犬のトッピングごはん “基本の調理法と器具” 編
基本 ① ドッグフードのみの場合の80%の量を用意
ベースとなるドッグフードを用意します。
普段、ドッグフードのみで与えている量の80%がトッピングごはんの基本です。
愛犬の体質に合う、良質なものを選ぶようにしましょう。
基本 ② 野菜、肉、魚を用意(缶詰でもOK!)
ビタミンやミネラルが豊富な野菜類は、新鮮なものを用意しましょう。
ワンちゃんが大好きな肉や魚は、健康維持に大切なタンパク源です。
火を通すことで香りもよく、嗜好性もアップします。
基本 ④ 肉や魚は火を通して、ひと口大に切る
肉や魚は火を通して使います。新鮮なもので豚肉以外ならば、半生で使っても大丈夫ですが、衛生面を考えるとしっかり加熱した方が安心です。骨は取り除くかフードプロセッサーで粉状にしましょう。
基本 ⑤ フードにかけて、できあがり‼︎
いつもの約80%のドックフードに、調理した野菜・肉・魚を加えます。トッピングした食材だけで食べてしまわないように、与えるときはしっかり混ぜます。毎日、できるだけ違う食材を与えましょう。
◎ 煮汁を使う場合のコツ
ゆでた煮汁を一緒にかける場合は、ドッグフードが完全に浸らない程度の煮汁を加えるのがコツです◎水分の補給はもちろん、消化もアップします。
あると便利かも⁉︎お役立ち器具
《フードプロセッサー》
消化しづらい食材を粉砕してくれる便利なアイテム。ふりかけなどを作るのにも活躍します。我が家もよく〈おやつ〉をフードプロセッサーにかけ〈ふりかけ〉にし、トッピングの食材として使うときもあります。〈おやつ〉のときとは、また別の食感なので愛犬もなんだかワクワク嬉しそうにして食べてくれます。1台あると大活躍!間違いなしです◎
《クラッシャー》
ワンプッシュでナッツ類を砕いたりなど、少量の硬いものを細かくするのに役立ちます。
《すりこぎ》
殻が硬く、ワンちゃんには消化しづらい〈ごま〉などをするときに使用します。豆類を軽くつぶすときにも、おすすめですね◎
《圧力鍋》
骨まで与えたい、煮るなどの調理時間を短縮したいときに使用します。骨も柔らかくなります。
《ミニタッパー》
1〜2食分など、少量の調理をしたトッピング食材を冷蔵庫で保存するときに便利です。
《おろし器》
だいこん・にんじんなど生で与えたい野菜を、消化をよくするために すりおろすときに使用します。
気軽にトライしよう‼︎
トッピングごはんって、難しくないの?めんどくさくないの?と思ってらっしゃる方々もいるのでは??
でも実は、トッピングごはんって何も難しいことはありません!
「今日、ちょっと野菜を切りすぎちゃったな。」そんなときに切りすぎてしまった野菜が、愛犬のトッピングごはんの食材になります。トッピングの食材を与えるにあたって、いくつかの調理のポイントはありますが…『ただそれだけ』です。
ドッグフードをベースとしているので、完全手作り食のように必要栄養素のことを細かく計算する必要もありませんし、始めたらずっと続けなくてはいけないわけでもありません。何かと忙しい暮らしの中で〈手間抜き〉〈お手軽〉なのに、ワンちゃんが大喜びしてくれる《ごはん》になるのです。
ただし、いつまでも元気で長生きを目指すのならば『肥満は大敵』です!
トッピングごはんでは、1回の食事のトータルカロリーを変えないことが大切になります。トッピング食材として、低カロリーの野菜を加えるときは、ドッグフードの量は目安の80%より多めにします。(90%くらいまでOK)。高カロリーのロース肉や、脂ののった魚を与えるときなどは、慎重にトータルカロリーを計算して与えるようにしましょう。
あとは〈おおざっぱ〉で、まったく構いません。愛犬の様子を見ながら、いろいろな食材で試してみてください。食材を細かく切るのが手間だな〜と思ったら、全部フードプロセッサーでピューレ状にして与えても、もちろんOKです。1度に多めに作り、小分けにして冷凍保存を活用するのもいいでしょう!
飼い主さん自身が楽しみながら、気軽にトライすることが大切です◎
<おすすめ動画>
<関連記事>
トッピングごはんって、どんなもの?《手作り食》と《ドックフード》のいいとこ取りのトッピング食。お手軽のうえに簡単で、すぐにでも試せる愛犬ごはんの魅力「トッピングごはん」 この記事では、トッピングごはんの魅力についてご紹介をさせて頂きます。
<関連記事>
フードの切り替えが必要な理由と、失敗しにくい方法わんちゃんのフードは、成長や病気など様々な理由で切り替えることがあります。 また、ペットショップやブリーダーさんの所で食べていたフードと同じものが用意できない可能性もあります。 「なかなか新しいフードを食べてくれない!急に体調が悪くなった!」 なんてことが起こらないためにも、なぜフードの切り替えが必要なのか?どうしたら失敗しないのか?をお伝えします。
<関連記事>