ペットドッグを受けて愛犬の健康チェックを行おう!
ペットの健康チェックをするペットドッグの大切さについて紹介しています。
私たち人間が行う「人間ドッグ」のペットバーションとして、「ペットドッグ」という言葉も徐々に浸透してきています。
そこで、このペットドッグでの検査内容や、定期的な健診の必要性などを紹介していきたいと思います。
ペットドッグは健康診断とは違うの?
簡単に言ってしまえば、ペットドッグと健康診断は意味合い的にはほぼ同じです。
ペットの健康チェックのために、様々な検査や触診、飼い主さんへの問診を行うという内容がペットドッグであり、健康診断になります。
ただ動物病院によっては、体重測定と触診のみの簡易的なものを健康診断と言い、血液検査や尿検査など専門的な検査まで行うことをペットドッグと分けているところもあります。
ペットドッグの必要性
ここ数年で、ペットたちの暮らす環境や食事内容の充実も影響し、ペットたちは長寿化傾向にあります。
長生きをしてくれるのは大変嬉しいことであり、いつまでも健康で元気に過ごして欲しいというのは全ての飼い主さんの願いではないでしょうか。
但し、長寿化傾向と並行してペットたちの様々な病気が増えてきている側面もあります。
そして犬や猫たちは、毎日一緒に生活している飼い主さんにも、自分の体調不良を隠そうとする性質があります。
この本能からくる行動のために、病気の発見が遅れてしまうことも多々あります。
そこで、定期的に健康チェックを行い体に異常がないのかを確認することで、病気の早期発見に繋がる確率が高まります。
ペットたちの病気治療を行う場合、高額な治療費がかかるのはもちろんですが、ペットたちの体にかかる負担や精神的に被る不安感は相当なものです。
その不安感から、更に体調が悪化してしまうこともあります。
早期に発見できていれば投薬だけの通院治療で済んだものが、病気に気付かず進行してしまったことで手術を伴う治療をしなくてはいけなくなってしまうこともあります。
そのような状況になってしまっては、飼い主さんは心配で何も手につかなくなってしまうかもしれません。
定期的にペットドッグを受けておくことで、このような状況を回避できる可能性が高まります。
ペットドッグの内容
ペットドッグの検査内容は、動物病院によって様々です。
今回は一般的なメニューのみを紹介していきます。
①飼い主さんとの問診
まずは飼い主さんとお話する時間を設け、普段の様子や気になることがないか等を確認していきます。
これはカウンセリング作業としている病院もあり、獣医師ではなく看護士が担当する場合もあります。
②体重測定や触診
体重測定を行い、体全体を触診しながら次のことを確認します。
・皮膚の表面上をチェック(フケなどは多くないか・皮脂が多くないかなど)
・シコリなどが無いか
・目の周辺チェック(目やには出ていないか・充血はないか・白内障などの症状は出ていないか)
・耳の周辺チェック(耳の中はキレイか・赤みなどは無いか)
・口の中をチェック(歯石は付いていないか・歯肉炎などは無いか)
③尿検査
尿を検査することで、腎臓病・糖尿病・尿路結石などの有無を確認することができます。
採尿方法は、自宅で排泄をするタイミングを把握し、排泄をした時点で清潔な紙コップなどを差し出して採尿するのが最も簡単な方法です。
それが難しい場合には、病院にて圧迫排尿やカテーテルを利用して採尿する方法もあります。
④便検査
便に血が混ざっていないか、もしも混ざっていた場合にはその原因は何かを判断していきます。寄生虫の有無も確認します。
便は犬がした物を清潔なビニールやラップなどに入れて、乾燥しないように気を付けて持参します。
散歩時にした物を拾う場合には、なるべく地面に落ちる前にキャッチし余計な汚れが付かないようにしましょう。
⑤血液検査
肝臓や腎臓に関連する数値、貧血の有無などを確認します。
問診時に何か気になる点があった場合には、その内容に見合った検査項目が追加されることがあります。
⑥オプションメニュー
①から⑤までの検査内容は、一般的なもので基本コースとされている場合が多いです。
それ以外に、レントゲン・心電図・超音波など、獣医師の判断や飼い主さんの希望を踏まえた上で、オプションのような形で検査内容が追加されます。
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