記事公開日]  [最終更新日]
ブリーダーから犬を迎えるという方も多いと思いますが実際本当に良いブリーダーを見分けるにはどうしたらいいのでしょう。
[ 目次 ]
日本は先進国にも関わらずペットに関しては世界から大きく遅れをとっています。ヨーロッパではペットショップも少なく、捨てられた犬を保護施設などから新しい家族に迎えたり、また成犬ではなく仔犬を迎えたい人はブリーダーを探してそこから迎えている方が多いです。

仔犬を迎える場合なぜブリーダーから迎えた方がいいのでしょうか。 ブリーダーから迎えるメリットとは。

犬はブリーダーの所で産まれ、兄弟たちとじゃれあいながら付き合い方を学び、お母さん犬に怒られながら少しずつ成長していきます。法律が改訂されペットショップでは生後56日以降のわんちゃんしか販売できないようになりました。しかし生後2ヶ月から生後3か月頃までが、実際、一番大切な学ぶ時期になります。改訂されたとはいえ、やはり早く感じてしまいます。
ギリギリまで一緒にいさせてあげられる事ができるブリーダーから迎えるというのがブリーダーを勧める最大のメリットです。


しかし、間違ってはいけないのは、全てペットショップが悪いと言っているのではありません。
もちろんショップさんでも、ちゃんとしている所はあります。

例えば、動物の専門学校がやっているペットショップのような場合は、もし売れ残っても学校の実習犬などとして、その後もトリミングやトレーニングなどで活躍できるので、焦って売る必要がないのす。そういうショップはしっかり親元にギリギリまで残してからショップで販売しています。また、こういう子が欲しいんだけど。と、信頼できるショップさんに探してもらうのもいいでしょう。横の繋がりがあるので、どこがいいブリーダーかを知っているので、仲介手数料は発生しますが、理想の子を見つけてくれると思います。

そういう信頼できるショップさんを選ぶのもいいと思います。

いいブリーダーの見分け方

理想的なブリーディングとは

雌犬の最初のヒートではなく2回目以降のヒートで最初の交配を行うのが理想とされています。雌犬が一生に産む回数は2~3回が理想とされています。(4回は許容範囲)
雌犬は出産でかなりの体力を使いますので1回出産させたら1年くらい休ませる。
おわかりになりますでしょうか?
1回に産める頭数、犬種、販売する金額にもよりますが、ブリーダーは決して安易に「儲かる」といえません。実際いいブリーダーさんはお金持ちで趣味の延長線上でブリーダーを始めたという方が多いです。

また、5,6歳で雌犬が引退してもその後もお金はかかります。毎日のごはんやワクチン、狂犬病、フィラリア、通院代等。
その為、ブリーダーさんによっては引退犬お譲りします、や、仔犬に比べたらお手頃価格で販売している所もあります。

更にドッグショーなどに出てチャンピオンなどになれば高く販売できるのでドッグショーに出ているブリーダーも多くいらっしゃいます。

また、扱っている犬種の種類も1~2犬種が理想的です。
なぜならば、たくさん産ませるためにたくさんの犬を飼育していても、一頭一頭にお金や時間がかけられないからです。
檻に閉じ込めているだけだったり、シャンプーもそんなにしてもらっていなかったり、不衛生な環境にいたら、犬が病気になってしまいます。病気の状態で産まされた仔犬はもちろん病気になり死んでしまったり体が弱い子になってしまうからです。

また、いいブリーダーは予約が入ってから交配させます。
1~2頭の予約で交配させる所もあれば、もう少し予約が入ってから交配させる所もあります。予約も男の子、女の子と性別も予約するので、万が一、希望頭数や希望の性別が足りない場合は、今回は仔犬は迎えられず、次回に持ち越し。という事もあります。
逆に予約頭数以上の仔犬が産まれた場合、ブリーダーの所で繁殖犬として残すか、HPなどで仔犬出産情報として掲載したりしています。

上記のようなブリーダーさんは、いいブリーダーさんと言えると思います。

いいブリーダーさんを見抜くには

いいブリーダーさんはわかったけど、ドッグショーに出ているかどうかわからないし、どうやって見抜けばいいんだろうと思われる方も多いと思います。

親切にHPに[何回出産した]と書いてある所もありますが、お母さん犬が今何歳で、何回目の出産かをさりげなく伺うといいでしょう。
いいブリーダーさんは必ず教えてくれます。
教えてくれなかったり、はぐらかしたらそのブリーダーさんはやめておきましょう。
また、仔犬の見学に伺う際にお母さん犬、お父さん犬に会わせてくれるかどうかも電話で確認しましょう。
お父さん犬がチャンピオンで不在の場合もありますが、お母さん犬だけでも必ず見て、ちゃんとキレイで清潔な環境にいるかどうかを確認してください。
そして時期がきたらお迎えに行って家族として迎えてください。
いいブリーダーさんと巡り合えたら、お母さん犬に会いにいこうか。など、その後もお付き合いが続くこともあります。そうなれば仔犬もお母さん犬もうれしいですよね。

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