犬と猫、仲良く一緒に暮らすコツ
できることなら犬も猫も一緒に仲良く暮らしていきたいけれど、一抹の不安を感じて実行できない人もたくさんいます。
そこで、犬と猫両方と一緒に仲良く暮らしていくコツを紹介していきます。
犬と猫は仲良く一緒に暮らせます!
結論から言いますと、犬と猫が仲良く一緒に暮らしていくことは可能です。
実際に両方を飼育している方はたくさんいます。
でも何故か「うまくいかなかった」と言う人もいます。この原因の一つには、犬と猫を同じ基準で飼育しようと考えてしまうからです。
犬と猫は全く違う種類の動物です。持っている性質や習性も違います。
動物を多頭飼いする時には、先住しているものを優先しつつ基本的には平等に扱うことが大切なことではありますが、平等に接することと同じ基準で生活させることとは別物です。
犬には犬の、猫には猫の習性に合った生活環境を用意し、別の性質を持った動物同士の間に飼い主さんが立ち上手に仲を取り持ちながら、お互いを尊重してあげることが重要です。
仲良くさせるためにと、無理に近づけたり触れさせたりすることは逆効果になりますので、そのようなことはしないようにしましょう。
犬と猫が仲良く暮らしていくには
実際に犬と猫が仲良く暮らしていくにはどのようにするのがいいのか、同居を開始するタイミングなどを紹介します。
①同居を開始するタイミング
犬と猫を同居させるのにベストなタイミングは、お互いが子犬と子猫の時期です。
子犬と子猫は好奇心旺盛で、相手に対してあまり警戒心を持たず良い遊び相手になります。
一緒に遊んで成長していくなかで、自分たちの適切な距離感を自然と学習してくれます。これは私たち人ではなかなか教えることはできません。
次に良いとされているのは、犬を飼育している状態で猫を後から迎えることです。
犬は猫よりも適応能力が高いとされていますので、後からきた猫を比較的容易に受け入れてくれます。
ただし、新しく迎え入れた猫が子猫で手がかかる時期であったとしても、常に先住している犬を優先することは忘れないようにしてください。
猫を飼育している状態で犬を迎え入れる場合には、無理に接触を持たせようとすることはせず、猫のお気に入りの場所に犬が立ち入らないように気を付けてあげることが大切です。
猫の居場所を荒らさないようにしながら、猫が犬の存在に慣れるまで待ってあげるのがポイントです。
慣らすために近くに犬を連れていくのではなく、遠くからでもよいので犬の姿を猫に確認させることを習慣とし、そのうちに猫が自分から近寄ってこようとしたり、興味を持って犬をじっと見たりするのを待ちます。
②慣れるまでは目を離さない
犬と猫が一緒に暮らし始めて数日たつと、もう平気だろうと安易に判断をし、犬と猫だけを同室や同じ空間に残して目を離してしまう方が多くいます。
これは、突発的に思わぬ事故や怪我が起こる可能性を秘めていて大変危険です。
本当に慣れたと判断できるまでは、犬と猫が同じ空間に居る時には目を離さないようにするのがおすすめです。
②お互いが慣れたと判断する基準
最初は一定の距離を保っていた犬と猫は、段々とお互いの存在に慣れてくると、匂いを嗅いでみようとしたり、自ら触れてみようとしたりします。
まだこの段階では、危険はない相手であると認識はしていても警戒心は解いていません。
本当の意味で安心できる状態とは、お互いがすぐ近くに居ても無関心でいることができるようになった時です。
これは相手が嫌いだから無関心ということではなく、側に居ることが自然である存在だと相手のことを認めた証拠です。
ここまでくれば、本当の意味でお互いがお互いの存在を認め、慣れたと判断してもいいでしょう。
犬と猫の同居で注意する点
犬と猫がお互いの存在を認めて慣れたとしても、一緒に暮らしていくなかでは注意が必要な点があります。
①餌の共有はNG
毎日の食事は、必ずそれぞれに合った適切なものを用意するようにしましょう。
犬と猫は全く別の動物ですから、健康維持に必要な栄養素は当然違います。
それぞれの食事を食べてしまわないように、可能であれば食事は別のスパースで与えるのがおすすめです。
②それぞれのテリトリーを確保
犬と猫がいくら仲良くなったとしても、それぞれが1匹でくつろぐことができるテリトリーは必ず確保してあげるようにしましょう。
どんなに仲良く暮らしていても、犬と猫とではやはり習性などが違います。
特に猫は自分だけで過ごす時間をとても大切にしますので、犬の手が届かないような場所に猫が過ごせる場所を用意しておいてあげましょう。
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