犬のカラダに優しいおやつ作りませんか？～アップルコンポート～
犬は、食べることが大好きですから、たいていのものは美味しそうに食べてくれます。しかし、添加物や素材そのものに対して不安になることはありませんか？安価なおやつには、美味しい匂いをつけるために添加物が使われていたり、どんな食材が使われているのか不明だったり、もしかすると犬の健康を害する要因となるかもしれないという不安が付きまといます。
最近、犬に増えてきたアトピー性皮膚炎も、そんな添加物が引き金の一つになっていると言われています。そこで、おすすめしたいのが手作りおやつ。人間が食べるものと同じ食材を使って手作りしてあげれば、安心で美味しいおやつが作れます。今回は、誰にでも簡単に手早く作れる「アップルコンポート」のおやつレシピをご紹介します。
寒い冬におすすめの食材リンゴは犬の健康にも◎
旬の食材を食べることは、「長生き」にもつながると言われるほど体にとって役に立つ効果があります。人類が食した最古のフルーツと言われているリンゴは「１個のリンゴは医者いらず」そんなことわざがあるほど、多彩な栄養効果を持っています。では、リンゴの栄養効果を見てみましょう。
犬の健康に有効な栄養成分は3つ
リンゴには、人にも犬にも有効な栄養成分がたっぷり含まれています。リンゴの果肉部分に含まれている主な栄養成分は、有機酸、カリウム、ポリフェノールです。また、皮には整腸作用を促進するペクチンが豊富に含まれています。ここでは、果肉部分に含まれている栄養素についてご紹介します。
犬にとって大切なリンゴ酸とクエン酸
リンゴの酸っぱい成分には、リンゴ酸、クエン酸といった有機酸が含まれています。このリンゴ酸やクエン酸は、クエン酸サイクル（TCAサイクル）を円滑にする働きがあるのです。クエン酸サイクルとは、食事から摂取した栄養をエネルギーに変換する体内燃焼システムのことを言います。生物にとってとても大切な働きであるこのクエン酸サイクルは疲労回復に効果的です。また、特にシニアの犬たちには摂取してもらいたい栄養素の一つです。
血圧を安定させてくれるカリウムが豊富
ミネラルの一つでもあるカリウムには、体内の余分な水分の排泄を促す、血圧を安定させるなどの効果があります。犬の場合、カリウムの取りすぎには注意が必要ですが、少量であれば問題はありません。
アンチエイジング効果抜群のポリフェノールが豊富
リンゴには、アントシアニン、ケルセチンといったポリフェノール成分が豊富に含まれています。このポリフェノール成分は、活性酸素を除去してくれる効果があります。人間と同じような現代の生活スタイルを送る犬には、活性酸素がたまりやすくなっています。そんな活性酸素除去に役立つのがリンゴの持つポリフェノール成分です。
犬に優しいアップルコンポートを作ろう！
生のりんごは犬の大好物のひとつ。しかし、消化吸収の面から考えるとりんごは軽く煮た方が、犬の胃腸には優しい食べ物になります。その際に、体を温めてくれる効果のあるシナモンパウダー、ビタミンミネラル豊富なメープルシロップを少量入れると、美味しさアップ、栄養成分豊富なおやつとなります。
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