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マルチーズのシャンプーは自宅でできる?

トリマー
渡木駿介
[記事公開日]  [最終更新日]
マルチーズをシャンプーするときの注意点についてご説明します。
[ 目次 ]
マルチーズのシャンプーは自宅でできる?
真っ白なサラサラの細い毛が特徴的なマルチーズ。
自宅でシャンプーはできるでしょうか?

子犬の頃から慣れさせる

もしご自宅でシャンプーをしようと考えている時は、できる限り子犬のうちから慣れさせておくと良いでしょう。成犬になってからでももちろん慣らすことはできますが、子犬から慣れさせておく方が確実に慣れてくれます。飼い始めてすぐの方やこれから飼う予定の方は、ぜひ子犬のうちから少しずつシャンプーに慣れさせていってください。

シャンプーに慣れさせるには、お湯をいきなりかけないということです。「水」というもの自体にまだ慣れていませんし、得体の知れないものが顔にかかったらどんなワンちゃんでも必ず嫌がります。まずは足元から、徐々に水をかけていくと良いでしょう。

いきなり全身のシャンプーをしなくても、足先だけ洗うのでもいいですね。特に、すでに成犬になっているワンちゃんは散歩にもいくと思うので、散歩の後に足だけ洗うなどして慣らしていってみてください。良い子にできたらおやつをあげるなどして、シャンプーをした後には良いことがあるんだ、と覚えさせてあげてくださいね。

気の強い一面がある

普段は温厚で人なつこい性格のマルチーズですが、ふとした時に強気になって威嚇してくることがあります。大型犬にも立ち向かっていくことがあるくらい、意外と気の強い一面を持った犬種なんです。もし普段の生活やシャンプー中などにそのような面が見られた場合は、しっかりしつけなければいけません。

他のワンちゃんとトラブルになってしまうかもしれませんし、お店でのトリミングも難しくなってしまうかもしれません。最悪の場合は飼い主さんが舐められてしまえば、飼い主さんにまで強気な態度を取るようになってしまうことも。将来のことも考えて、しっかりとしつけておきましょう。

温暖な地域の犬種でも、温度には注意する

マルチーズはマルタ島という、比較的温暖な地域原産の犬種です。温暖な地域の犬だからといって暑さに強いわけではありません。シャワーやドライヤーの温度には注意しましょう。

シャワーの温度は約37°が適温です。人が触って少しぬるく感じるくらいです。体に×前に自分の手にかけてみて、温度を確認しましょう。

ドライヤーは温風で乾かしますが、体に近すぎると熱いですし、やけどしてしまう可能性もあります。20~30cm程度は放して使用しましょう。わんちゃんに当たる風が熱くないか、距離が近すぎないかをこまめに確認しながらドライしましょう。

毛が長い部分の絡まりに注意

マルチーズは、チワワやミニチュアダックスフントのように上毛下毛に分かれていません。抜け毛が少なく、常に伸び続けます。ドッグショーに出ているマルチーズを見ていただければ分かると思いますが、伸ばし続ければ顔から尻尾まで、すべての毛が地面に付くくらいに伸びるんです。

ペットとして飼われているマルチーズは、体はすっきりでも足は長めに残していたり、頭の毛を伸ばして縛っている子もいると思います。そのようなわんちゃんは、毛の長い部分の絡まりや毛玉に注意しましょう。普段からこまめにブラッシングをすることが大切です。

もし絡まっていたり毛玉になっていたりしたら、シャンプーする前にほどきましょう。絡まったままシャンプーしてしまうと、ほどきにくくなってしまいます。最悪の場合絡まっている部分を切らなければいけなくなってしまうので注意してください。

毛が長い部分をシャンプーするときには、人間の頭を洗うときのようにゴシゴシと洗わないでください。毛が絡まってしまいます。毛の流れの方に手を滑らせるようにして洗いましょう。

ドライもしっかりと

シャンプーが終わったらしっかりとタオルドライをして、水分を取り除いておきます。ドライヤーの温度に気をつけ、温風でやけどしないようにしましょう。ブラシを使って上から下に押さえつけるようにして、乾かしていきましょう。

ブラシを使ってドライをすると見違えたようにさらさらツヤツヤになります。マルチーズ本来の毛質になるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?今回はマルチーズの自宅でのシャンプーについて、お話ししました。注意点が分かれば自分でもできそうに感じませんか?

自分でシャンプーしてあげることは、愛犬とのコミュニケーションにもなりますし、異常を見つけるきっかけにもなります。しかし、やり方を間違えてしまうとけがやトラブルの元になったり、シャンプーを嫌がるようになったりしてしまいます。愛犬を守るのも、良い子に育てるのも飼い主のあなたです。

最初はやり方も分からず、シャンプーするのが怖いかもしれません。それでも、自分でわんちゃんをキレイにしてあげようとしたその気持ちは、きっとわんちゃんに伝わるはずです。まずは日常のブラッシングや、散歩の後に足先だけ洗ってあげるなど、ちょっとしたことでも良いのでできるところから始めてみませんか?

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