秋の生活は危険もいっぱい!愛犬の身を守るためにできること
秋の犬の危険その① ノミ
犬に感染しやすい「ネコノミ」というのは、湿度70%、気温は21〜30℃ほどのところを好みます。このような気候になるのが7〜10月とされています。そのため、秋は犬のノミによる皮膚病が増えやすくなります。
普段からノミダニの薬を与えることは大切ですが、この時期には特に注意する必要があります。
ネコノミに感染するとヒスタミンなどのかゆみ物質が発生するので、犬がかゆみを感じて体を引っ掻き、炎症を起こしてしまうことがあるので要注意です。また、痛みを伴う場合があるので、犬が不自然な動きを取っていたらすぐに動物病院に連れて行きましょう。
秋の犬の危険その② 食中毒
「食欲の秋」なんて言いますが、この時期には犬が食べてはいけないものを食さないように注意が必要です。秋の旬といえばキノコですが、中には毒キノコもあるので犬が食べてしまわないように十分気をつけましょう。
主などくきのことしては「テングタケ」「ツキヨタケ」「ニガクリタケ」「クサウラベニタケ」ンなどがあります。山などに行く場合には犬が誤食しないように、常に見張っていましょう。
また、秋に旬を迎えるぶどうなども犬にとっては毒となる成分が含まれています。誤って犬が食べてしまわないように、注意してください。
秋の犬の危険その③ アレルギー
アレルギー反応を起こす抗体は、夏場から秋にかけて増えるとされています。そのため、この時期には犬のアレルギーにも気をつけなければなりません。普段から特にアレルギーを起こす子でなくても、この時期には注意して対応していきましょう。
アレルゲンなどにはダニなどもあるので、部屋をきれいにしておくなど、日頃からできる対策を徹底しておくことが大切です。
犬の様子が少しでもおかしいと感じたら、そのまま放っておかずに医師に相談するようにしましょう。放っておくと重症化してしまう場合もあるので、注意が必要です。
秋の犬の危険その④ 攻撃性アップ
秋のはじめ頃まで、雌犬が発情期を迎えるので、雄犬同士のいがみ合いが起こりやすくなります。他の雄犬に過敏に反応して攻撃的になってしまう犬も多いので、去勢をしていない犬などは特に注意が必要です。
また、オスだけではなくメス犬も注意が必要ですが、避妊手術をすると発情期も来なくなるので、早めに手術を受けさせておくと良いでしょう。犬にとっても余計なストレスがかからなくなるので、オスメスともに避妊・去勢手術を受けさせておくことが大切です。
他の犬に攻撃を仕掛けてケガなどをさせてしまうと、飼い主同士のトラブルにもなりかねないので、日頃から十分い注意しておきましょう。
秋の犬の危険その⑤ 病気の発生率アップ
秋には、様々な病気の発生率が上がるとされているので、注意が必要です。例えば犬の病気の中でも特に注意すべきとされているレプトスピラ病は、降雨量によって発生しやすくなるとされているので、秋の乱れがちな気候の際には特に注意が必要です。この病気はネズミを介して感染するので、ネズミとの接触などには十分に気をつけなければなりません。
また、急性うっ血性心不全などの病気の発生率も秋に増えると言われています。重症化すると命に関わることもあるので、犬が少しでも不自然な様子を見せている場合には、早めに獣医に相談することが大切です。
秋の犬の危険その⑥ 植物による皮膚トラブル
飼い主は、犬が口にするものだけに気をつけていればいいというものでもありません。触れるだけで犬の体に影響を与えてしまうものもあるので、十分に注意しましょう。
触れると危険な植物としては、菊やカーネーション、いちじくなどがあります。菊やカーネーションは触るだけで皮膚炎を起こす可能性はありますいちじくに関しても樹液や葉、枝の部分に犬にとっての毒となる成分が含まれているので、犬が触れてしまわないように気をつけましょう。
これらの植物は食べることでも嘔吐や胃腸障害などの症状が出る場合もあるので、十分に注意してください。
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