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ヨークシャーテリアのシャンプーは自宅でできる?

トリマー
渡木駿介
[記事公開日]  [最終更新日]
ヨークシャーテリアのシャンプーについての説明をします。
[ 目次 ]
ヨークシャーテリアのシャンプーは自宅でできる?
絹の様に細く美しい被毛が魅力的なヨークシャーテリア。そんな美しい被毛もきちんとした手入れができていなければ維持できませんし、ヨークシャーテリア特有の悩みも出てきます。ヨークシャーテリアの美しさを保つための、自宅でできるお手入れ方法をご紹介しますので、ぜひ参考にして、ワンちゃんとのコミュニケーションを取ってみてください。

ヨークシャーテリア特有の油っぽさ

ヨークシャーテリアの特徴として、他の犬種よりも油っぽいという点が挙げられます。ヨークシャーテリアは絹のような美しい被毛ですが、それを保つために皮脂の分泌が多くなっているのです。雨にさらされても、ツヤを保てるようになっています。

しかし、現代では室内で飼育されることがほとんどのため、油分が体に蓄積されてしまいます。被毛に対しては良い効果のある皮脂ですが、きちんとした手入れができていないと、トラブルの原因になりかねません。ある程度の皮脂は必要ですが、過剰な皮脂の分泌は「脂漏症」などの皮膚病を引き起こします。

また、病気とまではならなくても、体臭の原因となることもあります。皮脂が多いという特徴から、ヨークシャーテリアは他の犬種よりも頻繁にシャンプーをする必要がある、といえるでしょう。ワンちゃんは一般的に3週間~1ヶ月程度でシャンプーをするのが良いといわれますが、ヨークシャーテリアは2週間に1度くらいの頻度でシャンプーをしてあげましょう

。シャンプーだけであれば、注意するポイントに気をつければ自宅でもシャンプーできますので、ぜひ挑戦してみてください。

しっかり洗う

ヨークシャーテリアをシャンプーする時の注意点は、「しっかり洗う」ということです。他の犬種よりも皮脂の分泌が多いので、その油分をしっかり落とすことができていないと、ドライに時間がかかってしまいワンちゃんの負担になってしまいます。また、せっかくシャンプーをしても毛がさらさらになりません。

全体的に皮脂が多いですが、脇の下や耳の周り、内股などの汚れが溜まりやすい部分は特に重点的に洗うようにしてください。涙が多いこの場合は、目元もしっかり洗ってあげましょう。もし毛を長く伸ばしている場合は、こすってあらうと毛が絡まってしまうので、なでるようにして洗うようにしてください。

こまめにシャンプーしていれば、ゴシゴシとこすらなくても汚れを落としきることができるはずです。あまりにもギトギトしているようなときは、汚れ落ちの良いシャンプー剤を使うのも良いでしょう。ただ、刺激も強くなるので、目に入らないように気をつけましょう。

入ってしまった場合はすぐに洗い流してください。

リンスやコンディショナーは多めでもOK

ヨークシャーテリアの被毛を生かしてさらさらにするために、リンスやコンディショナーは多めに使っても良いでしょう。リンスはシャンプーよりも刺激が強いことがあるので、慣れないうちは顔には付けないで首から下だけに付けるようにしましょう。シャンプーの時に説明した汚れが溜まりやすい部分は、流し残しが発生しやすい部分でもあるので、リンス後のすすぎはしっかりしましょう。

しっかりと乾かす

シャンプーリンスが終わったら、次はドライです。ドライヤーで乾かす前に、タオルドライである程度の水分を取り除いておきます。ドライヤーの大きな音はワンちゃんのストレスになるので、できるだけタオルドライで水分を減らしておきましょう。

シャンプーの時と同じで、こすってしまうと毛が絡むので、水分を毛からタオルに移すようなイメージで優しく拭き取ってあげてください。タオルドライができたらドライヤーで乾かしていきます。このとき、ブラシやコームを使って毛を押さえるように乾かしていきます。

ボリュームダウンさせるイメージです。ドライヤーとブラシを同時進行するのが難しい場合は、交互に使うと良いでしょう。顔周りを乾かすときは、目に温風を当てすぎないように注意しましょう。

ドライヤーの温風で目が乾いたり、やけどしてしまう恐れがあります。ブラシを使うときも、目を傷つけないように慎重に作業してください。ドライがしっかりできていないと毛がパサついたり、蒸れて細菌が繁殖し、皮膚病になる危険もあります。

また、シャンプーで汚れが落ちきっていないとドライに時間がかかって、ワンちゃんの負担にもなりますので、注意が必要です。全体的にドライができたら、仕上げで冷風を当ててあげると静電気が発生しにくくなり、ワンランク上のまとまった仕上がりになるでしょう。

シャンプー以外にもこまめにお手入れを

他の犬種よりもシャンプーの頻度は高めな方が良いですが、シャンプー以外にも被毛をキレイに保つコツがあります。それは、こまめなブラッシングです。ブラッシングをすることで被毛のもつれをほどくことができ、ホコリなどを取り除くこともできます。

ワンちゃんとのコミュニケーションという意味を含めて、1~2日に1度のブラッシングをしてあげると良いでしょう。自宅でシャンプーをするのが難しいという方も、ブラッシングをするかしないかで被毛の健康に差が出ます。ブラッシングを通してワンちゃんとこまめにふれあうことで、普段と違う様子があればすぐに気づくこともできます。被毛以外の健康維持にも役立つんですね。

まとめ

ヨークシャーテリアのシャンプーについて、いかがでしたか?ヨークシャーテリアの、皮脂が多いという特徴からこまめなシャンプーが必要ということが、お分かりいただけたと思います。毛も細く絡まりやすいので、シャンプーだけでなくブラッシングも重要となります。

せっかくヨークシャーテリアを家族に迎えたからには、キレイな被毛を保ちたいですよね。ワンちゃんの健康維持にはプロの技術だけでなく、飼い主さんによる自宅でのお手入れも大きなポイントとなります。プロにすべて任せるのではなく、ワンちゃんとコミュニケーションを取りながら、自宅でできることにはぜひ挑戦してみてください!

自分の努力がワンちゃんの健康に役立っていると実感できたときには、大きな達成感を感じられるはずです。

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