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自然療法を試してみませんか

ホリスティクケア・カウンセラー
青山 信子
[記事公開日]  [最終更新日]
自然療法として、アロマテラピー、フラワーエッセンス・フラワーレメディ、ホメオパシーなど、多様なものがあります。しかしこれらは日本医学会では認められていない世界で行われてきた伝統的な民間療法の一つです。
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自然療法を試してみませんか
うちの子、調子が悪そう・・・でも、ご飯は食べるし、お腹の調子も良さそう。病院につれていく程でもなさそうだし・・・。でもいつもと様子が違う気がする。

雷や花火の音で、うちの子パニックになるのだけど・・・しつけこれって「しつけ」の問題かしら。

こんなお困りごともある家庭もあると思います。あなたならどうしますか

自然療法について

自然療法とは、地球にもともと存在する植物や鉱物などを使用して、心身を癒やし、健康に導くための療法です。

例えば、あなたが運動しすぎた翌日に、足が筋肉痛になってしまったとします。この場合の療法として、例えば「湿布を貼る」や、「痛み止めを飲む」ですとか、「オメガ3系がたくさん入った、サーモンやアボカドなどを確りと食べ、マッサージする」や、「入浴で優しくほぐす」などがあります。

「湿布を貼る」や、「痛み止めを飲む」は・・・

科学的に合成された薬剤を用いて、その部位の炎症を強制的に取り除くことで、早く治そうとする化学療法です。


「オメガ3系がたくさん入った、サーモンやアボカドなどを確りと食べ、マッサージする」や、「入浴で優しくほぐす」は・・・

自然にある食べ物などから、必要な栄養分を摂り、軽いマッサージ、入浴の温感療法により炎症を緩和させることで治そうとする自然療法です。


この違いは、強制的に医薬品などによる効能を身体に作用させて、早く筋肉痛を取るか、ゆっくり身体の治癒力を上昇させることで、筋肉痛を治していくかの違いともいえます。また副作用の違いもあります。薬剤には副作用がつきものです。もちろん食べ物にはアレルギーをお持ちのかたもあるかもしれません。また間違ったマッサージは逆効果のこともあります。

しかし自身の体質を理解し、またその時の筋肉痛の状況をみて、どちらの療法が良いか、何を口に入れるか選ぶことが、私達にはできます。もちろんいつも違う痛みであれば、病院に行くこともお勧めします。


では、あなたのペットはどうでしょうか。
痛みをこらえているのか、全く平気なのか、怖いと感じているのか、落ち着かない原因があるのか。

言葉で表現してもらえれば、すぐに対処できるのに、なかなかそれが難しいのか、ペットたちの療法です。
どこか苦しそうな気がしたから、病院に行っても「特になんともありません。」と言われてしまうこともあります。

また、他のペットより不安が強い、雷とかの大きな音がトラウマになってしまっているなど、病院や一般的なしつけではなんともしようがないことも多いです。

このような時に、自然療法の中に、色々と試してみる価値のある療法があります。
それが、ハーブ、アロマテラピー、フラワーエッセンス・フラワーレメディ、ホメオパシー様々にあります。それぞれ特徴があります。

ハーブについて

ハーブは西洋の薬草そのまま用いる療法です。和の薬草でいうところの漢方の煎じ薬と同様です。漢方薬でも副作用があるように、ハーブでも当然ながら強力な薬効があり、薬にも毒になり得ます。

ペットの健康状態に合わせたハーブを、どの程度の量を、どのように摂取するかにより、即効性のある薬や、緩やかにサポートしてくれる薬に変えることができます。しかしハーブの中には、犬や猫が過敏性反応を起こすものもあります為、必ずペットのハーバリストなどの専門家の処方や、相談を行ってください。

また家庭に日常的にあるお仏壇に供えるお香ですが、ハーブや漢方で使用される植物が入っているものが多くあります。これらで過敏症状が出たケースもあります。特に肝臓に疾患の出やすい猫には、くれぐれも気をつけてください。

