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シーズーのシャンプーの注意点は?

トリマー
渡木駿介
[記事公開日]  [最終更新日]
シーズーのシャンプーをするときの注意点やポイントをご説明します。
[ 目次 ]
シーズーのシャンプーの注意点は?
まん丸な目と少し短い脚が可愛いシーズー。シーズーを飼育されている場合、飼い主さんが自宅でシャンプーしてもいいのか気になりますよね。今回はシーズーのシャンプー方法や、コツ、注意すべき点についてご紹介します。

シーズーのシャンプーは自宅でもできる

シーズーのシャンプーは飼い主さんが自宅で行う事は、難しくありません。シーズーならではの注意点や、洗い方のコツなどがあります。それらを知っておけば自宅でのシャンプーのハードルが下がりますので、一緒に勉強してみましょう。

目を傷つけないように注意する

シーズー特有の大きな目。この瞳に魅了されて、家族に迎え入れることを決断された方も多いのではないでしょうか?この可愛らしい大きな目が、時にはトラブルの元になります。

そのトラブルというのが、シャンプーなどのお手入れの際に傷つけてしまうということです。目が大きく飛び出ているので、ほかのワンちゃんよりも傷つくリスクが高いんですね。シャンプー中の飼い主さんの爪や、ブラッシングのときにブラシが当たってしまうことで傷ついてしまうんです。

目元のお手入れの際には細心の注意を払うようにしてください。

シーズーは皮膚が弱い子が多い

シーズーを何頭も見ていると、ほとんどの子が現在皮膚トラブルの治療中、もしくは過去に皮膚トラブルの経験があります。というのも、シーズーはもともと乾燥した地帯に住んでいたため、皮膚が乾燥した環境に適応したものになっているのです。日本は乾燥地帯とは違い、高温多湿の環境ですよね。

そのため、皮膚がじめじめした状態になりやすく、菌が繁殖しやすい環境になってしまうのです。シャンプーをした際に、シャンプー剤やリンス剤の流し残しがあったり、ドライでしっかりと乾かし切れていなかったりすると、皮膚の状態を一層悪くする原因になるので注意しましょう。

鼻から水が入らないようにする

シーズーは鼻が短い「短頭種」といわれる犬種です。そのため、ほかのワンちゃんよりも鼻から水が侵入してしまう確率が高いです。鼻から水が入ってしまうと息苦しそうにしてしまうので、できるだけ水の侵入は避けたいところです。

そのためにはほかの部位と同じようにシャワーで水をかけるのではなく、スポンジに水を含ませて、少しずつかけてあげてください。シーズーの鼻の上の部分はしわのようになっていて、汚れや油がたまりやすいところなので、しっかり洗ってしっかり洗い流し、しっかり乾かすようにしましょう。汚れや油の洗い残しやシャンプー剤の流し残しがあったり、しっかり乾ききっていなかったりすると、皮膚トラブルの原因になってしまいます。

しわや汚れやすいところをしっかり洗う

お話ししたように、シーズーは皮膚トラブルのリスクが高い犬種です。皮膚が油っぽい傾向にあり、他の犬種でも汚れが溜まりやすいような部分には一層注意を払わなければいけません。脇や陰部周り、特に指の間が油や汚れが溜まりやすいでしょう。

全身の皮膚に異常がないわんちゃんでも、指の間だけ皮膚が炎症を起こしている場合があります。それほど汚れが溜まりやすいんですね。指の間などのしわの部分には、シャンプー剤を原液のまま付けて洗うくらいに、しっかり洗って、しっかり流しましょう。

ドライの時にも注意するポイントがあります

これまでシャンプーに関することをお話ししてきましたが、ドライをする際にも注意点がいくつかあります。シャンプーとドライはセットですので、ドライの注意点もしっかり頭に入れておきましょう。シャンプーの後にしっかり乾かさないと、皮膚トラブルの元になるのはどのわんちゃんも同じです。

シーズーという犬種は皮膚トラブルになりやすい、とお話ししました。他のわんちゃん以上に、ドライにも注意しなければいけません。特に、シャンプーの時にも注意すべきとお話しした、鼻の上や指の間などのしわの部分をよく乾かしましょう。ただ、鼻の上をドライする際には目に注意しなければいけません。

シーズーは目が大きく飛び出ているので、傷つけやすいです。鼻の上をよく乾かさないといけませんが、ブラシなどが目に当たってしまって傷が付くと、目のトラブルにもなってしまいます。指先やコームなどで、目に当たらないように注意しながら乾かすと良いでしょう。

また、ドライヤーの熱風が目に当たり続けることで、目がやけどしてしまうことがあります。顔周りを乾かすときは冷風にするか、温風で遠目に風を当てるようにしましょう。犬に当たる風が熱すぎないか、時々確認しながらドライしてください。

まとめ

今回は、シーズーの自宅でのシャンプーについてお話ししました。シーズー特有の注意点について、お分かりいただけたでしょうか?

目が大きく飛び出ていること、皮膚が弱いこと、鼻が短いこと、汚れが溜まりやすい部分があることに注意すれば、自宅でシャンプーすることも難しくありません。皮膚が弱いわんちゃん用のシャンプーなども販売されているので、心配な方はそういった物を使ってみても良いかもしれません。愛犬を自分でシャンプーしてキレイにしてあげられると、一層愛が深まりますので、ぜひ挑戦してみてください。

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