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トイレを室内室外どちらでもできるように、コマンドで排泄させるようにするには

家庭犬訓練士
福田澄子
[記事公開日]  [最終更新日]
トイレは外でしかしない、ペットシーツじゃなきゃできない。なんて子も多いのではないでしょうか?
[ 目次 ]
トイレを室内室外、両方でできるよう覚えさせておくとどう良いのかを、トイレトレーニング方法と一緒にメリットをご紹介いたします。

① トイレのしつけ(室内)

ショップやブリーダーさんの所で既にワンツーや、シーシーなど、決まった言葉で教えてくれている所もありますが、特に覚えていない場合、最初はおしっこしている時などにワンツーワンツーと繰り返しておしっこやうんち等、排泄をした後に誉めてあげましょう。

それを繰り返す事で、ワンツーの掛け声がトイレを促しているんだと徐々に理解します。
掛け声はワンツーでもシーシーでも、チッチでも何でも構いませんが、同じコマンド(言葉)にしましょう。
体が長い犬種などは前足がシーツにかかっていても、後ろ足が出ていておしっこがシーツから出てしまうという事も多々ありますが、本人はシーツの上でやっているので怒らずに、シーツの枚数や配置を変えてみてください。

シーツでできていたのに避妊手術・去勢手術後に、急にシーツでしなくなったという子もいます。
そういう時はまた初めからトイレトレーニングをしてシーツでする事を忘れないようにさせてあげましょう。

トイレを室内室外どちらでもできるように、コマンドで排泄させるようにするには

② 室外で排泄させる

シーツで慣れて外でしてくれない子も多いかもしれないですが、そのような時は、排泄したそうな時間に外に出て他の犬のおしっこがありそうな公園に行ったりして、ペットシーツを敷き、そこでワンツーの掛け声でシーツにさせてみましょう。

慣れてきたらシーツをとっても草の上などでしてくれるようになります。

最近は犬におしっこをさせないで下さいと看板のある公園も多くみかけますので、注意して排泄させてください。

③ なぜ室内室外どちらでもできるようにしておくといいのでしょうか。

メリット1
台風がきている時などに屋外でしか排泄できないと、トイレだけでも外に連れていかなければなりません。
予測できない異常気象もありますので台風等の時に外に出る事は大変危険です。
そんな時はシーツで排泄させて天候がよくなったらお散歩に出掛けるようにすれば、犬も人間も危険なくストレスなく過ごす事ができます。

メリット2
震災などがおきた時に犬がどのような環境におかれるかわかりません。震災後も自宅にいる事ができたとしても、東日本大震災のように物流がしばらくストップする事もあります。普段ネットでシーツなどを買って自宅に届けてもらうようにしていても、その物流がストップしまってはシーツが手に入らないです。
シーツだけでしか排泄できないのに、もしシーツがなくなってしまったら…それだけでも犬にとってはストレスです。

また、シーツのメーカーもたまに変えるようにしましょう。このメーカーのシーツでしか排泄しないといった場合、避難所などに犬と避難できたとしても、与えられたシーツでできないと、それも犬にとってストレスになります。

逆に外でしか排泄できないのに、外はガラスの破片が多くて外にとても行けないといった場合もありえます。そのような時にはシーツでできるようにしておけば、足裏を傷つける等の二次災害を防ぐことができます。
どのような場合にも犬が対応できるようにしておいてあげるのも飼い主のつとめです。

メリット3
愛犬が体調を崩したとき、うんちは屋外で排泄しても柔らかい、や、色がおかしい、など、見る事ができるのでわかりますが、おしっこに何かドロっとしたものが混ざっている、や、血尿などは屋外では、ほぼ気付いてあげられないと思います。
また、病院などで採尿してきて下さいと言われる事もあります。
そんな時はシーツで排泄できれば、シーツにラップを敷くと採尿しやすくなります。

また老犬になり足腰が弱った時にもシーツでできるようにしておけば、わざわざ外に行く必要もありません。もちろん外の空気を吸ったり太陽にあたる事は老犬にとっても良い事ですが、雨の降っているときなどに外にでて風邪をひいたりしては大変ですよね。

メリット4

旅行などで長い時間の車移動などの時に、次のSAまでは距離があるからここでトイレを済ませてほしいな…という場合もあるかと思います。そのような時にワンツーのコマンドで排泄できれば、ストレスなく旅行を楽しむ事ができます。

最後に

我が家の愛犬は車に乗る前等は必ずワンツーの掛け声で排泄させています。
ほんのちょびっとしか出なくても掛け声でしてくれるので安心です。
お散歩の時間も毎日同じ時間だとそれまで我慢しようと考える子も多いので、お散歩の時間は同じ時間にいかないようにする事も大切です。
シーツでできれば充分だ。トイレは外と決めている。という方も実際多いかと思いますが、突然どんな状況になるかは本当にわかりません。どのような場合にも対応できる愛犬にしてあげる事が、飼い主としての役目だと思います。

トイレトレーニングを自分ではうまくできないと悩んでいる時はトレーナーさんなどに相談してみるといいでしょう。

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