ダックスフントのシャンプーは自宅でできる?プロに任せるべき?
ミニチュアダックスフントのシャンプーは自宅でもできる。
ミニチュアダックスフントは時期によってけが生え替わる犬種なので、生え替わりの時期になると家中抜け毛だらけになることもしばしば。ブラッシングやシャンプーなどで抜け毛を処理したいものです。ミニチュアダックスフントはトイプードルやビションフリーゼほど毛玉にはならない毛質なので、おうちでシャンプーすることも可能です。
わんちゃんとの絆を深めるためにも、是非挑戦してみてください!
毛質が3種類ある
ミニチュアダックスフントには毛質が3種類あります。スムースコート、ロングコート、ワイヤーコートの3種類です。
スムースコートは毛が短くつるつるな毛質。ロングコートは耳や胸、おなかや足などに飾り毛がある、長い毛を持った種類。ワイヤーコートは全身が荒く硬い毛に覆われていて、スムースコートやロングコートと違って口周りにも長い毛が生えています。
どの毛質でも自宅でシャンプー-することができますが、ロングコートとワイヤーコートは毛が長いため、カットした方がいい場合もあります。その場合はトリミングサロンに任せる方がいいでしょう。
腰に気をつけて
ミニチュアダックスフントは足が短く胴が長い犬種です。そのため、犬種の特徴として腰が弱くヘルニアになりやすいんです。遺伝的な場合と加齢による場合がありますが、ミニチュアダックスフントは元々腰を痛めやすいので、注意しましょう。
後ろ足の2本で立たせたり、抱っこするときに上半身だけを抱えるような「縦抱き」は背中や腰に負担がかかります。できるだけ地面と平行な状態で抱っこできるように、前足の間から後ろ足の間まで腕を入れるようにして抱っこしましょう。シャンプーの時も2本足で立たせたり、後ろ足の片方を高く上げすぎないようにしてシャンプーするようにします。
おなかをしっかり洗う
ミニチュアダックスフントは足が短いため、ほかの犬種よりも胴体が地面に近くなっています。そのため、散歩に行ったときなどにおなか周りに誇りや汚れが付きやすいんですね。
雨上がりに散歩に行った時にはお腹だけビチョビチョになっている、なんてことも多々あります。ですから、お腹周りはしっかりとシャンプーをして、汚れをきちんと落としてあげる必要があります。もしカットをするときには、汚れやすいお腹周りの飾り毛を短くカットしておくと、汚れてしまうのを防止できます。
耳をしっかり洗う
ミニチュアダックスフントは耳が垂れていて、耳の穴を覆うようになっています。これはミニチュアダックスフントに限らず耳が垂れている犬種には全般的に言えることですが、耳が蒸れやすくしっかりケアしていないと耳のトラブルを起こしかねません。
自分の経験上、垂れ耳の犬種の中でもミニチュアダックスフントは特に、耳が汚れていることが多いように感じます。耳の穴の中の汚れはもちろん、内側が全体的に油っぽいことが多いです。この脂分や汚れがシャンプーの時にしっかりと落とせていないと、ドライに時間がかかって皮膚を痛めてしまったり、わんちゃんに負担になってしまう原因になるので、耳の周辺はしっかり洗うようにしましょう。
自分がシャンプーをするときには耳周りだけ原液のままのシャンプーで洗うこともあります。
ドライの手順
シャンプーが終わったらドライに入りますが、毛質によって手順が少し変わります。
まずはスムースコートですが、スムースコートの場合はタオルドライをしっかりしてあげましょう。タオルドライである程度乾かし、その後はドライヤーで乾かしていきます。
毛が短いのでブラシを使う必要はありません。手や指、タオルを使って乾いているかどうかを確認しながらドライしてください。
次にロングコートやワイヤーコートです。この2種類の場合もタオルドライで水分を水分を取ってから、ドライヤーでのドライに移ります。
ドライヤーを使うときにはブラシで毛を梳かしながら乾かしましょう。毛をかき分けることで毛の根元にまで風が当たり、しっかりと乾かすことができます。また、濡れた毛が乾くときにブラシでまっすぐに伸ばしながら乾かすことで毛にまっすぐの癖が付き、さらさらで見た目もきれいに仕上がります。
シャンプーの時にも、腰に気をつけるようにお話ししましたが、これはドライの時も同じです。お腹の部分を乾かしたいときに、無理矢理2本足で立たせないようにしましょう。
少し難しいかもしれませんが、ドライヤーを下から当てて、乾かしてください。内股を乾かしたいときも足を持ち上げすぎないように注意しましょう。
カットの話
ミニチュアダックスフントのカットについてのお話を少しだけ。
スムースコートはカットする必要はありませんね。するとしたらひげとまゆ毛の硬い毛くらいでしょう。
ロングコートは全体的に毛が長いですが、カットするのは飾り毛だけにしておいた方が無難です。長いからと言って全身をバリカンで刈ったりしてしまうと、毛が生えてこなくなることが稀にあります。
また、毛には日光の熱や紫外線から肌を守る効果もあり、それを短くしてしまうということは肌を直接刺激するということになるので、肌のトラブルを引き起こすリスクもあります。皮膚病の治療などでやむを得ない場合以外は、バリカンでの丸刈りは避けた方が良いでしょう。
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