「ハーブ=安全」ではなく、漢方薬と同様に注意が必要であることを理解頂きたいとおもいます。

しかし長期的に、疾患の予防、解毒などに大変有効なハーブも多くあります。

アロマテラピーについて(犬のみ)

アロマテラピーに用いるエッセンシャルオイルは、ハーブから抽出された成分が凝縮されています。その成分によりセロトニンを分泌しやすくしたいり、交感神経・副交感神経の働きを調整するなど、健康をもたらすことができます。

しかし人間には害のない量のアロマでも、解毒機能が異なる猫には毒になります。猫のいるご家庭でのアロマテラピーは行わないでください。これは猫の肝臓機能にグルクロン酸抱合が無いことが原因となります。同様にお香の使用も注意が必要です。仏間にてお香を炊いている時に、猫が仏間に入らないように注意することも重要です。

犬を落ち着かせたい時には、アロマディフューザーでの芳香療法は特に有効です。

■お勧めブレンド
 ラベンダー、マージョラム、ネロリ、イランイランの同量をブレンド
  一日2回30分程度、空気中への蒸発散布

 心を落ち着け、気が散ることがなく、集中力を高めることができますので、しつけの訓練の時のサポートに使用するなどお勧めできる処方です。

ただし、犬にも好みがあります為、嫌いな匂いと感じて嫌がる場合、その芳香療法は諦めてください。

フラワーエッセンス・フラワーレメディについて

英国のエドワード・バッチ博士の研究に基づき、植物の効能(植物の持つ生命波動)のみ転写したものです。植物成分が入っていない為、副作用の無い効能が得られる療法です。

特にストレスや情緒、精神状態に効果があり、ストレスからの皮膚疾患などに多大なる効果をあげているともいわれます。

また植物の持つ生命波動が効果を及ぼすことから、異常な波動に対し、正しい波動に共鳴させます。このため、異常がない場合は共鳴も起こりません。単なる水を与えたことになりますため、副作用のような害が無いと言えます。

様々なフラワーエッセンス、フラワーレメディが開発・販売されておりますが、家庭に備えておきたいのは、「レスキュー・レメディ(Rescue Remedy)」です。応急処置、緊急時に使用するレメディです。

車が苦手、雷が怖い、動物病院でこれからワクチン接種するなどの時に、このレスキュー・レメディを事前に数回与えることで、いつもと違う落ち着きを見せることができます。

ホメオパシーについて

植物や鉱物の成分を何千、何万分の一に希釈したものを、砂糖玉に浸透させたレメディを用いる療法です。ドイツのザムエル・ハーネマン医師により体系化された医学療法です。

精神的、身体症状の改善に効能があり、その症状や変化についてまとめたものが、マテリア・メディカ(Materia Medica)として書籍化されております。マテリア・メディカを読みながら、合いそうなレメディを投与することもできます。副作用もありません為、安心して投与することができます。

しかし重篤な症状が見られる場合、必ず獣医師の資格を持つホメオパスの診察を受けることをお勧めします。

医学療法の一つとして、獣医師のための大学院課程の学位がある国もあるなど、活用されている療法です。しかしながら、日本医師会では、当療法を完全否定しており、この見解を撤回することは難しいと言わざるを得ません。

最後に

自然療法は、症状にあわせて効果がでる療法が多様に存在します。またホリスティックケアは西洋医学などの科学療法を否定するケアではありません。

外傷があるや、明らかなる身体的症状が出ているなどの場合、応急処置として用いる。また必ず獣医師に相談の上、自然療法との併用を選択して頂きたいです。

特に投薬を行っている中で、誤ったハーブを与えたことで、効能を阻害する、また副作用を強化するなどの可能性もあります。

自然療法をはじめる際には、多くの専門家に相談することをお勧めします。

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