ウィズぺティウィズぺティ
初めての方へ会員登録ログイン買い物かご
健康ライブラリー > 新型コロナウイルスは犬や猫にも感染するのか?注意すべき点は?

新型コロナウイルスは犬や猫にも感染するのか?注意すべき点は?

犬の食事療法インストラクター師範
竹内惠
[記事公開日]  [最終更新日]
現在、世界中で拡大している新型コロナウイルスについて、人と人の間での感染のみ認められていますが、犬や猫にも感染の可能性があるのかどうか、またペットを飼育している人はどのような点に注意して今後生活すればいいのか解説します。
[ 目次 ]
新型コロナウイルスは犬や猫にも感染するのか?注意すべき点は?
皆様もご承知のとおり、世界中で新型コロナウイルス感染が増大し、人々を恐怖に陥れています。そこで気になるのが、「この新型コロナウイルスは、ペットにも感染するのだろうか」ということではないでしょうか?

そこで今回は、新型コロナウイルスはペットにも感染するのか、また新型コロナウイルスの予防についてペットを飼育している人たちは、どのようなことに注意して生活すべきなのかについてお伝えしていきます。

新型コロナウイルスはペットにも感染するのか

新型コロナウイルスについての情報は、刻一刻と変化しており、今後どうなるかは不明です。しかし、2月28日時点で中国のメディアがペットの犬からも、コロナウイルスが見つかったと発表しました。

中国のメディアによりますと、弱陽性反応は、犬の口と鼻から出たとのことで、政府は「現時点でペットが感染したりウイルスを媒介したりすることを証明したデータはない」と見解を示しています。

今回、犬の口と鼻からウイルスが出たということで、血液検査をしたわけではないので、飼い主さんのウイルスが「付着」しただけだとも考えられます。(この犬の飼い主は感染者)

ですので、新型コロナウイルスがペットにも「感染」すると、現時点でははっきりとは確認できていません。

ただし、ペットがウイルスの運び屋になってしまう可能性は否めませんので、もしご自身やご家族が新型コロナウイルスに感染した場合は、ペットとの接触も避ける必要があります。

犬や猫が感染する「コロナウイルス」とはどういうものか?その予防方法も

厚生労働省のホームページを調べますと、そもそもコロナウイルスとは「ヒトに蔓延している風邪のウイルス4種類と、動物から感染する重症肺炎ウイルス2種類が知られている。」とあります。

今回の新型コロナウイルスは、現時点ではペットに感染すると定義されていませんが、コロナウイルス自体は昔からペットにも感染するウイルスとして知られています。特徴としては、食欲低下や下痢・嘔吐の症状がみられますが、成犬が感染した場合は症状が出ないこともあります。

犬や猫に感染するコロナウイルスは、定期的な予防接種で予防することが可能です。動物が感染するコロナウイルスには、今のところ特効薬がありませんので、対処療法での治療となります。点滴や抗生物質の投与で治療をするのが一般的です。

犬猫が感染するコロナウイルスは、元気な成犬がかかってしまった場合はさほど心配なく完治しますが、子犬や子猫、シニア世代のペットが感染すると命を落とす可能性があります。

また、ペット同士の感染もしますので、多頭飼いされている方は感染しているペットを隔離するなど、他のペットに感染しないように十分注意が必要です。

ウイルスは変化する!?日頃の予防対策について

先ほど、新型コロナウイルスはペットに感染が広がっているまでは報告されていないと、お伝えしましたがやっかいなのは、ウイルスの変異です。

インフルエンザウイルスの変異がわかりやすいと思いますが、ウイルスは毎年変異するので予防接種が効かないといった問題も出てきていますよね。

このように、新型コロナウイルスも変異してしまえば当然、人からペットへ、ペット同士で、ペットから人へ感染するタイプのウイルスに細胞が変化することも十分考えられます。

もし新型コロナウイルスの変異が確認され、ペットにも感染することがわかっても、慌てずにしっかりと予防対策できるよう日頃から考えておきましょう。

具体的には、人と同じでお散歩やお出かけから帰宅したら、手足を除菌する、洋服を着せて出かけ帰宅後洋服も消毒するなど工夫が必要です。また、飼いネコは外に出さないようにすることも必須です。

ウイルスが体内に侵入しても大丈夫な身体づくりを!腸活のススメ

皆さんは、身体の臓器のどの部分が免疫を主っているかご存じですか?
それは、ズバリ「腸」なんです。

人もペットも、腸が丈夫なほど病気になりにくいですし、病気になっても治りやすい傾向にあります。腸が丈夫である条件は、腸内環境が整っていることや、腸内細菌のバランスが良好に保たれていることです。

日頃から、添加物が使われている食品の摂取を控え、発酵食を多く食べるようにしましょう。また、食べ物だけに気を付けるのではなく、適度な運動をすることで内臓の動きが活発になり、腸も丈夫になっていきます。

ペットも人も腸活をすると、まず変わってくるのが皮膚の状態です。人は皮膚が綺麗になってきますし、犬や猫は毛並みの変化が顕著です。さらに、アレルギー体質も緩和されることがありますので、この機会に腸活について考えてみましょう。

人も犬も猫も感染症を予防して強い身体になろう!

ウイルスは、地球上で生きている以上自然界でごく普通に存在しているものですので、本来はそんなに恐ろしいものではありません。

しかし、そのウイルスが体内に入って悪さをしてしまうと、今回のように大勢の重症者や死者が出てしまうため、まずはウイルスに感染しないために、しっかりと予防することと、感染してもウイルス体内で死滅させられる丈夫な身体づくり、免疫力アップに努めることが重要です。

間違った情報に惑わされるのではなく、正しい知識で正しい予防を行うことで感染の拡大を防ぐことに繋がります。

ページ先頭へ