犬の食事にも取り入れたいファイトケミカルの効果とは
また、犬の食事への取り入れ方なども紹介していきます。
ファイトケミカルは植物由来の健康を維持する成分です。
普段のペットの食事に上手に取り入れることによって様々な嬉しい効果が期待できます。
ぜひ、ペットの健康をこれからも維持し続けたいと思っている方は参考にしてみてください。
ファイトケミカルとは
ファイトケミカルとは一体なんなのでしょうか?
それは植物が独自に持っている体を健康に保つための成分です。
では、なぜ植物が独自に持っているのでしょうか?
それは植物の生き方にヒントがあります。
植物は土に根を張り、燦々と降り注ぐ日光を毎日のように浴びて生きています。
動物がこの植物と同じように生活したらどうなるでしょうか?
皮膚は赤く火傷のようになり、さらに悪化すれば皮膚ガンになってしまう可能性もあります。
しかし、植物は葉っぱが火傷をすることもなければがんになることもありません。
これがファイトケミカルの役割です。
ファイトケミカルは動くことのできない植物が健康的に成長するために働いてくれているのです。
主に抗酸化作用や活性酸素の除去などを行い、体の中に有害なものが蓄積しないようにしてくれているのです。
特に活性酸素は紫外線を浴びることで増加すると言われています。
植物は紫外線を浴び続けているのでファイトケミカルの存在が非常に重要なのです。
ファイトケミカルの効果
ファイトケミカルには先程お話しした以外にもたくさんの嬉しい効果があります。
・抗酸化作用
・活性酸素の除去
・病気の予防
・健康維持
・がん予防
・生活習慣病の改善
・老化の予防
これらの効果が期待できると言われています。
特に体の中の活性酸素を除去することによって老化の防止や生活習慣病の予防などにつながります。
ファイトケミカルと呼ばれる成分
ファイトケミカルは先程お話ししたような効果を発揮する成分の総称です。
実際にはどのような成分がファイトケミカルと言われるのか見ていきましょう。
・フラボノイド
強い抗酸化作用を示す成分です。
抗ウイルス作用や動脈硬化、血栓の予防などにも役立つ成分です。
・リコピン
抗酸化作用やがんを抑制する働きがある成分です。
トマトの赤色に含まれている成分として有名です。
・β−カロテン
体内ではビタミンAとして働く成分です。
粘膜を強化する働きがあるため、ウイルスなどの侵入を防ぐことができます。
免疫力にアップに効果があります。
・アントシアニン
細胞が老化するのを防ぐ働きがある成分です。
炎症を抑えたり、解毒する作用を持ちます。
サツマイモの皮の紫色に多く含まれていることで有名です。
・ルテイン
抗酸化作用があり、老化の防止に役立つ成分です。
また、視力を維持するのにも役立ちます。
・イオウ化合物
抗酸化作用に加えて、殺菌作用、発がん物質の解毒作用などがある成分です。
体を温めて血行を良くしてくれるので血栓の予防にも有効です。
ファイトケミカルを多く含む食材
ファイトケミカルを多く含む食材にはどのようなものがあるのでしょうか?
・フラボノイドを多く含む食材
セロリ・パセリ・ピーマン・大根・ブロッコリーなど
・リコピンを多く含む食材
トマト・柿・スイカ・ルビーのグレープフルーツなど
・β−カロテンを多く含む食材
人参・かぼちゃ・ほうれん草など
・アントシアニン
ナス・紫芋・ブルーベリー
・ルテイン
ほうれん草・ブロッコリー・とうもろこしなど
主にこのようなものがあげられます。
スーパーなどで簡単に手に入るものばかりなので取り入れやすいかと思います。
犬の食事への取り入れ方
普段のわんちゃんの食事にどのようにして取り入れていったら良いのかを紹介していきます。
・野菜は固いものは茹でて食べやすい大きさに。
野菜類は生であげられるものもありますが、固いものや火を通した方が良いものは茹でて食べやすい大きさにしてあげると良いです。
味付けはなしで大丈夫です。
普段のドッグフードの上にトッピングしてあげるだけでも十分です。
・果物はご褒美として。
果物類はご褒美や食事をあまり取れない高齢のわんちゃんのために与えると良いです。
糖分が多いのであげすぎには気をつけてください。
また、果物もなるべく細かく切ったりすりおろしたりして喉に詰まらせないようにしてあげると良いです。
・犬が食べても大丈夫か確認してから。
ファイトケミカルを含む食材の中でもニンニクなどはわんちゃんに与えてはいけません。
わんちゃんが食べても大丈夫なものなのかを確認してから与えるようにしてください。
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