抜け毛の多い猫の種類は?おすすめの対策もご紹介
猫にはシングルコートとダブルコートがある
同じ猫でも、なぜだかやたら毛が抜けてしまう猫と、抜け毛がそんなに気にならないにけこと言うのがいます。ではその違いというのはどこにあるのでしょうか。
猫というのは大きく分けて、「シングルコート」と呼ばれる種類と「ダブルコート」と呼ばれる種類があります。これは犬もそう分けられます。シングルコートはその名の通り、毛が1層で、年中同じ毛なので「換毛期」というものがありません。
しかし、寒い地方などが原産の猫は、体を寒さから守るために毛が二重になっている場合があります。これがダブルコートと呼ばれるもので、季節の変わりに毛が生え変わるので、どうしてもたくさんの抜け毛が発生してしまうのです。
抜け毛の多い猫①アメリカンショートヘア
猫の種類の中でも最もポピュラーな種類が、アメリカンショートヘアではないでしょうか。おそらく多くの人が知っている猫の種類です。アメリカンショートヘアはその名前にある通り短毛種ではありますが、抜け毛は多い傾向にあります。
アメリカンショートヘアの毛は短くさらりとしているので、そこまでモコモコの毛が抜けてしまうということはありませんが、やはり抜け毛を放置していると衛生的にも良くないので、しっかりとケアをする必要があります。
アメリカンショートヘアは短毛ですがダブルコートの猫種なので、どうしても毛が抜けやすくなってしまいます。
抜け毛の多い猫②スコティッシュフォールド
ふわふわの毛とタレ耳が特徴のスコティッシュフォールドも、毛が抜けやすいので気をつけなければなりません。基本的にスコティッシュフォールドの毛は毎日抜けてしまうので、換毛期でないからといって油断はしないでください。
大量の抜け毛を、綺麗好きの猫が毛づくろいした時に飲み込んでしまい、胃や腸をふさいでしまうということもあるので、気をつけなければなりません。コームやブラシを使ってできるだけ毎日、しっかりと抜け毛のケアをしてあげることが大切です。
また、換毛期に入ると普段よりもさらに多くの毛が抜けるようになるので、より注意深くチェックしておかなければなりません。
抜け毛の多い猫③ヒマラヤン
日本でも大人気のヒマラヤンは、真っ白でふわふわの体毛に黒の顔の毛が凛々しく映える、気品漂う猫の種類です。ペルシャ猫の血を引いているのでその気高さも魅力の一つで、多くのファンを虜にしています。
ただ、美しくふわふわの被毛であるがゆえに、毛が抜けて誤飲をしてしまうと大きな事故につながってし舞うこともあるので、気をつけなければなりません。
特に換毛期になるとボリュームのある毛が一気にごっそりと抜けることもあるので、毎日しっかりとブラッシングをして手入れをしてあげることが大切です。猫が誤飲をしなくても、ふわふわの毛が大量に散らばってしまうことになるので、飼い主さんも大変になってしまいます。
抜け毛の多い猫④ソマリ
アビシニアンと近い系統の染まりは、シュッとした体つきと凛々しい顔が特徴の人気の猫種です。アビシニアンの中でも長毛の猫を交配させているので、染まり自身も長くふわふわの毛を持っているのが特徴です。
この猫もダブルコートなので、基本的に毛が抜けやすい種類に分類されます。ふわふわの毛は触り心地はいいのですが、抜けてしまうことで猫の誤飲や飼い主への負担になってしまうので、気をつけなければなりません。
換毛期には特に多い量の毛が抜けてしまうので、より一層悩まされてしまうこともあるかもしれません。しっかりと手入れをして、対処をしていくことが大切です。
抜け毛の対策①ブラッシングをする
猫の抜け毛をそのまま放置していると、毛玉になってしまったり、猫が飲み込んで腸閉塞などを起こしてしまうことがあるので、飼い主はしっかりと管理をしてケアをしなければなりません。
抜け毛のケアでも王道と言えるのが、ブラッシングです。猫用のブラシやコームを買ってきて、猫の毛を軽くなでるようにしてとかしていきましょう。これをするだけでも十分にすっきりするので、猫の抜け毛対策としては有効です。
猫の被毛などを傷つけないように、毛先に絨毛を使っているものなど、柔らかい使い心地のものを選ぶようにしましょう。
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