オオヤマネコは飼えるの?ペットとして飼えるのかを紹介
主に山岳地帯などに生息するオオヤマネコは夜行性であり、夜に活動的になります。
オオヤマネコはペットとして飼育できるのかなど、特徴を紹介します。
オオヤマネコの特徴は?
冒頭でも紹介したようにオオヤマネコは山岳地帯に生息する大型のネコになります。
肉食であるオオヤマネコは単独で狩りを行い、小鳥や狸やウサギなどの小動物を捉えて捕食します。
また、縄張り範囲がとても広く1匹のオオヤマネコにつき20〜60 ㎢にも及びます。
昔は日本の山岳地帯にも生息していたオオヤマネコですが、現在は絶滅危惧種となっており西ヨーロッパではすでに絶滅してしまった貴重な動物です。
現代の日本では、野生はおらず動物園で見ることができます。
野生種は欧州〜シベリアの山岳地帯や深い森林に生息していますが、極めて数が少なく貴重です。
そんなオオヤマネコは、体長130センチ、体重20Kg〜30Kg前後に成長します。
筋肉質な身体をしており、ずんぐりとした体躯と耳の飾り毛がトレードマークになります。
毛色は種類により多少異なりますが、灰色の斑点があったり、茶色一色だったりと個人差がある外見をしています。
鳴き声はイエネコに近く、にゃーと細めの声で鳴きます。
貴重な鳴き声は動物園で聴くチャンスがあります。
オオヤマネコはペットとして飼育できるの?
絶滅危惧種であり、世界的に保護活動が行われているオオヤマネコですがペットとして海外で繁殖された個体を輸入することでペットとして飼育することができます。
オオヤマネコは警戒心が強く、イエネコのように濃密にふれあうには鳴らすまで時間が必要ですが幼いうちから飼育することにより、丈夫なリードをつけて散歩することも可能です。
海外ではセレブや珍しいペットの愛好家に人気があり、ペットとして飼育されています。
日本でもいくつかの制約があり、海外からの輸入でしかオオヤマネコを入手できないのでかはりの費用と時間がかかりますがきちんと制約の範囲内で正しく飼育すれば、ペットとして飼うことができます。
気になるその制約ですが、オオヤマネコを飼うためにはお住まいの市町村に届け出が必要になります。
オオヤマネコは「特定動物」に指定されており「特定動物愛護管理法」という法律により保護されています。
まずは自治体に飼育スペースの許可を取る必要があります。
また飼育内容もおり型の施設で飼育を行い、許可を得た場所以外では飼育しないこと、飼い主以外の接触を避けること、オオヤマネコを飼っていることを掲示して公表し、オオヤマネコには識別用のマイクロチップの挿入が義務付けられています。
これらの条件を満たして初めてオオヤマネコを飼育することができるわけですが、違反すると罰金などの刑罰が科されるので注意が必要です。
また、山岳地帯で生活するオオヤマネコを飼育するためには広い運動スペースか必要になります。
狭いケージで飼育してしまうとストレスがたまり、突然死の原因にもなるためお迎えする前に十分な広さがある飼育スペースを用意する必要があります。
オオヤマネコの値段や入手方法は?
オオヤマネコは海外から輸入して購入するのが、ペットとして飼育するための方法です。
貴重な存在であるオオヤマネコはお迎えするまでに時間がかかることがあり、値段も100万円〜200万円と高額になります。
赤ちゃんの頃から飼育することで人にも懐きやすく、特別感のあるオオヤマネコはペットとしても珍しく飼育しがいがある動物です。
しかし、他のペットに比べると購入するまで時間も費用もかなりかかることから計画的にお迎えする必要があります。
また、自治体に許可を必ずとり指定された飼育方法の条件を満たすことはかなり大変です。
オオヤマネコをペットとして飼育したいとお考えの方は、希望の子を見つけるためにしっかりとリサーチして信頼できる購入元からお迎えしましょう。
また、費用もある程度貯めてから購入することが大切です。
広い飼育スペースが必要となりますので、アスレチックを設置したり木を導入したりと出来るだけオオヤマネコが野生で生活する場合と近い環境をつくってあげることがポイントになります。
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