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犬の健康に役立つ食材豆知識〜まいたけ〜

ホリスティックケアカウンセラー
西村百合子
[記事公開日]  [最終更新日]
人間の食べ物は犬にあげてはいけない!そんな話をよく聞きますが、実は人の食べ物にも犬たちの健康を維持するのに役立つものがあるんです。もちろん、人間と同じような味付けはNGですが、その素材自体の持つ力を犬たちにも分けてあげたい食材はいろいろあります。「え?こんなものも?」そう思う方もいるかもしれませんが、自然の中で暮らしていた古代の生活とは大きく異なる現代の犬たちの生活には、人間に良いとされている食材が犬にとっても有効となる場合があるのです。そこで、ここでは一緒に食べたい食材についてご紹介していきます。第一回目は「まいたけ」です。
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きのこの中でも風味が良く、どんな料理にも合うまいたけ。このまいたけには、犬にとっても有効なさまざまな栄養が含まれています。秋が旬の食材ですが、栽培方法が発達したことから、1年中スーパーなどで手に入る食材です。そんなまいたけは、犬にとってとても有効な食材です。今回は、まいたけの栄養素、与え方をご紹介します。

まいたけの持つすごいチカラ!

まいたけには、カリウム、亜鉛、ナイアシン、食物繊維、多糖類などが含まれています。なかでも、多糖類に含まれているβグルカンは、ガンの犬たちにとって有効な栄養成分です。βグルカンは、椎茸、アガリクス、しめじ、えのきだけなどさまざまなきのこ類に含まれている成分で、抗ガン効果があるとされサプリメントとしても出回っています。中でも、まいたけのβグルカンはしいたけなどの物とは全く化学構造が異なる独特の構造があるため、ガンに有効と言われているアグリクスのβグルカン以上に強力な効果があることがわかっています。

犬の健康に役立つ食材豆知識〜まいたけ〜

まいたけの持つβグルカンとは

βグルカンには、健康を保つために必要なナチュラルキラー細胞(NK細胞)という免疫細胞の働きを高めてくれる働きがあります。ご存知の方も多いと思いますが、NK細胞はカラダの中をパトロールして、外から入ってきた悪い菌を一番最初に退治してくれる働きをします。このNK細胞を活性化してくれるのが、まいたけに含まれているβグルカンです。まいたけは繊維質が多いため胃では消化されにくく、腸まで届くので腸で作られているNK細胞が活性化されるのです。NK細胞が活性化することで、ガンばかりではなく免疫アップ、腫瘍の増殖防止、ダイエット、糖尿病、高コレステロール、花粉症などに効果があると言われています。

犬の健康に役立つ食材豆知識〜まいたけ〜

まいたけは、薬膳では脾に効果がある食材

脾の食材は、胃の機能を助け、消化吸収すると同時に栄養を犬の生命エネルギーや臓器に栄養を与えてくれる働きをします。まいたけの持つ栄養素が、脾の機能向上に役立つため血液や気の流れが良くなり、免疫力向上につながります。

犬に与えるには?

まいたけは、加熱しても効果効能に変わりはありません。まいたけのβグルカンは水溶性のため、まいたけから出た水分も一緒に摂取できるようにすることが大切です。また、食物繊維が多いので(食べるとそのまま排泄されますが、栄養素はしっかり吸収しています)なるべく細かくみじん切りにしてあげましょう。みじん切りにして茹でた場合、ゆで汁も一緒にご飯にかけることを忘れずに。

犬にあげる時に目安にする分量は?

キノコ類は、天日に干した方が栄養素が凝縮され、有効に摂取できると言われています。買ってきたまいたけをスライスして、天日干しにするとさらに効果アップが期待できます。30分ほど太陽に当てて、そのまま、または粉末にしてフードにトッピングしてあげて下さい。目安にする分量は、私たち人間で1日あたり生なら約30gです。犬の場合は、1kg(1,000gで計算)あたり0.001gで計算するといいでしょう。10kgの犬なら1gということになります。

さいごに

キノコ類の中でもまいたけには犬にとって有効な成分がたくさん含まれているので、ぜひご飯にトッピングしてあげてください。もし、スーパーや直売所で安売りしていたら、たくさん購入して、干しまいたけを作ってみてください。時期にもよりますが、乾燥している時期ならすぐに乾燥します。乾燥まいたけは、ミキサーなどで細く粉末にして、ご飯のふりかけにしてあげましょう。粉末にする時に、昆布を一緒に入れるとさらに栄養価がアップしますよ。

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