ペットのことをもっと知りたい!資格・検定に挑戦しよう
ペット・動物に関する資格や検定と、その取り方を解説します。
今回は、動物のことをもっと知れる、自分にもペットにも役立つ資格について解説します。
資格を取って、大好きなペットともっと仲良くなってみませんか?
ペットとのふれあいで心を癒す・アニマルセラピスト
「アニマルセラピー」とは、動物と触れ合うことで人の心身を元気にする療法のことです。
セラピーを行うのは主に犬や猫で、そんなセラピードッグ、セラピーキャットと二人三脚になって活動する人が「アニマルセラピスト」です。
アニマルセラピーには訓練された犬や猫が活躍することが多いのですが、なかには自分の飼っているペットをセラピードッグ・セラピーキャットとして育成し、活動するケースもあります。
アニマルセラピストの活躍の場は広く、老人ホーム、児童福祉施設、病院などが挙げられます。
介護施設などでは、毎日が単調になりがちで、ストレスをためてしまう人も少なくありません。
そんなとき、動物と接することで、気分が明るくなったり、心が癒されたり、生活の質(クオリティー・オブ・ライフ)を向上させる効果があるといわれています。
アニマルセラピストになるために、必須の資格はありません。
ですが、資格を持っていたほうが医療・介護の現場では信頼されるでしょう。
よく知られているのは、NPO法人日本アニマルセラピー協会の「アニマルセラピスト認定資格」です。
資格取得のためには、通学講座か通信講座を受講し、筆記試験と論文試験に合格する必要があります。
受講にかかる費用は、通学で298,000円、通信で348,000円(2019年現在)。
受講期間は通学で3ヶ月間、通信で1年間ですが、2年間実習を行う必要があります。
早く資格を取りたい人よりも、じっくり時間をかけて学びたい人向けの資格です。
ペットの食のスペシャリスト・ペット栄養管理士
「ペット栄養管理士」とは、自分で食べるものを選ぶことができないペットのための栄養管理のプロフェッショナルです。
「ペットの栄養」といっても学ぶことは幅広く、病気のペットのための食事療法、年齢に合わせた栄養学、衛生学など、ペットの健康のために必要な知識を身につけます。
資格取得のためには受験資格があり、
・大学で獣医学、農芸化学、畜産学のいずれかを修了した人
・専門学校などで動物看護師統一認定受験資格を取得した人
・ペット栄養管理士養成講習会を受講した人
などが試験を受けることができます。
一般的には、講習会に出席するのが近道です。
受験費用は10,000円ですが、講習会への参加に22,500円が別途必要になります。
費用はかかりますが、講習会のレベルは高いと評判で、自分のペットの食事について本格的に勉強してみたい、と思う人には向いています。
愛犬、愛猫のことをもっと知りたい!・ペットオーナー検定
「ペットオーナー検定」とは、ぺットと暮らしていく中で必要な知識を広く学ぶことができる検定です。
ペットのしつけや体の仕組みだけでなく、災害時の備え、ペットロスとの向き合い方など、実用的な問題が多いので、勉強するだけでも役に立つでしょう。
ペットオーナー検定は、インターネットから申し込むことで、自宅でも受験することが可能です。
また、ペットオーナー検定は「犬コース」「猫コース」「犬猫同時コース」と、飼っているペットに合わせて受験するこのができるのも大きな特徴です。
「犬コース」「猫コース」は、検定料・公式テキストを合わせて5000円(2019年現在)と、取得にかかる費用も比較的手軽で、ペットを飼っている人・これから飼ってみたいと思っている人にはぜひおすすめしたい検定です。
合格するとペットに優しい飼い主・ペットと仲良しの飼い主「ペットフレンドリーオーナー」として認定されます。
猫との暮らしをもっと楽しく・ねこ検定
「ねこ検定」は、2017年に誕生した検定です。
初級から中級、上級まで3段階あり、上級では「篤姫の愛猫の名前は?」「やや細身で少し丸みがあり、筋肉質の体型の猫のことをなんというか?」など、猫に関するかなりディープな問題が出題されます。
受験料は初級4,900円、中級5900円、上級7200円(2019年現在)。
札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡で受験することができます。
また、ねこ検定は合格するとオリジナルの名刺やピンバッジを購入することができ、こちらも人気を集めています。
「ねこ検定合格」と書かれた名刺を交換すれば、猫好き仲間と一気に仲良くなれそうですね。
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