猫に歯磨き粉は使える?口内の健康のためにしたいこと
人は食後など定期的に歯磨きをしますが、猫に歯磨きは必要なのでしょうか?
猫の口内の健康のためにしたいこと、猫の歯磨き粉について紹介します。
猫に歯磨きは必要?
第一に気になるのが、猫に歯磨きは必要か?という点です。
結論から言えば、猫も歯磨きをした方が良いです。
肉食動物である猫は、歯に歯垢や歯石が残りにくいと言われていますが、飼い猫の場合はカリカリのドライフードを主食に食べていることがほとんどです。
ドライフードやおやつは歯につきやすく、汚れが口内に残ったままになりやすいという特徴があります。
歯石は一度ついてしまうと、なかなか家庭で取り除くことができずに歯周病や虫歯の原因にもなります。
虫歯にならないためにも、定期的に歯磨きをすることが大切です。
猫の歯はどこを磨けば良いの?
猫の口の中を観察すると、永久歯で30本の歯があります。
歯と歯の間には歯周ポケットと言われる隙間が開いており、その部分に食べかすなどの歯垢が溜まります。
歯周ポケットに入り込んだ歯垢をそのまま放置しておくと、歯石とならなかなか取れなくなってしまうため専用のブラシを用いて歯と歯の間を意識して優しくブラッシングしましょう。
特に、根本部分に歯垢が溜まりやすいため、念入りにお手入れするのが大切です。
猫に歯磨き粉を使うのはOK?
猫に歯磨きをすることは良いと紹介しましたが、汚れを落とすために歯磨き粉を使うのは良いのか気になる方もいるでしょう。
ペットショップには猫用の歯磨き粉が販売されていますので、歯垢を落としやすくするためにも歯磨き粉を使い、お口の中をブラッシングしてあげるのもおすすめです。
注意点としては、必ずペット用の歯磨き粉を使用するようにします。
人用の歯磨き粉には、猫に有害な物質が入っていたり、ミントなどの刺激が強い成分が使われているため、体調不良の原因にもなります。
愛猫の様子を観察しながら、もし歯磨き粉を嫌がる場合には、無理に歯磨き粉を使用せずにブラッシングするだけでも効果はあります。
歯磨き粉のフレーバーによっては、猫ちゃんが嫌がって使ってくれないということもあるため、無理やりすることはかえって逆効果になりますので、少量ずつ様子を見ながら使うようにしましょう。
猫の歯磨き粉も様々!
猫用の歯磨き用品は色々なタイプがあり、愛猫の性格に合わせて選ぶことができます。
どうしても歯ブラシに歯磨き粉をつけてブラッシングさせてくれない!という子には歯磨きガムや歯磨き効果のあるおもちゃを与えるのが、良いでしょう。
歯磨きガムはレバーペーストなど猫が喜ぶフレーバーがついており、カミカミするだけで歯垢を落としやすくする効果が得られるので、飼い主さんの手間が少なく、猫ちゃんが喜ぶ口内ケアです。
ねり状の歯磨き粉を嫌がる子には、スプレータイプの歯磨き粉もおすすめですよ。
歯にシュッと拭きかけるだけで、殺菌効果が得られるためはじめて歯磨きをする猫ちゃんにもおすすめです。
さらには、飲水に混ぜて使用する液体歯磨き粉などバリエーション豊かな歯磨き粉があるので、猫ちゃんが受け入れやすい歯磨き粉を見つけて口内ケアをしてあげましょう。
口内の健康のためにしたいこと
猫の口内の健康を守るためには、歯磨きが一番効果的ですが、嫌がる子もいるでしょう。
無理やり歯磨きをしてしまうと、飼い主さんとの関係が悪化してしまったり、噛まれて怪我をしたりする可能性もあるため愛猫のペースに合わせてケアをすることが重要です。
愛猫の口内の健康のためには、バランスの取れた食事を与えることも大切になります。
総合栄養食であるキャットフードと新鮮な水を用意して、体の成長に合わせて与えましょう。
また、愛猫が遊ぶおもちゃに歯磨きトイを入れてあげると、遊びながら口内ケアができるためおすすめです。
噛みごたえのあるおもちゃはストレス発散にもなり、適度に運動することができるので身体全体の健康にもつながります。
口内を定期的にふれあいをしながら、チェックすることも大切です。
歯に歯石はついていないか、出血はないか、口内が腫れていないかなど日常的にチェックする習慣をつけましょう。
さらには、幼少期から口の周りを触っても嫌がらないように慣れさせておくことが重要です。
成猫になってから歯磨きをしようとすると、失敗することが多いので子猫のうちから歯磨きに慣らしておくのが大切です。
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