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愛犬の脚が腫れてる!考えられる原因と対策5選

愛玩動物飼養管理士
國澤莉沙
[記事公開日]  [最終更新日]
愛犬と暮らしていると脚が腫れていることがあります。怪我が原因の場合もありますか、他にもさまざまな原因が考えられます。愛犬の苦しみを早く和らげてあげるためにも考えられる原因と対策を紹介します。
[ 目次 ]
愛犬の脚が腫れてる!考えられる原因と対策5選
家族の一員である愛犬の健康を守ることは飼い主さんにとって重要な役割です。愛犬にはいつも元気に過ごして欲しいものですが、思わぬところでケガをしたり病気になる場合があります。

特に脚のケガは散歩が好きな犬にとっては辛いものです。愛犬の脚が腫れていると気づいた時には状態が悪化していることも多いです。早期の治療が大事ですが愛犬の脚が腫れている原因と対策を事前に知っておけば、冷静に対処でき愛犬の苦しみをすばやく和らげることができます。

本記事では愛犬の脚が腫れている時に考えられる原因とその対策について紹介します。愛犬のケガの対応や健康を保つヒントになれば幸いです。

脚の異常は早期に見つけたい

人にとっても犬にとっても脚は大切な器官です。歩行が困難になってしまうと様々な部位に不都合が現れるようになり、大きなストレスになります。

特に犬の場合には、私たち人とは違い靴下も靴も履いていませんので、常に裸足の状態です。犬の足裏には大切な神経がたくさん通っており、状況を把握して適切に行動するためには欠かせない器官になります。また、犬は人より汗腺が少なく足裏にあります。体温調節をうまく行うためなにも特に足裏のケガに注意が必要です。

また、歩行困難になってしまうと内臓の機能低下にもつながります。血流が長時間滞ってしまうと脚が壊死してしまい、最悪の場合切断という危険もあるため脚の異常には早期に対応したいものです。

愛犬の脚が腫れる原因と対策

早速、具体的に愛犬の脚が腫れた場合に考えられる原因について紹介します。適切な治療を行うためには原因を早期に特定してあげることが大切です。

①感染症や炎症

愛犬の脚が腫れている時に一番考えられることは傷があり、そこから菌が入ってしまい感染を起こして炎症しているケースです。犬の脚は常に裸足の状態であり、石などを踏んだりして傷を作りやすい状況にあります。捻挫や骨折などケガが原因で炎症を起こしてしまうこともよくあります。愛犬の脚が腫れている他に元気がない、食欲の低下、患部が熱を持っている、下痢・嘔吐の症状があるなど少しでもいつもと違う様子が見られる場合には動物病院で診察を受けましょう。炎症を鎮めるために抗生物質入りの外用薬を使用したり、抗生物質を投薬して腫れの改善を図ります。

また、炎症がひどい場合にはステロイドを併用して痛みを和らげながら治療を行います。

特に、指の間が炎症を起こす指間炎は犬がなりやすい病気の一つです。指間炎はわかりにくいので、気づいた時には強く炎症している場合も多くそうなると治療に時間がかかります。トリミングサロンなどで脚裏の毛を刈った際にも傷つけやすい場所になるので、注意しましょう。

②腫瘍などの病気

脚にできる腫瘍として多いものは皮下脂肪の下にできる脂肪腫です。ほとんどのものが良性ですが大きくなると痛みや違和感を感じて歩行困難になることもあります。多くの場合には外科手術で取り除く治療がされます。

腫瘍には良性と悪性がありますが、いわゆるガンが身体にあると脚が腫れる場合があります。特に脚の付け根にはリンパ節が通っており、悪性リンパ腫になるとリンパ節が腫れ、脚が熱をもつこともあります。

皮膚や骨に腫瘍ができた場合にも、腫瘍が肥大化することにより脚が腫れて見えることもあり外科手術や抗がん剤の治療が必要です。腫瘍が原因で脚が腫れている場合には、腫瘍に対する治療を行うことで脚の腫れを改善することが可能です。

③関節炎などの疾患

関節に炎症がでると脚が腫れる症状が現れるがことあります。関節の炎症を鎮めるために抗生物質を使用して治療を行います。関節炎の原因には老化もあるので、サプリメントなどを上手く使用して栄養バランスのとれた食事を普段から心がけて摂取するようにしましょう。

また、適度な運動とカルシウムやグルコサミンの摂取で丈夫な関節作りに取り組むことも有効です。

④骨の異常

上記で紹介したように炎症で脚が腫れる前段階として骨に異常が出たことにより脚が腫れることがあります。

骨の異常で多いのは骨折です。特にポメラニアンやチワワなどの華奢な超小型犬は少しの段差から飛び降りただけでも骨折する可能性があります。愛犬の生活スペースにはなるべく段差を作らないようにして、滑り止めなどを設置してあげると骨折の防止になりますよ。

超小型犬だけでなく、ボルゾイなどの脚の細い大型犬も骨折には要注意です。特に大型犬が骨折すると寝たきりになってしまう危険もあり、未然に骨折を防ぐことが重要です。

⑤先天性の異常

先天性の異常があり、脚の関節や骨が変形していることで他の部位を圧迫してしまい炎症を起こして腫れてしまうことがあります。

先天性の異常が見られる愛犬にはそれぞれ対応がことなりますが、愛犬が過ごしやすいように幼少期に骨を削るなどの外科手術が必要になることもあります。獣医さんとよく相談の上、適切な対処をして将来的に先天性の異常が影響しないようにします。

また、親犬にそれらの異常や病歴がないか確認することも大切です。

まとめ

愛犬の脚が腫れている原因と対処方法について紹介しました。愛犬の異常に早く気づいてあげるためには普段からコミュニケーションを取って、身体のチェックを習慣づけることがポイントです。

愛犬の健康を守るヒントになれば幸いです。

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