犬にも花粉症はある!どのように対策をしていけばいいの?
ということで今回は犬の花粉症の症状とともに、どのように対処していけばいいのかということについて紹介していきます。犬に花粉症のような症状が出てしまった場合には、正しいケアをして症状の緩和に努めましょう。
犬の花粉症の症状
人は花粉症になると目がかゆくなったり鼻水が出てしまったりしますが、犬の場合はこのような症状ではなく、主に皮膚に症状が現れます。まず皮膚がアレルギー反応を起こして炎症を引き起こします。その結果、湿疹ができたりかゆみが発生したり、赤みが出るようになってしまうのです。
かゆみが起こるので犬がしきりにその部分をかきむしり、炎症を起こしてしまうこともあるので注意しなければなりません。犬がやたら同じ部分をかきむしったりしている場合には花粉症である可能性があるので、まず病院に連れて行ってみてもらいましょう。
花粉症を起こしやすい種類
人には花粉症になる人とならない人がいますが、犬の場合も同様です。犬も犬種によって花粉症になりやすい種類とそうでない種類がいます。
花粉症になりやすい犬種としては、思いアレルギー性皮膚炎を起こしやすい犬種が挙げられます。以下にまとめたので、チェックしてみてください。
●柴犬
●シーズー
●ゴールデン・レトリーバー
●ラブラドール・レトリーバー
●ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア
●ダルメシアン
●ボストン・テリア
●シェットランド・シープドッグ
対処法①午前中から昼にかけての散歩を避ける
花粉が飛ぶのは主に午前中からお昼にかけての時間帯なので、この時間の散歩は極力控える用意しましょう。人間も同様にお昼の外出によって花粉症の症状が出てしまうことがありますが、犬も皮膚に花粉が付着することでアレルギー反応を起こす可能性があるのです。
対処法②花粉の元となる木のあるところを避ける
花粉の主な原因となるのは、スギやブタクサなどの木です。これらの木があるところの近くを散歩すると当然のことならが花粉を浴びる可能性が高いので、散歩コースにこれらの木がある場合には近くでの散歩を控えるようにしましょう。
花粉は目に見えにくいものなので、どんなに気をつけていても知らず知らずのうちに浴びてしまいます。草むらなどにも花粉がある可能性があるので、犬がそのような場所に入らないようにきちんとコントロールすることが大切です。
対処法③体をしっかり拭き、ブラッシングをする
散歩などから戻ったら、体についた花粉を落とすためにしっかりと体を拭いてあげましょう。アルコール不使用の犬用ウェットティッシュが便利です。皮膚に花粉が付着したままだとトラブルも起こりやすくなるので、注意が必要です。
また、皮膚や毛についた花粉を落とすためにはブラッシングも有効です。グルーミングスプレーなどを使いながらこまめにブラッシングをしてあげることで、花粉による皮膚トラブルを軽減することができます。
対処法④こまめなシャンプーを心がける
花粉を落とすためには、シャンプーをするのも効果的です。特に花粉が増える時期には念入りにシャンプーをしてあげることで、犬の肌トラブルを抑えることができます。目安としては2週間に1回程度がベストなので、こまめにシャンプーをしてあげましょう。
対処法⑤洋服を着せる
犬に洋服を着せることも、花粉症対策には有効です。洋服を着せることによって花粉が直接犬の皮膚につくのを防ぐことができるので、花粉による皮膚トラブルも起こりにくくなるのです。できる限り体を覆う面積が大きいものを選ぶとさらに効果的です。
また、最近では花粉がつきにくい素材を使用した犬用の洋服も販売されているので、このようなものを利用してみても良いでしょう。
対処法⑤空気清浄機を使う
散歩から帰ってきてブラッシングや体の手入れ、シャンプーをしてあげても、花粉はどうしても家の中に入ってきてしまうものです。家に入ってきた花粉が犬の皮膚につくとやはりアレルギー反応を起こしてしまうので、注意しなければなりません。
このような家の中の花粉を対策するためには、空気清浄機が便利です。空気清浄機であれば花粉を吸い取ってくれるので、花粉症の起こる可能性を下げることができます。
今回は、犬にも多い花粉症の症状や起こりやすい犬種、また実際に花粉症の症状が出てしまった場合の対処法について紹介してきました。人と違って犬の場合は花粉症の症状は皮膚に出るので、きちんとケアをして対策をしてあげることが大切です。
できる限り犬の体に花粉を触れさせないようにして、犬がストレスなく快適に毎日を過ごせるように配慮してあげましょう。正しいケアは犬の心身の健康にとても重要なことなので、ぜひTめしてみてください。
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