シニア犬のケアは大変?毎日のケアと気を付けるポイント
シニアになると通常のシャンプーの注意点(目に入らないようにする、洗い流し不足など)とは別に体調面を注意しなければなりません。
シニア犬の体調は変わりやすく悪化しやすいです。
今回はシニア犬の日頃のケアについて解説します。
ケアの頻度
基本的なケアの頻度は
・毎日のブラッシング(長毛犬)またはタオルで拭く(短毛犬)
・月1回のシャンプー、カット
・週1回の爪切り、耳掃除
ですが、シニア犬はこのようにうまくはいきません。
基本的にはシニア犬の体調が良いときに、できることからおこないましょう。
ゆっくりしているときにブラッシングや爪切り、耳掃除をおこないます。
激しく嫌がる場合は、一旦やめて後日機嫌をとりながら挑戦してみてください。
興奮させていようにケアすることを1番に考えておこないましょう。
シニア犬にシャンプー、カットはどうなのか
シニア犬にもシャンプーやカットは必要なケアです。
ただし、愛犬の体調の良い時に、途中途中体調を見ながらすすめる必要があります。
そのためなかなか予定通りに進まないかと思います。
しかし、健康に清潔に保つには必要なケアですので、無理のない範囲でおこないましょう。
シニア犬のシャンプー、カットは慎重に
シニア犬のシャンプーとカットは出来る限り短時間で行う必要があります。
シニアになると、体温調整が苦手のため長時間ドライヤーをあてることができません。
また、途中で体調が悪くなる場合もありますので、
・体調の良い時におこなう
・短時間で済ませる
・興奮させない
ということが大事になります。
長時間同じ体制をキープするのも難しいので、カットは必要な部分だけ短時間でおこなうようにしましょう。
また、足腰が弱っているため滑ってケガをしないように、滑り止めを敷いておいてあげると安心です。
シニア犬のシャンプーのコツ
①ブラッシング
素早く水が馴染むように下準備として毛玉などは取り除いておきます。
②汚れている箇所のチェック
汚れている箇所はブラッシング時にチェックし、優先して洗わなければならない箇所を把握しましょう。
途中で具合が悪くなってしまってもとりあえず汚れている場所は洗えるので、非常に大切なことです。
また、ケガがある場合はシャンプーの延期が必要になりますので、ケガがないかも合わせてチェックしておきましょう。
③水温のチェック
浴室に入ったらすぐにシャワーを浴びられるように、水温のチェックを事前におこなっておきましょう。
水温は38℃前後のぬるめが良いです。
④シャンプー
出来るだけ早く、かつ丁寧にシャンプーをおこないましょう。
無理がないようでしたら、シャンプー後にカットも可能ですが、後日に回してあげると愛犬の体にとっては優しいです。
こんな症状が出たらストップ
・よだれを垂らす
・興奮している
・ふらふらしている
・ぐったりとしている
・足がぐらぐらしている
・開始前よりも元気がない
口を開けて呼吸を長時間している場合は、一旦休憩し、水を飲ますなどしてあげてください。
ふらふらしていたり、様子がおかしい場合は、すぐに受診することが大切です。
ペットサロンに任せる
プロのトリマーに任せるのが飼い主さんも1番安心かと思いますが、シニア犬は気を付けなければならないポイントが多いので新規の場合はお断りされるケースが多いです。
しかし、若い頃から通い続けていれば個々の気を付ける点をトリマーが把握できているため受け入れることがあります。
特にトリミング犬種は、シニア犬になってもカットが必要となりますので、若い頃から通い続けられるペットサロンを見つけておくと安心です。
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