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愛猫が吐いた!考えられる原因と対処法を説明!

動物看護士
宮井 智美
[記事公開日]  [最終更新日]
猫は吐きやすいと言われている生き物ですが、突然苦しそうに嘔吐してしまうと何か重大な病気なのではないかと心配になってしまいますよね。そこで、今回は猫が吐いた時に考えられる原因とその対処法をまとめました。
[ 目次 ]
愛猫が吐いた!考えられる原因と対処法を説明!

猫が吐きやすいのはなぜ?

猫は犬などの他の生き物と比べて吐きやすい生き物と言われています。それは何故でしょうか?

通常、動物が物を飲み込み吐かなければならない何かが起こった場合、咽頭反射と呼ばれる反射反応が起こり体外に排出する役割を果たします。

しかし猫はこの咽頭反射が弱く、飲み込んだ時に反射が起こらず胃内に飲み込まれてしまうことが多くあります。そのため胃内にて体外に排出することが必要になり、その結果嘔吐が多く起こってしまうのです。

しかしいくら猫が吐きやすい生き物だからと言って、全ての嘔吐が問題ないわけではありません。嘔吐物の形状や色、その他の全身状態などから考慮して、動物病院の診察を受けるべきか決めましょう。
もし判断が付きにくい時は動物病院に問い合わせ、指示を仰ぐと良いでしょう。

猫は毛玉で吐く

猫は毛づくろいをしますので、多くの毛を飲み込んでしまいます。
飲み込んだ毛は腸を通り排便の中に出ることもあるのですが、一度にたくさん飲みこんだ毛はいったん胃の中に留まり、塊となって嘔吐とともに排出されるのです。

猫では正常な反応になるので、毛玉を定期的に嘔吐することは特に問題視しなくても大丈夫です、
しかしあまりにも頻回の嘔吐は脱水を引き起こすこともありますし、毛玉が上手に吐き出すことが出来ない場合は毛の塊が腸に詰まり、腸閉塞になってしまうこともあります。

そのため毛玉を吐くことが苦手な猫や多くの毛を飲み込んでしまう長毛種の猫などは、大きな毛玉を胃内に作らないようにすることが大切です。

舐めるだけで毛玉の除去や形成を予防してくれるサプリメントがありますので使用すると良いでしょう。市販のものもありますが、一度動物病院で診察を受け処方してもらうと安心です。

猫は異物で吐く

猫の中にはおもちゃなどで遊んでいるうちに飲み込んでしまう猫がいますが、異物が体内に入ると排出するために嘔吐することがあります。

数回の嘔吐で異物が出れば多くの場合問題はありませんが、異物を飲み込み事が癖になってしまうと危険です。

特にタコ糸や毛糸、長い風船などは要注意です。紐状のものは飲み込むと腸の部分でアコーディオン上に絡まり、腸が腐ってしまい命に関わることがあるのです。

また吐いているのも関わらず異物が排出されない場合も摘出手術が必要になることがあります。
猫が嘔吐していて異物の可能性がある場合には、早急に診察を受けるようにしましょう。その際、飲み込んだと思われる異物があれば持っていくと診察に役立ちます。

そして異物癖がある猫を飼育する場合には異物となり得るものを飼育環境に置かないことも大切です。
おもちゃで遊んだ後にはしっかりと片付け、猫の手の届かないところに保管しましょう。

愛猫が吐いた!考えられる原因と対処法を説明!

猫は食餌で吐く

猫はキャットフードが原因で吐くこともあります。
食に対しての執着が強い猫ですと、フードを与えるとすぐに全部食べてしまうことがあります。その際、急に流れ込んできたフードに対応出来ずそのまま未消化の状態で食事後すぐに吐いてしまうのです。

吐いた物をそのまま食べてしまう猫もいますが、多くの猫は綺麗好きなので食べようとしません。すると栄養が足りなくなってしまうこともあるでしょう。

そのため、キャットフードを勢いよく食べてしまう猫には与え方を工夫してあげる必要があります。

フードを小分けにして与えたり、少量の水にフードを浸して与えたりすると食べる勢いを抑えることが出来ます。また、ゆっくり食べることの出来るように形が工夫された食器などもありますので試してみると良いでしょう。

また、フードを変更した際なども吐くことがあります。フードの組成が猫の身体に合わなかったり、急にフードが変わり猫の身体が対応しきれなかったりする為です。
処方食の利用などによりフードを変更しなければならない場合は、全部を一気に変えるのではなく、必ず少量ずつ元のフードに混ぜていくようにしましょう。
完全にフードを変更するためには、1週間程度は混ぜて与えるのが良いとされています。

猫は病気で吐く

猫が吐いている場合には病気が疑われることがあります。

中でも激しい嘔吐を引き起こす病気は膵炎です。
猫の膵炎は急性膵炎と慢性膵炎に分けられますが、急性膵炎の場合は連続しての嘔吐が顕著にみられます。また、嘔吐とともに下痢などの消化器症状、脱水なども現れぐったりとすることが多いです。

膵炎はどの年齢でも起こりやすく、主な原因はまだ解明されていません。そして早期に治療をしないと命を落とすこともある怖い病気です。血液検査で比較的簡単に診断が出来ますので、嘔吐が止まらない場合は早急に受診しましょう。

また、腎臓病でも激しい嘔吐を繰り返すことがあります。
腎臓病は主に中高齢以上の猫に見られることが多いですが、稀に若年性腎臓病と言って若い猫にも起こりうる病気です。また中毒などによって急性腎臓病を引き起こすこともあります。

腎臓病では身体から毒素や老廃物を上手に排出することが出来なくなるため、口臭がひどくなったり尿の量が増えたりといった症状が出ます。

さらに体内から水分が排出されてしまうため脱水状態となり、尿毒症を引き起こしてしまうこともあります。

腎臓病は早期の発見で延命が可能な病気です。
若い時から定期的な健診を受け、早期発見が出来るようにしていくと良いでしょう。

その他にも、猫の病気の中には嘔吐を主症状とする病気が数多くあります。吐いている原因が分からなかったり、嘔吐が止まらなかったりする場合には早急に動物病院の診察を受けましょう。

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