パグのシャンプーは自宅でできる?プロに任せるべき?
パグのシャンプーは自宅でもできる
パグは短毛種。毛が短いので毛玉になることはまずありません。
長毛種だとシャンプーするのもドライするのも大変ですが、パグなら洗うのも乾かすのもそこまで難しくはありません。パグならではの気をつける点をしっかり勉強しておけば、自宅でもシャンプーできます。
温度に注意
パグは、短吻種といって鼻が短い犬種です。犬は暑いとき、舌を出して息をして体温を下げようとしますが、パグは鼻が短い分体温を下げる効果が低くなっています。ケージの中に入っているとき、自分の息でケージ内の温度が上がることで熱中症になってしまうほど弱いんです。
なので、シャンプーのときにはお湯の温度に注意しましょう。高い温度のお湯でシャンプーしてしまうと体温が上がって、体調を崩してしまうことがあります。夏なら少し冷たいくらいの温度でシャンプーするくらいでもいいでしょう。
シワの部分と目に注意してシャンプーする
パグの特徴とも言える、顔のシワ。特に口周りや鼻の上などがシワが多いですね。シワの部分には汚れや垢がたまりやすく、臭っている場合も多いです。そんなシワの部分ですが、シャンプーするときも乾かす時も注意が必要です。
シャンプーするときにはしっかり洗ってあげないと、汚れや垢が落ちきりません。きれいにするためのシャンプーなのに洗えていないのでは意味がありませんので、指先を使ってしっかり洗ってあげましょう。
洗うときだけでなくすすぎも注意が必要です。シワの部分は広げてすすがないとシャンプー剤が残ってしまいます。シャンプー剤が残っているとかゆみや炎症の原因になるので、しっかりすすいであげましょう。
また、パグは目が大きいです。シャンプーするときに、爪やアクセサリーなどが目に当たってしまうと傷がついてしまうことがあります。また、シャンプーやリンスなどが流しきれずに目に入ったままになってしまうと、それも目のトラブルの元になります。
シャンプーするときは傷つけないようにすること、流し残しがないようにすることを心がけましょう。
脇や足の裏、指の間に注意して
ここまで、シワや目など顔まわりのことを話してきましたが、もちろん体にも注意しなければならない点があります。それは脇や足の裏、指の間です。
これらには共通している点がありますが何だかわかりますか?体のくぼんでいる場所、ということです。くぼんでいる場所は汚れがたまりやすいですし、普通に洗っただけではシャンプーも届きません。
なのでしっかり広げるようにして洗ったり、指でしっかりこすって洗うようにしてください。すすぐときも、顔のしわと一緒でしっかりすすいであげないと皮膚トラブルのもとになるので注意が必要です。
ドライ時にも同じ部分に注意して
ここまでシャンプーやすすぎのときに注意すべき点について、お話してきました。しかし、ワンちゃんのシャンプーというのは洗って流すだけで終わりではありません。すすいだ後にはドライをしてあげる必要があります。
乾かすときも、シャンプーやすすぎと同じで、顔のしわや脇、足の裏や指の間を広げながらしっかり乾かしてあげてください。シャンプー剤がしっかり落とせていても、生乾きだと皮膚トラブルの元になります。
顔のシワの部分を乾かすとき鼻の上に大きなシワがありますが、こすりすぎないようにしましょう。シャンプーの時もそうですが、よく洗うよく乾かすを意識しすぎて強くこすってしまうと、肌が赤くなってしまうことがあります。
また、目にも気を付けましょう。目が大きく、飛び出ているので傷つけないようにするのはシャンプーのときと同じです。
ドライの手順
パグを乾かすときの手順ですが、すすぎ終わったらできる限りタオルドライをしてあげてください。最初に言ったように、パグは鼻が短いので暑さに弱い犬種です。ドライヤーの温風を長時間当てているだけでもパグにとっては負担になる事もあります。
タオルドライでできるだけ水分を取ってドライヤーを使う時間を短縮してあげましょう。タオルドライのときはタオルで目をこすって傷つけてしまわないように注意してください。
タオルドライで水分を取った後は、ドライヤーを使って乾かします。長毛種の場合はブラシやコームなどを使って毛をかきわけながら乾かしますが、パグは短毛種なのでブラシを使う必要はありません。手のひらや指の腹の部分を使って、乾いているかどうかを確かめながらドライしてあげましょう。
ゴム製のブラシなどでマッサージをしながらドライするのはいいですが、ピンが硬いブラシは皮膚を傷つけてしまう場合があるので使わないでください。
ドライヤーの当てすぎに注意
ドライをするときに、ドライヤーの温風を同じ場所に長時間当て続けないようにしましょう。ドライヤーと皮膚が離れていれば問題ないですが、乾かすことに集中しているといつの間にかドライヤーが皮膚に近づきすぎていることがあります。その状態で長時間温風が皮膚に当たり続けてしまうと、乾燥しすぎたり、最悪やけどしてしまうことがあります。
それから、意外と見落としがちなのが目です。ドライヤーの温風を長時間、目に当て続けてしまうと、目がやけどしてしまうことがあります。顔のしわをよく乾かすように言いましたが、目の周りでずっとドライヤーを使い続けると、気づかないうちに目に温風が当たっていることがあるので、気を付けてください。
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