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ペットアロマ 〜四季のケア “春編”〜

動物看護士
仁木 亜由美
[記事公開日]  [最終更新日]
前回「ペットアロマについて」ご紹介させて頂きました!今回の記事では、実際にアロマを用いた『四季のケア 春編』についてご紹介させて頂きます!
[ 目次 ]
ペットアロマ 〜四季のケア “春編”〜

① 春のケア《3月》

* 気温差の激しい時期です。体調の変化に注意してあげましょう!
* 2月からスギ花粉が飛びはじめ、そろそろ本格的に飛散します。目を痒がっていないか?くしゃみ・鼻水が出ていないか?よく注意してあげましょう!
* 家庭内でも生活に変化のある時期になります。愛犬のストレスにも気を配りましょう!

② 春のケア《4月》

* フィラリア予防がスタートします。
* 年1回の狂犬病の予防注射を行う時期です。
* 換毛(冬の毛から夏の毛に生まれ変わる)時期です。お手入れ不足による《皮膚の病気》を予防するためにもブラッシングを念入りにして、抜け毛を取り除きましょう!
* 進学や就職など、家族にとっても生活の変化が多くなるのが、この4月です。愛犬もストレスを感じているので、心の変化に気配りしてあげましょう!

③ 春のケア《5月》

* お天気の気持ちいい日々が続きます。これから迎える梅雨や暑い夏には、お散歩が思うように出来ない日もあります。今のうちに散歩などで体力をつけておきましょう!
* 暖かくなってくると《ノミ・ダニ》などの害虫の活動がするようになります。もし痒がっている場合は、噛み傷,かさぶた,フンのチェックをしましょう!(尻尾の付け根の背中側に小さな黒いツブがあったらノミのフンです。)

芳香浴《花粉症対策》

さて、ここからは実際にレシピをご紹介させて頂きます!

〈材料〉
● 芳香拡散器:ディフューザー,ファン式,アロマライト,ウォーマー,カップ式 など
● 精油:ユーカリ(呼吸器系に作用し、鼻の通りを快適にする精油)
カモミール(抗アレルギー作用のある精油)など。

〈使用方法〉
● 散歩から戻ってきたとき,家族が帰宅したとき,特に花粉が多い日や帰宅する時間に合わせて拡散させてください。
● 鼻をグズグズとさせているなど、花粉症の症状がみられたときは、すぐに拡散させましょう!

〈備考〉
● カモミールにも《ブタクサアレルギー》があるので、念のためアレルギー反応のパッチテスト(※)を行いましょう!

(※) パッチテストの方法
● 希釈したトリートメントオイル(ベースオイル+精油)を腹部など被毛の少ない部分で試します。
→ 強い拒否反応は塗布した直後にかゆみを発症します。通常は1〜2日かけて、かゆみ,赤み,かぶれをチェックします。何事もなければ、その精油は安心して使用OKです!
→ 皮膚疾患があるとき、健康状態がすぐれないときは控えましょう!

スプレー《育毛ブラッシング用》

〈材料〉
● 消毒用か無水のエタノール または りんご酢
● 精製水
● クラリーセージ,シダーウッド,ローズマリー など(被毛の健康に効果的な精油)

〈作り方〉
① 100㎖の精製水に精油1〜3滴を混ぜ、コーヒーフィルターなどの液体を濾す紙で濾し、精油の香りのみの水を使う方法。
② エタノール または りんご酢5㎖に精油1〜3滴を混ぜて作る。(酢の香りを嫌がらなければ、りんご酢がベスト!)
③ ②に95㎖の精製水を加えて混ぜて完成!

注意事項《精油の取り扱いについて》

精油を取り扱うにあたり、いくつかの注意事項ありますので、合わせてご紹介させて下さい!

⑴ 原液を直接、皮膚につけずに必ず希釈(薄める)する。
⑵ 飲用は、避ける。
⑶ 目の周りを避けて、使用する。
⑷ 遮光ビンに入れ、直射日光を避けて冷暗所に保存する。
⑸ ペット,乳幼児の手の届かないところに保存する。
⑹ 正しい容量,用法にしたがって使用する。
⑺ 万が一、皮膚に激しい刺激(かゆみ,痛み)症状が現れたら、すぐに中止して獣医師さんに相談すること。
⑻ 火気のあるところでの使用は、引火しないように注意!
⑼ 日光が当たる部分には、光毒性のある精油(主に柑橘類:オレンジ,レモンなど)を使用しない。
⑽ 同じ精油は1ヶ月以上使うことを避け、2週間を目安に変える。

※アロマテラピーのトリートメントなどをする場合は、常に人間の赤ちゃんを頭において、精油の使用量を少なめにしましょう!!

《さいごに》

以上、四季のケア“春編”でした。すぐそこに春の訪れを感じるようになってきました。お花も咲き始め、いよいよ桜も咲き始める時期ですね!春ならではの香りも楽しみつつ、愛犬と一緒に思う存分『春』を満喫してくださいね!

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