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犬のトッピングごはん“おすすめの食材 ①〜⑤ 編”

動物看護士
仁木 亜由美
[記事公開日]  [最終更新日]
前回は「トッピングごはんについて」ご紹介させて頂きました!今回の記事では「何かをトッピングしてみようかな?」そう思ったときに役立つ『おすすめの食材 ①〜⑤』をご紹介させて頂きます!
[ 目次 ]
犬のトッピングごはん“おすすめの食材 ①〜⑤ 編”

おすすめの食材 ① 緑黄色野菜

体の免疫力を高めるビタミンCをはじめ、がん予防の働きのあるカロテン,ビタミン,ミネラルがいっぱいです!緑黄色野菜のそれぞれの栄養素+ポイントについて、下記にまとめました!

(1) にんじん:免疫力を活性化するカロテン,粘膜保護のビタミンAが豊富。
茹でて細かくし、油で炒める。または 生のまますりおろす。

(2) トマト:カロテンの仲間で抗酸化作用のあるリコピンが豊富。
生のまま細かくみじん切り。または 油で炒めると吸収率UP!

(3) かぼちゃ:抗酸化作用のカロテンや免疫力を高めるビタミンAがいっぱい!
茹でる,蒸すなど加熱をし、細かくつぶしてから与えると◎

(4) 枝豆:皮膚にいいビタミンB2と塩分の排出を促すカリウムが多い。
茹でてから、スプーンで軽くつぶして与えると◎

(5) 絹さや:新陳代謝強化作用のリジンやアスパラギン酸を多く含む。
茹でて細かく。油で炒めるとカロテンの吸収率がUP!

(6) パプリカ:がん予防にいいカロテンや皮膚,粘膜の健康維持成分が多い。
消化をよくするために、茹でて細かく刻んで与えると◎

(7) オクラ:腸の働きを整えるペクチンや消化力UPのジアスターゼが豊富。
消化をよくするために、茹でて細かく刻んで与えると◎

(8) 貝割れ大根:消化を助ける働きや、がん予防によいとされる成分などが豊富。
生, または 軽く湯がいて、細かく刻んで与えましょう。

(9) アスパラガス:新陳代謝を促すアスパラギン酸や抗酸化作用のカロテンが豊富。
消化をよくするために、茹でて細かく刻んで与えると◎

おすすめの食材 ② 淡色野菜

ビタミンやミネラルが豊富で疲労回復にもおすすめ!先程、ご紹介した①緑黄色野菜とバランスよく与えるようにしましょう。

(1) キャベツ:胃腸の粘膜をサポートするキャベジン(ビタミンU)が豊富。
消化をよくするために、茹でて細かく刻んで与えると◎

(2) 大根:消化を促すジアスターゼを多く含む。“天然の消化剤ともいわれている”
茹でて細かくする。または 生のまますりおろして与えましょう。

(3) きゅうり:成分の90%が水分だけれども、各種ミネラルをたっぷり含んでいる。
茹でて細かくする。または 生のまますりおろして与えましょう。

(4) カブ:整腸作用のあるジアスターゼや葉っぱにはビタミンCがいっぱい!
消化をよくするために、茹でて細かく刻んで与えると◎

(5) ごぼう:腸内環境を改善する食物繊維や抗酸化作用のセレンが多い。
消化をよくするために、茹でて細かく刻んで与えると◎

(6) セロリ:腸内環境改善に役立つ食物繊維やビタミン類を多く含む。
茹でて細かくする。※葉っぱは、くさみがあるから除くこと。

(7) ピーマン:豊富なビタミンCと、その吸収を助けるビタミンPを多く含む。
消化をよくするために、茹でて細かく刻んで与えると◎

(8) ブロッコリー:ビタミンCはレモンの2倍含まれ、血圧抑制効果の葉酸も多い。
消化をよくするために、茹でて細かく刻んで与えると◎

(9) グリンピース:血圧を下げ、腎臓によいカリウムが多い。ビタミンB群も豊富。
茹でてから、スプーンで軽くつぶして与えると◎

(10) ベビーリーフ:根元の赤みは視力回復効果のあるアントシアニンを多く含む。
生, または 軽く茹で、細かく刻んで与えましょう。

おすすめの食材 ③ きのこ類

腸内環境を整える食物繊維をはじめ、ビタミン,ミネラルが豊富。低カロリーなのでカサ増しにも便利!

(1) しめじ,まいたけ,えのき
皮膚や粘膜を保護するビタミンB群,カリウム,鉄分も多い。
茹でて細かくする。または フードプロセッサーで粉状にして与えましょう。

(2) きくらげ:腸内環境を整える食物繊維や抗酸化作用のビタミンEが多い。
水で戻して細かく刻んで、加熱してから与えると◎

おすすめの食材 ④ イモ類

ビタミンCを多く含み、食物繊維もたっぷり!抗酸化作用も高め、老化防止にもおすすめの食材です!

