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フードに入っていてほしくない原材料

ホリスティクケア・カウンセラー
青山 信子
[記事公開日]  [最終更新日]
ペットフードの原材料の中で、特にアレルギーや皮膚疾患の原因になる可能性の高いもの、長期的にみて肝臓や腎臓の機能に影響の出やすいものなどがあります。
また私達人間の食べ物とは必要な栄養面に大きな違いがありますので、その点をまとめました。
[ 目次 ]
フードに入っていてほしくない原材料
ずっと食べているフードで、「最近皮膚がカサカサしてきたみたい」や「なんか太ってきたかな、食べ過ぎ」など、今まで大丈夫だったけど、何か気になる点がでてきたということはありませんか。

フードの中には、取得量に応じて、肥満やアレルギーの原因になる原材料も多く含まれています。

まずは人間と猫・犬で、必要とする栄養素の違いから、フードに入っている必要の無いもの、気をつけたい原材料をまとめます。

人と猫と犬の栄養素の違い

雑食性の人間と異なり、猫は肉食性です。そのため植物由来の成分の分解酵素を体内に保持していない為、植物系の素材や、成分を分解することができません。これはハーブやアロマテラピーにおいて、猫に毒となる可能性がある原因の一つです。

犬は半肉食性として、植物を許容することは可能です。

これらの違いにより、必要とするタンパク質、脂質必要量、炭水化物必要量に大きな差がでます。

タンパク質は、肉や魚、チーズ、卵、大豆などから取得することができる栄養素です。
猫はタンパク質の量が、90%以上必要です。また複数の肉や魚を交互に与えることも重要です。犬は30%位上、80%以下が目安とされています。これに対し、人間は20%〜40%です。

人間の食事に取って炭水化物は欠かせないものです。近年、低炭水化物ダイエットなどの糖質制限を行う方も増えております。しかし本来の人間には30%〜65%の摂取が必要とされております。それに対し、犬・猫共に炭水化物は不要とされる栄養素です。また猫は炭水化物を上手に消化できない為、腸管などの消化器疾患を引き起こす原因にもなります。

ダイエットの際に、最も嫌われてしまうのが脂質です。人間の脂質必要量は25%〜30%程度とされ、不足すると皮膚がカサカサと乾燥するなどの影響がでます。
猫は15%〜45%、犬は10%〜65%の脂質が必要とされます。しかし良質のタンパク質を確り食べている猫は、体内で脂肪酸を精製できます為、多くの脂質は不要です。しかし炭水化物などが多い食事を取ることで、必須脂肪酸不足に陥ることがありますので、気をつける必要があります。必須脂肪酸が不足することで、組織の炎症が発生する原因になります。

このように、必要な栄養素や、不要な栄養素として大きな違いがあります。

キャットフードの中で入っていてほしくないもの

■糠糖類(米糠、ふすま)
■でん粉類(タピオカ)
■穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉)
■ホミニーフィード

これらは肉食の猫には本来分解のできない、植物性の成分となります。栄養素としても猫には不要である炭水化物です。よって本来、フードに入るはずのない成分ともいえます。

これらが原材料欄の上位3個までに表記されているフードは多数販売されております。
安易なエネルギー取得の為、長期間炭水化物を多く取得していると、正しい消化が行われないことから、肥満や、消化器疾患を発症することが多く懸念されます。


■着色料(二酸化チタン、食用赤色106号、食用黄色4号、食用黄色5号、食用青色1号)色素の色の種類は関係ありません。

着色料が複数入っているフードは、原材料を混ぜても「肉」の色にならないフードを、強制的に「肉」の色を付けて販売しています。これは人からみて美味しそうと感じさせるための飾りです。当然、肝臓に対する負担が増加しますので、入っていないほうが好ましい成分といえます。

またうんちに色素が残ることで、健康状態を確認することができなくなります。

ドッグフードの中で入っていてほしくないもの

■穀類(トウモロコシ、小麦粉、脱脂米糠、コーングルテンフィード)、
■ビートパルプ
■ホミニーフィード

犬も食事として炭水化物の摂取は不要です。ただし猫よりも植物成分を分解することができますので、植物成分が入っているからといって、大きな疾患の原因にはなりにくいともいえますが、できれば避けたい成分といえます。

しかしコーングルテンフィードとビートパルプは品質の差が大きく、アレルギーの原因ともなりますので、できれば避けたい成分です。

コーングルテンフィード・・・トウモロコシからコーンスターチを精製した残りで、亜硫酸が残留しているリスクがある。

ビートパルプ・・・サトウダイコンから砂糖を精製した残りで、硫酸の残留しているリスクがある。

これら残存薬品が長期的に体内に遺ることで、アレルギーの他、消化器疾患を発症する可能性が高くなります。


■着色料(食用赤色102号、食用赤色106号、食用黄色5号、食用青色1号)色素の色の種類は関係ありません。

着色料が複数入っているフードは、原材料を混ぜても「肉」の色にならないフードを、強制的に「肉」の色を付けて販売しています。これは人からみて美味しそうと感じさせるための飾りです。当然、肝臓に対する負担が増加しますので、入っていないほうが好ましい成分といえます。

またうんちに色素が残ることで、健康状態を確認することができなくなります。

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