犬の寿命を縮めてしまうNG行為
いったいどんな行為がダメなのでしょうか。
飼い主さんは日頃、愛犬のために良かれと思っている事や、何気なく気が付かない事などで、犬の寿命を縮めてしまっている行為があります。
どんな行為がNGなのか、当たり前の事から意外な事まで、幾つか取り上げてみましたので、参考にして下さい。
散歩のし過ぎ、しなさ過ぎ
ワンちゃんの大好きな散歩。
もちろん嫌いな子もいますね。
この散歩ですが、ワンちゃんが好きだからといって朝晩合わせて3時間も歩かせている場合があります。
また逆にワンちゃんが嫌がるからとか、飼い主さんが面倒くさいからと家の中の運動で済ませたりの場合があります。
このようにどちらかに偏った散歩はおすすめしません。
毎日少しでも外に出る事は、季節を感じる事が出来たり、脳に刺激を与える事により、認知症のリスクを下げる事が出来ます。
また、適度な運動により心肺機能や筋肉を鍛える事が出来ます。
過度運動などは関節などを痛める原因にもなりますから、その辺は注意して、その子の体質や体力に合った適度な時間の散歩を心掛けて上げましょう。
睡眠の邪魔をする
仔犬やシニア犬は一日18時間前後、成犬でも12~15時間の睡眠時間を必要としています。
しかし、人と違ってその睡眠時間の70%浅い眠り「レム睡眠」です。
野生の頃、敵に襲われてもすぐに回避できるようために、レム睡眠の時間が長いようです。
短い深い眠り「ノンレム睡眠」の時に、飼い主さんに邪魔をされてしまうと、疲れが取れなかったり、ストレスになったりと、体調不良の原因になる事もあります。
ワンちゃんが眠っている時は、邪魔をせずに静かに寝かせて上げましょう。
食事とおやつの量
必ず守ってあげたいのが、1日の食事の量と質です。
体重や年齢にあった量や栄養を考えて上げたいですね。
又、おやつも考えなくてはいけません。
ワンちゃんはご飯と同じくらいおやつも大好きですね。
しかし、おやつの与え過ぎは、ワンちゃんを肥満体質にしてしまいます。
肥満は心臓など、体への負担になるのは、人も犬も同じです。
そして絶対に避けて欲しいのが、人間の食べ物を与える事です。
人のために調理した味付けや調味料は、ワンちゃんにとても濃く、体への負担は大きいのです。
健康管理には食事はとても大切な一つです。
少しでも長く愛犬と暮らすためにも、体に良い食事管理をして上げましょう。
犬もたばこは百害あって一利なし
人間にとってたばこは百害あって一利なしは常識ですね。
至る所で禁煙になっていて愛煙家の人達には暮らしづらい事と思います。
せめて家に居る時くらい、思い存分遠慮なく吸わせて欲しいと思う事でしょう。
でも、もしもあなたがワンちゃんなどペットと一緒に暮らしているなら、ちょっと待って下さい。
副流煙の害は、決して人に限った事ではありません。
また、人間の赤ちゃんと同じように、吸い殻を間違って誤飲してしまう事もあります。
ワンちゃんだって肺がんになります。
血管が細くなり、酸素が十分に行きわたらない事も十分考えられます。
嗅覚が人より優れているワンちゃんには、タバコの臭いも大敵です。
愛犬と少しでも長く一緒に居るために、「愛煙家」でなく「愛犬家」になって下さい。
どうしても吸いたい時は、どうぞペットたちのいない場所で楽しんで下さい。
歯磨き
人も犬も同じです。
歯は良質な食事をするためにとても大切です。
特に犬は3~5日と短い時間で歯垢が歯石になってしまいます。
また、歯周病になりやすく、口臭の原因だけでなく、歯槽膿漏など歯の病気を引き起こします。
虫歯などになり歯を失えば、正しく噛む事も出来ずに飲み込んでしい、胃や腸など消化機能が衰え、病気になってしまいます。
そうならないためにも、面倒でも毎日の歯磨きが大切なのです。
過剰な手入れ
ワンちゃんのお世話をするにあたり、お手入れは大切ですよね。
毎日のブラッシングや歯磨きなど、こまめにして上げる事はとても良い事です。
しかし、毎日のシャンプーや耳掃除となるといかがなものでしょうか。
本来皮膚には、肌を守るためのバリア機能があります。
それを毎日のシャンプーでゴシゴシと洗い流してまうと、バリア機能が低下してしまい、皮膚の病気になってしまう可能性があります。
毎日のお散歩で汚れが気になる場合は、シャンプーは使わず、タオルやペットシートなどで拭き取って上げるだけで十分です。
また、犬種によっては耳が垂れていて、湿ってしまいグジュグジュしてしまう事があります。
そうなると耳が臭くなり、つい綿棒などで掃除して上げたくなるものです。
しかし、毎日耳の中に綿棒を入れてしまうと、傷をつけてしまったり、耳垢が奥に入ってしまい返って病気に繋がってしまいます。
耳の手入れも入口付近を軽く拭いて上げる程度に留め、目視でチェックして上げるくらいしましょう。
もしも臭いや赤みを確認した場合は、獣医師さんに診てもらい、先生の指示を受けてケアして上げましょう。
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