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猫がご飯を食べない場合はどうする?餌食の方法についても

犬の食事療法インストラクター師範
竹内惠
[記事公開日]  [最終更新日]
猫は、好き嫌いがあると食べないことがあり、そのまま餓死するケースも報告されています。このような悲しいことにならないよう、猫の飼い主は猫が餌を食べない場合、どうにかして餌食させる必要があり、その工夫や方法をお伝えします。
[ 目次 ]
猫がご飯を食べない場合はどうする?餌食の方法についても
犬の中には好き嫌いする子も多く、何日か食べないこともあります。しかし特に体調に問題が無い場合、目の前に食事があるのに食べないことはまずありません。たいてい飢えに負けてしまい、しぶしぶでも食べるようになります。

しかし猫の場合は、食べないと決めたら頑として食べずに食事を目の前に餓死することもあります。このような状況では無理にでも餌食しないと死んでしまいます。

今回は猫が食事を摂らない場合の餌食についてお話します。

猫はグルメ!?食べない理由や原因について

全ての猫がそういうわけではありませんが、好き嫌いの激しい猫は多いです。また、猫はもともとが食にムラがある生き物なので、食べたいときに食べたい分だけ食べるというスタイルが普通なのです。

猫がご飯を食べてくれない理由として、いくつか考えられますのでひとつずつ解説していきます。

1)病気
病気による食欲不振の場合は、食欲が無い以外に他に症状が出ていないかチェックしましょう。例えば嘔吐や下痢を繰り返している、咳やくしゃみをするなどの場合は、すぐに医師の診断を仰ぐことが重要です。

さらに、猫は歯周病で悩む子も多いので、歯周病や口内炎のために食べたくても食べられないケースも考えられます。

2)フードに飽きた
猫は偏食の子も多いので、ずっと食べていたキャットフードをある日突然飽きて食べなくなるということももちろんあります。

この場合は、別のフードを試したり、猫缶に変えてみたりして工夫してみましょう。

フードは食べないけどおやつは食べるという場合は、もしかしたら食欲が低下しているサインかもしれませんので、そのまま食欲不振につながるようなら、病気の可能性もあります。

3)ストレス
犬もそうですが、猫もストレスや変化に弱い生き物です。犬のように散歩したりお出かけすることはありませんので、例えば引っ越しや帰省などで猫自身の生活スペースを移動せざるを得ない場合は、食欲が低下することもあります。

これは、環境に慣れれば改善することが多いですがいつまでも、食欲不振が続くようなら医師の診断を仰ぎましょう。

猫に手作り食を与えて良いの?調理のコツや方法は?

猫に手作りのご飯を与えてももちろん構いませんし、昔の人はご飯にお味噌汁をかけた「猫まんま」と呼ばれるご飯を、飼っている猫や野良猫に与えていました。

ですが、もともと食にムラがあるため、手作り食で飼育するのは難しいとされています。

ただし、キャットフードは添加物が心配である、病気のため手作り食で改善させたいという場合は、効果があることもありますので、一度試してみても良いかもしれませんね。

調理方法は、基本的には食材を刻んで茹でるだけです。ゆで汁ごと与えてください。注意点としては、いきなり手作り食を与えないこと。キャットフードにトッピングという形で徐々に与えるようにしましょう。

猫に大切なのは水!飲まない場合の対処方法

猫は、砂漠で生活していた動物なので、そもそも水分をあまり摂取しません。
それゆえ、尿結石を発症する子が多いのです。

水を飲まないからといって、そのままにしておくと病気の原因になりかねませんので、水は無理にでも与えるよう努力しましょう。

どうしても飲まない場合は、スポイド等で無理に飲ませるか、野菜や肉のゆで汁など味のついた水を与えるなど工夫してみてください。

猫は食べずにどれくらい生きられる?

猫は水だけで2週間生きられるというデータも確かにありますが、さすがにそこまで食べないと身体の様々な機能が低下し、死に至ります。

特に子猫は12時間餌を食べないと危険です。成猫の場合は1日くらい食べなくてもさほど問題はありませんが、1日半食べてない場合は医師の診断を仰ぎましょう。

猫がご飯を食べない場合の餌食方法!知っておくと便利なこととは

猫がご飯を食べない場合、あまり楽観視するのではなく上記でも述べた通り、何故食べないのか原因を考え、できる工夫は全て行いましょう。

場合によっては、ペースト状のものを猫の口を開けて無理に押し込むことも必要なこともあります。もちろん医師の指導が必要ですが、もしもの時のために、餌食用のスポイドや注射器を用意しておくと良いですね。

また、運動をしないと当然お腹もすきませんので、家の中でできるだけ運動できる環境を整え、飼い主として積極的に遊びを通して猫に運動させるよう促す工夫も重要です。

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