(1) さつまいも:免疫力を高めるビタミンCや抗酸化作用のビタミンが豊富。
茹でる,蒸すなど、必ず加熱をしてから与えましょう!

(2) 山いも:消化を促すアミラーゼや胃の粘膜を保護する粘液酸が豊富。
茹でて細かくする。または 生のまますりおろして与えましょう。

(3) しらたき:満腹感はあるのに、体内に吸収されないためカサ増しに便利!
消化をよくするために、茹でて細かく刻んで与えると◎

おすすめの食材 ⑤ たんぱく質

筋肉や臓器など、体の大切な部分を作る主成分として、丈夫な体作りには欠かせない重要な栄養素です!

(1) たまご:成長に必要なさまざまな栄養をすべて持ち合わせている。
茹でるなどしてから、細かく刻んで与えると◎

(2) 豆腐:畑の牛肉といわれ、たんぱく質やカルシウムを多く含む。
体を冷やす作用があるため、温めてから崩して与えましょう!

(3) 鶏肉(ささみ,もも)
:高たんぱく低脂肪のヘルシーミート。ももは、皮膚の潤い効果あり!
加熱し、危険な骨は必ず取り除いてから与えましょう!

(4) 豚肉(豚ロース,豚ヒレ,豚ひき肉)
:糖質の代謝を助け、疲労解消の働きがあるビタミンB1が豊富。
十分に加熱して、ひと口大に切ってから与えると◎

(5) 牛肉(牛ヒレ):低脂肪で、細胞を新しく作るのに必要なビタミンB12が多い。
加熱して食べやすいように、ひと口大に切ってから与えると◎

(6) ラム(ラムチョップ):疲労解消のビタミンB1や脂肪燃焼作用のカルニチンを多く含む。
加熱して、ひと口大に切る。骨つきのまま与えてもOK!

(7) 馬肉:カルシウムや鉄分が多く、健康に欠かせない必須脂肪酸も豊富。
人間も食べられるくらい新鮮なら生でもOKですが、※基本は加熱を!

(8) 青魚(サバ):老化予防の働きのある必須脂肪酸やタウリン,鉄分が多い。
鉄分やタウリンの多い血合いも一緒に加熱し、ほぐして与えると◎

(9) カジキマグロ:高たんぱく質低脂肪で、血圧を調整するカリウムが豊富。
加熱して食べやすいように、ひと口大にほぐして与えると◎

(10) 鶏レバー:粘膜を保護し、抗酸化作用もあるビタミンA,鉄分が豊富。
人間も食べられるくらい新鮮なら生でもOKですが、※基本は加熱を!

(11) 豚レバー:粘膜を保護し、抗酸化作用もあるビタミンA,鉄分が豊富。
十分に加熱してから、与えるようにしましょう!

(12) 牛すじ:細胞と細胞をつなぎ、皮膚の構造を強化する成分を多く含む。
噛み応えがありますが、消化を考え加熱後、ひと口大にすると◎

(13) 鶏軟骨:代謝を促進するナイアシンやカルシウムを多く含んでいる。
生のままフードプロセッサーなどで細かくし、加熱してから与えると◎。

(14) うなぎ(白焼き):体の抵抗力を高めるビタミンAや良質な脂肪酸がたっぷり!
白焼きはすでに蒸されているため、細かく刻んで与えると◎。

(15) 白身魚(タラ,サケ):オメガ3必須脂肪酸やコレステロール抑制のタウリンが豊富。
加熱して食べやすいように、ひと口大にほぐして与えると◎。

(16) しじみ,あさり:肝臓の機能をサポートする働きがあるタウリンがたっぷり!
加熱し、殻から身を取り出して与える。煮汁も活用すると◎。

(17) おから:肉や魚に負けない優れた たんぱく質が多く、食物繊維も豊富。
煮込んだり、炒めるなどの加熱をしよう!

(18) 納豆(ひきわり):疲労解消,整腸作用,便通促進,免疫力UPなどの働きがある!
大豆の表皮は消化しづらいので、ひきわり納豆がおすすめ!

まとめ

おすすめの食材 ①〜⑤について、ご紹介させて頂きました!それぞれの食材が持つ栄養は、さまざまです!できるだけ色々な食材を摂るのが理想的ではありますが、愛犬に合ったものを選び、その野菜が持つパワーを取り入れてあげましょう!

また後日、おすすめの食材の続きをご紹介させて頂きますね!

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