犬との主従関係
しつけするにも、上下関係がはっきりしていなければ、上手くいきませんね。
どうすれば犬との主従関係を築けるのでしょう。
可愛いばかりで、甘やかしてばかりでは関係性が逆転してしまいます。
では、どうすれば正しい主従関係を築くことが出来るのでしょうか。
お互いが快適な生活を送るためのヒントになるようなことをお伝えします。
参考になさってください。
犬との主従関係①甘やかしすぎはダメ
犬が初めてご家庭に来た時、あまりの可愛らしさで顔がほころんでしまったことと思います。
可愛くて何でもしてあげたい、何でも与えたい気持ちは痛いほどよくわかります。
しかし、長い共同生活。
密着した生活が定着するほどに、主従関係がとても大切なってきます。
最近、1人暮らしの人や、年配の人が飼うことがケースとして多くなってきています。
可愛いあまりに、甘やかしすぎて「しょうがないな~」と叱る事もせずに、要求されるがままに物を与え、お漏らしをしても黙って片付ける飼い主がいます。
その関係が普通になってしまうと、主従関係が逆転してしまい、犬は自分が上だと勘違いしてしまいます。
犬との主従関係②時には無視する
愛犬がどうしてもいう事を聞かなかったり、いたずらばかりして困る時があります。
いくら「ダメ!」と言っても一向に収まりません。
そんな時は「無視」をするのも効果手的な方法です。
いつもらな何をしても自分に注がれていた目線が、無視されたことで
「あれ?」とびっくりします。
犬は飼い主さんの気を引こうと犬なりに一生懸命に考えます。
どうしたら飼い主さんがこちらを向いてくれるのか、あれこれ考えます。
そして飼い主さんに無視をされないように、飼い主さんのペースに合わせてきます。
そして、飼い主さんの方が自分よりも上なんだと認識し理解します。
犬との主従関係③犬に考えさせるしつけ
前項で少し触れましたが、犬に考えさせることがしつけをする時にはとても大切だと思います。
失敗をしたから、いう事を聞かないからと体罰を与えるのは逆効果でしかありません。
体罰は恐怖からの理解で、本当の理解ではありません。
この点は人の子供をしつける事と似ていますね。
なぜダメなのかをきちんと理解していなければ、きっと同じことを繰り返します。
それでは人に対して不信感が強くなり、性格が歪んでしまうこともあります。
では、どのようにして理解させたらいいでしょう。
それは2歳児や3歳児に話すように、簡単な言葉でゆっくりと何度も話しかけるように伝えます。
犬はとても賢い動物です。
根気がいるかもしれませんが、次第に理解し、飼い主さんの言いつけをしっかりと守れる子になります。
犬との主従関係④上下関係が逆転
意外と多いのが、飼い主さんが知らず知らず取っている無意識の行動で、犬との上下関係を逆転させている事があります。
一つ例に挙げてみましょう。
可愛い愛犬を抱っこするシーンを思い浮かべてみて下さい。
犬をたて抱きにし、犬の手を飼い主さんの肩に乗せて抱いていませんか?
この行動は犬の世界のマウンティングという上下関係を示す行為に当たります。
相手よりも自分が上に乗った方がエライという習性があります。
肩に手を乗せさせてくれるということは、僕の方がこの人より上なんだと思ってしまいます。
次の項でどんな行為があるか幾つかご紹介します。
犬との主従関係⑤上下関係逆転に繋がる行為
上下関係が逆転してしまう可能性のある、日頃の間違った行為を以下に挙げてあります。
当てはまるものがあるか、確認してみてください。
①おやつを上げる時は指示に従うが、普段は従わない。
②抱っこする時に犬の目線が高くなることが多い。
③ドアから出る時、犬が先に出る。
④お散歩の時、犬が飼い主さんより前を歩く。
⑤叱るとうなる。
⑥欲しがるとついおやつを与えてしまう。
⑦飼い主さんが呼んでも反応しない。
⑧無駄吠えをする。
⑨くわえた物を返さない。
⑩じゃれている時に飼い主さんの手足や服を甘噛みしたりする。
⑪ベッドやソファに勝手に上がって、動かそうとするとうなる。
⑫飼い主さんの手足を抱えてマウンティング行為(腰を振る)をする。
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