抜け毛が多い犬種とは? 室内で犬を飼うときの抜け毛対策
犬の被毛は2種類あり、抜け毛が多い犬種と、抜け毛が少ない犬種がいます。
今回は、犬の被毛の種類、抜け毛が多い犬種、抜け毛の対策方法について紹介します!
抜け毛が多い犬種と少ない犬種の違いとは?
犬の被毛(コート)は、皮膚を保護するための上毛の「オーバーコート」と、綿毛のように柔らかい下毛の「アンダーコート」があります。
オーバーコートとアンダーコートの2種類を持つ犬種は「ダブルコート」、オーバーコートのみの犬種は「シングルコート」といいます。
犬の被毛は、秋と夏に多く抜けますが、これは「換毛期」と呼ばれます。2種類の被毛を持っているダブルコートの犬種は、この時期に多くの被毛が抜けます。
シングルコートは、オーバーコートの被毛のみなので、換毛期はなく年間を通して被毛が抜けます。
シングルコートの犬種は、マルチーズ、トイ・プードル、シーズーなどで、抜け毛が少ない犬種として知られています。
抜け毛は少ないシングルコートの犬種でも、まったく抜けないというわけではないので、ブラッシングや被毛が伸びるため定期的なカットが必要になる場合があります。
短毛種でも抜け毛が多い犬種もいるので、抜け毛が気になるときは、「ダブルコート」か「シングルコート」か犬種の被毛のタイプを確認をしてみてください。
柴犬
柴犬は、日本の天然記念物に指定されている日本犬の中の1種で、日本犬の中では最も飼育頭数が多い犬種です。
日本のみならず海外でも人気を博しており、飼い主に対してとても忠実で、笑っているように見えるかわいらしい容姿も魅力です。
柴犬は、抜け毛が多いイメージがないかもしれませんが、ダブルコートの犬種であるため、換毛期はもちろん、年間を通して見ても抜け毛が多いです。
ブラッシングは、飼い主さんとのコミュニケーションにもなるので、できるだけまめにお手入れをしてあげてください。
ゴールデン・レトリーバー
ゴールドの毛並みが美しいゴールデン・レトリーバーですが、被毛も長いため、絡まって毛玉になってしまったり、抜ける毛も多いので、まめなブラッシングが必要になります。
ゴールデン・レトリーバーは、大型犬で被毛の量も多いため、汚れを落とし抜け毛を取り除くためにも、月に1回または2回のシャンプーをしてあげてください。
洗い残しがあると痒がってしまうことがあるので、しっかりと流してから乾かすようにしてください。
ラブラドール・レトリーバー
ラブラドール・レトリーバーは、ゴールデン・レトリーバーよりも被毛は短いですが、ダブルコートの犬種であるため抜け毛は多いです。
ラブラドール・レトリーバーは、ブラックやイエロー、チョコレートなどの毛色があり、毛色によって抜け毛があまり気にならない場合もあるようですが、換毛期のブラッシングは欠かせません。
月1回~2回のシャンプーが理想ですが、ゴールデン・レトリーバーと同じく、大型犬なので自宅でシャンプーをすることが難しい場合は、トリミングサロンでシャンプーをしてもらう方法もあります。
ラブラドール・レトリーバーはカットが必要な犬種ではありませんが、トリミングサロンでは、カットコースとシャンプーコースが分かれていることがあるので確認をしてみてください。
トリミングサロンでは、シャンプーと肛門腺絞り、爪切りや耳掃除などがセットになっているところもあるので、自宅ですべてを行うことが難しいときは、プロに相談することもおすすめです。
ウェルシュ・コーギー
短い足でパタパタと走り回る姿がとても愛らしいコーギーですが、ダブルコートを持つ犬種のため、ベッドに抜け毛がごっそり付いていたりすることもしばしば。
ブラッシングやシャンプーはもちろん、犬用の服を着てもらうことも抜け毛対策になります。
犬用の服を着せるときは、無理なく着脱できる余裕のある服を選ぶようにして、汚れてしまったら交換するようにしてください。
服を着せている時間が長いと蒸れてしまうこともあるので、お店に行くときや友人の家に行くときに着せたり、お昼だけ着せるなど、服を脱ぐ時間も確保することをおすすめします。
ビーグル
ビーグルは、短毛種ですが抜け毛が多い犬種になるので、ほかの犬種と同じく、ブラッシングとシャンプーで抜け毛対策をすることをおすすめします。
ビーグルは、被毛が長い犬種ではないので、ゴムでできているラバーブラシなどを利用すると、皮膚を傷つけずにブラッシングをすることができます。
ラバーブラシは、ゴムでできているので、痛がってしまうこともなく、マッサージ効果もあるので、抵抗がなくブラッシングをしてもらえると思います。
シベリアン・ハスキー
シベリアン・ハスキーは、ロシアのシベリア地方で、犬ぞりなどで活躍している犬種です。
寒い地域で生活するために毛の量も多く、体温を保つためにダブルコートの被毛を持っています。
換毛期の抜け毛でぬいぐるみが作れそうだと言う飼い主さんもいるほど、驚くほど毛が抜ける犬種なので、ブラッシングは欠かせません。
抜け毛の対策方法
【1】ブラッシング
抜け毛対策では、ブラッシングが効果的です。
短毛種ではラバーブラシを使用したり、皮膚を傷つけずに抜け毛をごっそり取り除けるブラシなども販売されているので、愛犬にあったブラシを探してみてはいかがでしょうか。
【2】シャンプー
シャンプーは、汚れを洗い流し抜け毛を取り除くために有効ですが、洗いすぎると必要な皮脂も落としてしまうので、皮膚の病気になる可能性があります。
人のように毎日ではなく、月に1回または2回程度にすることをおすすめします。
【3】掃除をする
手入れをしていても、抜け毛を1本も無くすことはできないので、部屋に抜け毛が飛んでしまっていることを考えて、できるだけまめに掃除機や雑巾をかけるようにしてください。
抜け毛はアレルギーの原因になることもあるので、子どもが家庭にいるときや抜け毛が多くなる時期には、まめに掃除をすることをおすすめします。
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