ポメラニアンのシャンプーは自宅でできる?
ポメラニアンは抜け毛が多い
ポメラニアンは小型犬で体が小さいですが、毛の密度が高くそれに伴って抜け毛も多い犬種です。小さい体から想像以上の抜け毛があり、驚く方も多いでしょう。春と秋に換毛期という時期があり、夏を涼しく過ごす毛と冬を温かく乗り越える毛の、2種類が生え変わります。
換毛期が一番抜け毛が増える時期ですが、エアコンなどの普及により室内は快適な温度に保たれているため、一年通して抜け毛の量があまり変わらない子もいます。「抜け毛」というと、皮膚から抜けて地面に落ちるのを想像する方も多いと思いますが、実は他の毛に絡まったりして体に残ったままの毛も多いんです。そんな抜け毛が体に残ったままだと毛玉や皮膚トラブルの原因になるので、こまめなシャンプーをしてあげましょう。
骨格が細い
ポメラニアンの特徴として、骨格が細いという点があります。体も小さく、骨が細いので、人間が自分を洗う時と同じ力で洗ってはいけません。優しくシャンプーすることがポイントです。
優しくシャンプーしてちゃんと汚れが落ちるの?と思う方もいるかもしれませんが、シャンプーをするときに2つのポイントがあります。「事前にお湯で汚れを落としておく」「泡で洗う」というポイントです。
まずは一つ目ですが、シャンプー剤を付ける前にお湯で良く流しておきましょう。砂ぼこりなどはお湯で流すだけでも、ある程度流す事ができます。先に流しておくことで、シャンプー剤を付けたときの泡立ちも良くなります。
そして二つ目のポイントですが、ワンちゃんを洗う時にはシャンプー剤を直接つけるのではなく、先に泡立ててから体につけましょう。直接つけてしまうと洗い残しやすくなって皮膚トラブルに繋がる可能性があります。また、先に泡立てておくことで表面積が増え、洗浄力も上がるのです。
この二つのポイントを意識してシャンプーすれば、強くこすることなくしっかり汚れを落とす事ができます。もし汚れがひどかったり、脂っぽい部分があったら、部分的に二度洗いするなどすると良いでしょう。
シャンプーリンスの流し残しに注意
基本的に毛量の多いポメラニアンですから、シャワーが皮膚まで届きにくいことがあります。皮膚にシャンプーやリンスが残ったままだと、炎症やかゆみの原因になってしまいます。しっかり洗い流すために、シャワーの水圧を利用して、毛をしっかりかき分けて流すようにしましょう。
お腹や脇、内またなどの部分は特に流し残しやすいので、注意してください。また、目にシャンプーやリンスが入って、残ったままになっていると目のトラブルに繋がるので、目も良く流すようにしましょう。顔にお湯がかかるのを嫌がる子もいるので、その場合は桶にお湯をためて、手ですくってかけてあげると良いでしょう
しっかり乾かして皮膚トラブルを防止しよう
しっかり洗えていて、シャンプーリンスがきちんと流せていても、濡れたまま放置してしまったら、蒸れたりして皮膚トラブルを起こしてしまいます。ブラシなどを使って、毛の根元からしっかり乾かすようにしましょう。
ドライヤーが近すぎると温風でやけどしてしまうことがあるので、温度をこまめにチェックしながらドライしてください。ドライヤーの大きな音はワンちゃんのストレスになるので、タオルドライで水分を除去しておくのがおすすめです。
毛質の個体差がある
ポメラニアンの中でも、毛質の個体差があります。ふわふわした毛質の子もいれば、艶があり毛が寝ていてサラサラな子もいます。どちらの毛質でも抜け毛はありますが、ふわふわな毛質の子のほうが、毛玉になりやすいです。
抜けた毛が体に残りやすいのも、ふわふわな毛質です。毛玉になりやすい上に、抜けた毛が体に残っていたら、それを中心に毛玉が発生します。そのため、シャンプーだけでなく日常的なお手入れも必要なのです。
脇や内股、耳の後ろなどは特に毛玉ができやすい部分です。全身のブラッシングが難しいという方は、毛玉になりやすい部分だけでもお手入れしてあげましょう。いい子にブラッシングさせてくれるワンちゃんでも、長時間となると嫌になってきてしまう子もいます。
毎回すべての部分をブラッシングしなくても、「今日は脇、今日は耳の後ろ」など、小分けにしてお手入れしてあげるのもおすすめです。ブラッシングが苦手な子も、無理やり押さえつけてやるよりも、小分けにして慣れさせていくといい子にできるようになっていきますよ。子犬のころからブラッシングをこまめにやってあげると慣れやすいので、できるだけ早い段階からお手入れを始めるようにしましょう。
逆に、子犬の頃に嫌な体験をしてしまうと、一生のトラウマになる可能性もあるので、注意してください。
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