猫に関わる仕事をしたいあなたへ「キャットシッター」のお仕事
キャットシッターの役割とは?
キャットシッターは、猫のお留守番をサポートするお仕事です。猫と一緒に暮らしていると、普段からあまり出かけないようにしている方も多いかもしれません。そんな方でも、仕事や急な用事、冠婚葬祭や通院などで外出せざをえないこともあります。
また、家族旅行に行く場合も、誰に猫のお世話を頼んだらよいかと悩むこともあるでしょう。もともと、環境の変化にストレスを受けやすい猫だからこそ、預けることに抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
キャットシッターは、猫が自宅でお留守番をする際に、猫のお世話をする専門サービスです。猫が自宅でいつも通りの生活を送ることができれば、猫に与えるストレスも少なくなります。もちろん、飼い主さんや家族の安心にも繋がります。
キャットシッターは、時間ごとの料金体制をとっている店舗が多く、限られた時間の中で、どんなお世話をしていくかを飼い主さんとの打ち合わせで決めていきます。基本的は、フードの交換補充、お水の交換、トイレ掃除、遊びやブラッシング、体調チェックなどが主な内容です。
もちろん、お世話をする猫に合わせて内容は決めていきます。可能な限り普段通りの生活ができるように、1日1回の場合もありますが、年齢や体調、食事排泄ペースに合わせて1日2回から3回お世話をすることもあります。
キャットシッターの依頼を受けたら、まずはお客様との打ち合わせを行います。打ち合わせでは、普段の猫の生活や猫の体調について聞き取り、持病の有無やワクチン接種の有無、かかりつけの獣医師の有無を確認していきます。シッティング期間中に、猫の体調不良や持病の悪化が無いとはいえません。緊急時の対応についても確認しておくと安心でしょう。
キャットシッターがするお世話内容(ごはんのお世話)
キャットシッターが行うお世話の内容として、フードの交換補充は大切になります。量や与える回数、普段の食欲と食事量についてはしっかりと確認しておく必要があります。計りや軽量カップを用いて、量を確認しておくと安心です。
お留守番が長期にわたると、ストレスによって食事量が減ってしまったり、一度に食べ過ぎて吐き出しをしてしまうこともあります。お留守番用に特別なおやつや大好きなフードなどを確認しておくと、より安心です。持病やアレルギーがあり、療法食を食べている場合は特に注意して確認をします。
日ごろから万が一の場合や災害の為の備蓄としてフードを少し多めに準備しておくよう伝えることもペットシッターの仕事です。
飲み水に関しても、数か所にお水を置き、飲んだ量を確認しておくなどの工夫も必要です。飲み水が少ないと、脱水が起き、体調不良に繋がってしまいます。給水機を使っている場合は、停電などの影響を受ける場合もあります。新鮮なお水がいつでも飲めるように注意して確認しておくことが大切になります。
キャットシッターがするお世話(トイレのお世話)
キャットシッターが行うお世話の内容として、トイレ掃除もとても大切です。猫にとって、トイレが汚れていることは、大きなストレスに繋がります。汚れているトイレでは排泄をすること自体を嫌がってしまう猫もいます。
トイレが汚れていて、猫の排泄ペースが乱れると、膀胱炎や便秘などを起こしてしまう可能性もあり、体調管理の面からもとても大切だといえるのです。
普段の排泄ペースなどを確認した上で、トイレ掃除の手順を確認します。猫のトイレにも様々な種類があります。砂を入れるタイプやシステムトイレ、全自動のトイレなど、その家庭ごとに違うのでトイレ掃除から排泄物の処理の仕方まで実際のやり方を飼い主さんから確認するようにします。
キャットシッターにとって大切な打ち合わせ
キャットシッターが行うお世話の内容として、その他にも、猫との遊び相手や猫のブラッシングなどのケア、シッター自身が可能な場合は簡単な手入れを頼まれることもあります。逆に、家族以外の者が部屋に入るだけでストレスを感じてしまう猫もいます。
恐怖心から攻撃に繋がってしまうこともありますので、猫の性格に合わせたお世話の内容を飼い主さんとしっかり打ち合わせしていくことが大切になるのです。キャットシッターが行う仕事として大切なことが事前の「打ち合わせ」なのです。
さらに、打ち合わせでは鍵の預かりに関しては特に慎重に確認をしなくてはいけません。ご家族が不在の家に入るわけですので、信頼関係はとても大切になります。鍵を事前に預かった場合は、預かり証を発行し、お世話をする当日、終了後返却するまで責任をもつことになります。プ
ライベートな情報を管理するペットシッターは、まずは打ち合わせの段階でお互いの不安を払拭しておくことがとても大切になるのです。
信頼されるペットシッターになる為に
キャットシッターの仕事は、猫好きさんにはたまらないお仕事です。知らなかった猫のかわいい一面をたくさん見ることできます。また、子猫であれば成長を家族と一緒に喜ぶこともできます。介護が必要になった猫のお世話では、家族の心のサポートにもつながることでしょう。
その為、キャットシッターは、日々猫の生態や病気についても学ぶ姿勢が大切になります。大切な家族の一員である猫が、普段通りの生活ができるようにサポートするには、猫のちょっとした変化にも気づけるように、万が一に備えて学ぶ必要があります。
現在、猫と共に暮らす方が年々多くなり、キャットシッターは魅力的なお仕事です。動物取扱業の中でも、シッター業務として登録を出す方は年々増加傾向にあります。しかしながら、大切な命を預かる仕事として、飼い主さんと大切な猫の為の打ち合わせを細かく行い、責任をもったサービスを提供することが信頼あるキャットシッターとしてお仕事する為に必要なことでしょう。
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