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愛犬の綺麗な被毛を取り戻したい!育毛方法のポイント・注意点

トリマー
新膳 実里
[記事公開日]  [最終更新日]
愛犬の失われた毛艶や薄くなった原因と、これから育毛していくための方法とその注意点について
[ 目次 ]
愛犬の綺麗な被毛を取り戻したい!育毛方法のポイント・注意点
犬も育毛ができますが、育毛剤や何か毛根に特別刺激を与えるわけではありません。
日頃お世話をする飼い主や家族の意識、協力で育毛は成功していきます。
その育毛方法とポイント・注意点を知っておきましょう。

まず、犬の毛艶がなぜ失われたのか理由を考える事からはじめます。
・「病気になったのを機に、お薬の影響で被毛が薄くなった」
・「毛を短くカットしたら艶が無くなった」
・「子犬の頃から生まれつき毛質が悪い」

理由は様々ですが、原因を知る事が改善の第一歩です。

愛犬の見た目を綺麗にしたい、可愛くしたい、理想のスタイルにしたいと飼い主の要望がたくさんある中で、実際にその理想に近づく事ができる要素を持っているかが重要になります。

具体的にいつから、何がきっかけなのか分かっているとより、改善の期間が早まると思います。
できるだけ把握しておきましょう。


ポイント①「被毛にまで行き届く栄養を愛犬に与えられているか」

では、ここからは改善のためのポイントです。
つまり、良質でその子に合ったドッグフードやご飯を与えられているかの再確認です。
健康的な犬の場合被毛は体が作られる構造で一番最後に栄養が届くといわれています。
逆を言うと、栄養が不十分であれば、まず先に被毛・皮膚から衰えていきます。
健康でツヤのある生き生きとした被毛を育てるためには、最後の被毛にまで行き届く栄養を与える必要があります。


例えば
「子犬の成長時期にもかかわらず低カロリー・低タンパク中心のご飯を与えている」
「運動量の多い犬種・普段から運動している愛犬にお野菜中心のご飯を与えている」
「完全な手つくりご飯で、栄養が偏ってしまっている」

など、心当たりのある要因はありませんでしょうか?

原因を見つけて、愛犬の年齢・体質・運動量などを参考にしながらドッグフードやご飯を選ぶように日頃から心がけて、見直すように意識しましょう。

ポイント②「皮膚・被毛の汚れや毛玉をそのまま放置しない」

綺麗な毛が生える環境を作ってあげる事も大切です。

せっかく良質で栄養価の高いドッグフードやご飯を与えて生き生きとした被毛が生えてきても、その毛を生かす環境が整っていないと台無しになります。

そうならないためにも、犬種や皮膚の状態に合わせてシャンプーなどで綺麗に皮膚・被毛の手入れをしてあげます。

毛がもつれていたり、毛玉になっている場合はその部分の皮膚が赤くなってしまっている可能性もあります。

無理に引っ張り取ろうとせずに、お近くのドッグサロンや動物病院に相談しましょう。
綺麗に取り除いた後から育毛をスタートできます。

もつれや毛玉になりやすい子は、もつれになる前にブラッシングをするように心がてください。

皮膚に赤みや傷などがある場合には、先に獣医師に診てもらいましょう。
すでに皮膚の状態が悪く、それが原因で被毛にも影響している場合もありますので愛犬の皮膚の状態をよく観察してみてください。

ポイント③「綺麗にした皮膚・被毛を保護する」

保湿成分の入ったボディスプレーや、犬用の被毛用クリーム、トリートメント効果のあるシャンプーを皮膚・被毛ケアに取り入れてみる。

自宅で簡単にできることから、ドッグサロンや動物病院などで取り入れる専門性の高いやり方まで幅広くありますが、大切なのは最後に適切に保護してあげる事です。
良い毛が生えて常に清潔な愛犬を維持するためには、その状態を保護して外敵から守ってあげましょう。

できるだけ、シャンプーをした後の綺麗な状態で保護してあげるとより効果的です。

シャンプーで皮脂を洗い流した後のわんちゃんの皮膚は乾燥しやすくなっています。
カラカラに乾いた皮膚をそのまま放置してしまうと、痒みやフケは発生しやすくなり、赤みやトラブルの原因にもなりますので注意しましょう。

このポイント③つを意識しながらわんちゃんを日頃からケアをする事で、生き生きとした被毛が生えて育毛ができると思います。

効果が見えてくるのは、遅くて3年、もしくはそれ以上かかる子も中にはいますが、根気よく改善していくと、昔に比べるとかなり毛量が増えた、毛艶が良くなったなど変化が見えてくると思います。

しかし注意しなければならないこともあります。

注意点

・毛質やアレルギーなどで皮膚に合わないものを取り入れてしまうと返って炎症が起きてしまう原因になります。

・成分などを確認して、愛犬に合わせてより安全な商品を見極めるようにしましょう。

・不慣れな作業をお家でする際は、以下の事を引き起こす危険があります。

シャンプーの場合・・・綺麗にシャンプー剤を落としきれずに皮膚に炎症が起きてしまう。
ドライヤーする場合・・・きちんと乾かす事ができず、毛玉や炎症が起きやすい環境を作ってしまう。
被毛をカットする場合・・・刃物を使うため直接怪我をさせてしまう。

など、育毛の妨げになる事が起きてしまう場合がありますので注意してください。

自宅では難しい場合は、無理せずドッグサロンや動物病院などプロの方にお願いするのも育毛成功への近道です。

簡単に育毛と言ってもすぐに効果が出るとは限りませんので、
「愛犬の事をよく知り、犬種の特徴について学び、根気強く改善に向けて実践していく」

これらを意識して育毛を成功させていけるようにしていきましょう。

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