ゴロゴロの秋!? 猫が甘えている時に見せる行動
ということで今回は、猫が甘えてくる時に見せる行動について紹介していきます。
猫の甘え方その1 高めの声でなく
怒って時には低い声で「フーッ」というように威嚇する猫ですが、甘えている時には高めの声で「にゃ〜」と鳴きます。いつもよりも高めの声が出るので、接していれば甘えたいんだな、ということがわかるでしょう。
まさに猫なで声とも言える声で、まっすぐこちらの目を見つめながら鳴いてくるのでたまらなく可愛い仕草です。猫は気まぐれな生き物なので、コロコロと気分も変わってしまいがちです。猫とスキンシップを取る場合には、甘えた鳴き声を出している時に優しく撫でてあげると良いでしょう。
猫の甘え方その2 体をすり寄せてくる
犬の場合も甘えたいときなどは体をくっつけてくる場合がありますが、猫の場合も同様です。飼い主の近くに来て体を擦り合わせてくる時は、「かまって、遊んで」と思っている時なのです。何か嬉しいことがあったり甘えたい時に見せる仕草なので、覚えておくと良いでしょう。
猫も犬と同じように体を擦りつけることで、自分の匂いを相手につけようとします。これは「マーキング」と呼ばれるものですが、親しい人、信頼している人や大好きな人にのみ行う行動です。体の擦りつけと同じように尻尾をピンと立てている場合にも、嬉しさを表しています。
猫の甘え方その3 へそ天する
犬が仰向けになってお腹を見せる仕草を「へそ天」と呼びますが、猫の場合もへそ天をする場合があります。これは犬の場合と同じように、「相手への降伏」「信頼」を意味します。
もともと野生で生きていた猫にとって、急所であるお腹をさらすことは命に関わります。しかしお腹を見せても大丈夫と安心仕切っている相手にとっては、自らお腹を出して敵意がないことを示し、甘えるのです。
また、飼い主の近くでお腹を見せる場合には、かまってほしくてあえてそうしている場合もあります。そのような仕草を見つけたら、ぜひ一緒に遊んであげると良いでしょう。
猫の甘え方その4 足踏みをする
猫はたまに飼い主の膝の上や毛布などの上で足踏みをすることがあります。「前足踏み」とも呼ばれるこの行動は、猫が母親の母乳をもらっていたころの行動の名残です。毛布や人間の体を母親の乳として、ミルクを求めてこのような動作をします。
乳離れをする前に母親から離れた子には特にこのような行動がよく見られ、落ち着いて甘えている時に見せる仕草です。眠い時に行う仕草でもあるので、積極的に遊んであげるよりも、優しく撫でるなどしてあげると良いでしょう。
猫の甘え方その5 のどを鳴らす
「ごろにゃん」という言葉があるように、猫が人に甘える時には実際にのどをゴロゴロと鳴らします。猫がなぜのどを鳴らすのかということについてはわかってはいませんが、もともとは母猫とのコミュニケーションをとるためではないかと言われています。
小さな頃から母猫や人間に優しく愛情を持って育てられた猫の場合には特にこの行動が顕著に見られます。潤んだ瞳で見つめながらゴロゴロとのどを鳴らす姿は、とても可愛らしいものです。猫を飼うことの醍醐味であると感じている人も多いでしょう。
猫の甘え方その6 甘噛みをする
猫を撫でたり抱っこしたりしていると、突然甘噛みをしてくることがあります。「噛みつかれた」とショックを感じることもあるかもしれませんが、敵意剥き出しの噛みつきではなく、軽く甘噛みをしてくるのは、猫が甘えてくる時に見せる行動です。
猫は親子や兄弟の間で、遊んでいるときなどによく甘噛みをします。つまり、信頼している相手にのみ行う行動なのです。甘噛みをして遊ぶことによって、噛むときの力加減を学習していくのです。
優しく愛情深く接してもらうと猫は、そのお礼に甘噛みをしてスキンシップを取ろうとするのです。
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