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ワンちゃんも仮病!?カマってサインあれこれ

ドックセラピスト
安藤夏子
[記事公開日]  [最終更新日]
ワンちゃんだって甘えたいし、構って欲しい時があるんです。
そんなワンちゃんのサインに気が付いて上げたら、信頼関係も強くなるし、ワンちゃんのストレスも解消されます。
[ 目次 ]
ワンちゃんも仮病!?カマってサインあれこれ
飼い主さんがお仕事を持っていて、昼間はいつもお留守番ていうワンちゃん、たくさんいますよね。

お留守番してなくたって、飼い主さんに構ってほしかったり、甘えたかったりします。

言葉のしゃべれないワンちゃんはからのサインに気が付けば、コミュニケーションも取れますし、寂しいお留守番のストレスから解消して上げることもできます。

ワンちゃんは大好きな飼い主さんに構ってもらって、触れ合っている時間がとっても幸せです。

そんなワンちゃんからのサインをいくつかご紹介しましょう。

甘えるサインは信頼関係の証

まず、色々なサインをお伝えする前にひとつ知っておいて下さい。

ワンちゃんは誰でも構わずそのサインを出すのではありません。

いつもお世話を焼いてくれる、優しい飼い主さんにだけ見せるサインです。

飼い主さんとの関係に、絶大な信頼と安心を寄せているからこその仕草ですので、それは信頼関係の証です。

飼い主さんはどうかそのサインを見逃さずに、できる範囲で応えて上げて下さい。

ワンちゃんも仮病!?カマってサインあれこれ

前足でチョンチョン

ワンちゃんは何かおねだりしたい時に、飼い主さんの側に来て、まるで「ねぇねぇ」と言っているかのように、前足で飼い主さんに「チョンチョン」とタッチしてきます。


これは「僕を最優先にしてよ~」という独占欲からくるものだったりすることが多いのですが、前足チョンチョンは飼い主より、自分が優位だってことを示す仕草でもあるので、飼い主さんの方が上なんだということはしっかりと教えないといけません。

可愛い仕草なのでついつい応えて上げたくなりますが、そこはしっかりと見極めた対応をしましょう。

ワンちゃんも仮病!?カマってサインあれこれ

ゴロンしてお腹丸見え

飼い主さんの前でゴロ~ンと仰向けになって、お腹を丸出し状態で甘えてくることがあります。

これは完全なる「あなたに服従」のポーズですから、飼い主さんを上と認めているサインです。

この時は思い切りお腹を撫でて上げてワシャワシャと遊んであげましょう。

ワンちゃんもとても気持ちよくて大喜びします。

ワンちゃんも仮病!?カマってサインあれこれ

ワンちゃんの仮病?

お仕事から戻ってきたら、ワンちゃんが足を引きずりながら歩いて側に来ることがあります。

飼い主さんは慌てて、怪我をしてるのか、傷があるかとあれこれ心配しちゃいますよね。

実はうちの子もやってくれました。

心配して慌ててかかりつけの病院に連れて行って先生に診せようと思ったら、待合室で駆けずり回って遊んでいます。

そして先生に一言「やられましたね(笑)」と…。

待合室で順番を待っていた他の飼い主さんたちとその場で大笑いしたことを思い出します。

中にはぐったりとして寝ていて、反応が悪い事に心配した飼い主さんが、あれこれ心配して体に触れてみても特に傷もなく、熱も無さそうなので、「散歩行こうか」と声をかけた途端飛び起きて玄関に走って行った…なんて話もあります。

ワンちゃんはとても賢い動物です。

飼い主さんが怪我や病気をすると、心配してずっとそばに居てくれたり、優しくしてくれたりした、そんな事を覚えているのです。

だからまた構って欲しくて仮病を使ったりします。

このサインはたいてい寂しさからくるサインですから、その事をわかって上げて下さい。

老犬の甘えは注意

普段あまり甘えないワンちゃんが、歳をとってから急に甘えん坊になることがあります。

そんな時は少し注意してあげましょう。

ワンちゃんも人と同じで、歳を取ると段々体が弱くなり、耳が聞こえにくくなったり、匂いを感じづらくなる、視力も落ちてきて、今までと違うことに不安を感じたり、怖くて心細くなったりします。

また、病気のサインの場合もあります。

腰痛などを訴えている場合、認知症が始まった場合など、体の不具合からくるサインの場合があります。

・食事はしてるか
・便秘や下痢などはしてないか
・水は飲んでいるか
・トイレの回数はどうか
・熱があったり、痛そうにしているところはないか

など、普段の生活と比べておかしいところがないかなど観察してください。
そして、不安やおかしい事があったら早めに獣医さんに診て頂きましょう。

甘えん坊もほどほどに

ワンちゃんそれぞれ、色んなサインを出しています。
理由も十匹十色です。

甘えの仕草は、飼い主さんから見たら可愛くてたまらないのもとってもよくわかります。

でも全ての要求に応えていたら、ワンちゃんがただわがままな甘ったれさんになってしまうこともあります。

ダメな時はダメ。
甘やかす時は目一杯甘やかすのもいいと思います。
一番よくないのはメリハリのないダラダラと言いなりになることです。

ワンちゃんは賢いです。
その賢さが良い方に現れて欲しいものです。
悪知恵ではないですが、賢いが故に飼い主さんを操ることもできるかもしれません。

賢いから、飼い主さんが辛そうな時は、逆に側に寄り添ってくれることもあると思います。

ワンちゃんとの本当の意味での信頼関係を築くためにも、サインを見逃さず、気持ちを理解して、きちんとした対応をして上げましょう。

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